SHSへの入社と審査業務現場への配属
高校時代から一番になりたい、目立ちたいという気持ちが強かった阿部。大学2年生から40社ほどのインターンシップに参加し、業界問わず多くの企業を見てきた。
「自分自身が一番輝ける会社で働きたい、早くリーダー職になりたい」という軸で就職活動を行い、いくつかの企業を受ける中でSHSに入社を決めた理由は、選考で出会った社員だったと言う。
「SHSに決めた理由は、選考を通していく中で出会った女性社員の方です。年齢が自分と近いのに輝いて見えたというのが第一ですね」
自分も彼女たちのようにキラキラした人になりたい、若いうちからキャリアを積んでいきたいという思いで入社を決意した。しかし、25名ほどの同期のほとんどがコールセンターに配属が決まる中、阿部は唯一の審査業務の現場への配属となった。
同期と業務が異なることで不安なこともあったが、前向きな気持ちで配属先と向き合っていたと阿部は当時を振り返る。
「同期の人たちがほとんどコールセンターの現場へと配属される中、唯一私だけがコールセンターではなく審査業務の配属となりました。
配属が決まった時は、スタート地点が違うということにそこまで不安はなかったのですが、よくよく考えると悩むポイントがズレてしまうだろうし、進み方も違ってくるだろうなと少し不安はありましたね。でも、そこまで不安になるタイプでもないので、とりあえずやってみようという感じで」
FCとしてのステップアップ
新卒で現場に配属された当初は、現場の業務を覚えることが仕事だった。配属から半年経ったころから、派遣スタッフさんの勤怠面談への同席やシフト回収などクライアントから巻き取ることのできる仕事が増えていったという。
「今考えると、まずは業務を知るということが重要だったのかなと思いますし、今のFC(※)リーダーとしての自分があるのも、きっちり基礎を固められたからだと思います」
新卒2年目の夏から1人で現場を任された阿部。クライアントとの関わり方が大きく変わり、現場での苦労も多かったと語る。
「現場でFC業務ができるように取り組んでいたのですが、そのためには実力をつけなくてはいけません。中でも、クライアントとの関係構築には苦労しました。
役職が上がらないと自由に動き回れる時間が少ないので、まずは現場での役職を上げていくことに注力しました。しかし、実際に管理職に上がると、スタッフさんとの面談や無断欠勤したスタッフさんへの連絡なども取らなければならず、交渉に対する苦労がありましたね」
FCとして現場をよりよくしていくため。しかし、それは一派遣スタッフとしてではなく、FCとして現場に来ているのだということをクライアントに理解してもらう難しさを実感する出来事だった。
この問題に対し、阿部は自分の存在価値を上げていくことを意識したと言う。
「とにかく、認めてもらうというのが重要だと思っています。そのためには、現場の業務を完璧にして、クライアントにとって抜けられると困るような存在となる。
そして、これがFCの仕事なんだということをスタッフの方々に理解してもらい、FCの業務を業務時間内にさせてもらえるような関係性の構築が大事だと思っています」
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FCリーダーまでの道のりと苦労
阿部は、FCとして着実にステップアップしていった。それでも、同期の2名が先にFCリーダーに昇格しており、入社時から一番になりたい、早くリーダー職につきたいという想いがあった阿部にとっては悔しさが募った。
新卒4年目をむかえると同時に、ついにFCリーダーに打診された阿部は、当時の心境を次のように語る。
「先に同期の2人がFCリーダーをしていたこともあって、悔しい気持ちもありました。それでも、リーダー昇格はめざしていたことなので、打診された時は率直にめちゃくちゃ嬉しかったですね。
ちょうど打診がある数日前に、新卒当時の現場リーダーに『私って、いつリーダーに昇格できますかね』と相談していたんですよ。その時には、『まだ土俵に入れていない』と厳しい言葉をいただき、私は自分が思っているよりもまだまだリーダーになれる人格やスキルが足りないんだとすごく落ち込んでいた中でのお話だったので、そこも含めるとすごく嬉しかったですね」
リーダー職になることがもともとの目標であったことと、新卒入社の社員の目標になれるような人になりたいという想いから、FCリーダーとなることを快諾した。
しかし、その後はFC時代とはまた別の苦労が出てきたと言う。
「ユニットのメンバーが一番関わることが多いのですが、同じ現場に入っているわけではありません。各自が現場の中でどういったことを頑張っていて、どういったことに苦労しているのか。直接本人から話を聞かない限りわかってあげられないところが、今も苦労している部分です」
阿部は、この課題に対して月1回のユニット内ミーティングと1on1を実施し、メンバーの想いや頑張り、苦労などをヒアリングし、解決していきたいという気持ちで動いている。
苦労とは反対に、FCリーダーになったことで嬉しい出来事もあったと言う。
「後輩から『憧れです』と言ってもらえた時は、お世辞でもめちゃくちゃ嬉しかったですね。そこをめざしてFCリーダーになった経緯があったので、少しずつ叶えられていることを実感できて、すごく嬉しかったです」
誰かの憧れになりたい──FCリーダーとしての今後の思い
新卒から5年間FCとしてキャリアを積んできた阿部は、FCの魅力を次のように語る。
「FCの魅力は2つあります。1つめは、現場によってそれぞれ求められることが全然違うことです。その結果、現場移動した時はさらなるチャレンジができるため、自分の成長にもつながるというのはすごく大きいと思っています。
2つめは、出会うスタッフさんがクライアントの方に直接雇用され、転籍していく。その中で、今までは自信がなかったのに管理者までどんどん昇格していったり、そういった活躍を見て後押ししたりできるというのが、自分の中ですごく楽しく思う部分です」
現場が変わると、業務内容も関わる人も変わるため、新たな環境で挑戦ができる。そして、スタッフを近い距離で応援できるということは、FCでなければ経験できない大きな魅力である。
FCリーダーとしての今後の目標は、入社当時の想いが根底にある。
「FCリーダーをさせてもらっているからには、いろんな人に『阿部さんみたいになりたい』と思ってもらえるようなFCになっていきたいという想いが第一にあります。
入社した当時、『こういった女性になりたい、こういったキラキラした人になりたい』という気持ちで入社したので、自分自身がそういった人になれるような、誰かの憧れやめざす人へとなれるように、キャリアを積んでいきたいなと思っています。
可能であれば、FCリーダーに限らずエリアリーダーとか、少しずつ上がっていけるように今のうちに自分にしかできないことを積み重ねていきたいです」
明るく前向きで、入社当時から変わらぬ高い目標を持ち続ける阿部。これからも、誰かの憧れとなる背中を見せ続けてくれるだろう。
※ 記載内容は2024年5月時点のものです

