【就活エピソード】インターンで感じた違和感やワクワクが就職活動の軸に
──まずは、2022年に新卒入社したHAYASHIさんに就職活動を振り返ってもらいたいと思います。就職活動は、どのように進めましたか?
HAYASHI:業界や職種は絞らずに、自分の軸に合う企業を受けていました。どのように軸を決めたかというと、大学3年生の夏にいろいろな企業のインターンシップに参加し、その中で感じた感情を曖昧なままにせず言語化していったのです。とくに、現場の社員の方との相性が一番大きなポイントでした。
──三井住友カードに入社を決めるにあたり、軸になったことは何ですか?
HAYASHI:3つあります。1つめは「自分が好きなことかどうか」です。就職活動時はコロナ禍で、キャッシュレス決済が急激に普及していました。新しいことが好きな私にとって興味深いサービスでしたし、今後成長する業界だと感じました。
2つめは「女性が働きやすいこと」です。将来的にライフステージが変わっても働き続けられる会社を希望していたので、その指標として男性の育休取得率を参考にしました。男性の育休取得率が高い会社であれば、女性へのサポートも手厚いのではないかと考えたのです。当時、三井住友カードは他社よりも高かったため、女性も働きやすそうだと感じました。(2024年3月末時点では98.5%)
3つめは「先進性と安定性のバランス」です。コロナ禍で多くの企業が厳しい状況に置かれているのを目の当たりにしたこともあり、外的要因の影響を受けづらく、将来性のあるキャッシュレス事業が良いのではないかと考えました。
──エントリーシートの書き方で工夫したことはありますか?
HAYASHI:「知らない人が一目見て理解できるかどうか」を最も意識していました。自分では自信を持って書いていても、その出来事を知らない人に「何を言いたいのか全然わからない」と指摘されることがたくさんあったのです。
エントリーシートは、留学、アルバイト、課外活動の3つを用意して、企業によって使い分けていたのですが、それぞれその活動を知らない人に5人ずつチェックしてもらい、全員が私の伝えたいことを理解できるまで何度も修正を重ねました。
──グループディスカッションで心がけたことを教えてください。
HAYASHI:自分の強みであるコミュニケーション力を発揮する場所だと考えて臨みました。私はクラシックバレエを長年やっていて、舞台に立つ機会が多かったため、あまり緊張しない性格です。そこで、質は高くなくても積極的にアイデア出しをすることで、場の空気を温める役割をしようと決めていました。
限られた時間内に皆で話し合いながらゴールに向かうには、たくさん意見を出す人、軌道修正をする人など、それぞれの役割が大切です。自分が得意な役割を担うことで、強みを発揮することがポイントだと思います。
【研修制度について】実践的な研修に加えてメンター、アドバイザーがサポート
──つづいて、IWAHASHIさんに研修について聞きたいと思います。新卒研修のプログラムについて教えてください。
IWAHASHI:まずは、入社前に全3回の内定者研修を行います。内定者研修では、社会人としての心構えを学ぶグループワークや、当社業務に関する講義を実施しています。
入社後4月に実施する新入社員研修は大きく3つに分かれており、最初は三井住友フィナンシャルグループ全体での研修が4日間ほどあります。次に、人事部主催の研修を10日間ほど実施し、最後に各本部に配属されて事業について学んでいきます。
──具体的にはどのような研修がありますか?
IWAHASHI:基本的には新入社員の基礎を整える場と位置づけており、ビジネスマナーやロジカルシンキングを中心としたビジネスベーシックスキルを学びます。また最近では、データ分析やデジタルリテラシーを学ぶ研修にも力を入れています。
他には、実際の業務で発生する資料作成や議事録作成、スケジュール管理などを体験し、上司役への報告を含めた実践的な仕事の進め方を学ぶビジネスシミュレーション研修もあります。
──OJTやメンター制度、アドバイザー制度についても教えてください。
IWAHASHI:OJTは、各部署にいるOJTリーダーという実務指導員を中心に実施します。OJTリーダーは、ある程度ビジネス経験を積み、指導方法などの研修を受けた社員が担当し、新入社員の成長をフォローします。
メンター制度は2025年から導入された新しい制度です。OJTが実務的な指導を行うのに対し、メンターはさらにキャリアを積んだ社員が気軽な相談相手としての役割を担います。新入社員2〜3名に対して1人のメンターが配置され、週1回15分程度の面談を行いながらサポートしています。
メンターがつくのは入社後1年間ですが、2年目はアドバイザーがサポートします。アドバイザーは別部署の先輩社員が担当し、キャリアや他部署の仕事内容を知ったり、人間関係を広げていったりするサポート役を担います。
──HAYASHIさんは、研修やアドバイザー制度で印象に残っていることや役立ったことはありますか?
HAYASHI:研修で印象的だったのは、名刺交換の練習です。名刺交換にも細かいルールあることを知り、「社会人になった」と実感しました。
また、私は入社2年目の頃、業務量が増え自分のキャパシティを超えてしまいそうになったことがあるのですが、アドバイザーにタスクの優先順位のつけ方などを相談できたことがよかったです。そういった具体的なアドバイス以外にも、漠然と不安を感じていることなども相談できます。
【よくある質問~仕事編~】年齢にかかわらず、自律的にキャリアを考える姿勢が必要
──ここからは、就職活動中の皆さんが気になることを聞いていきます。まずはHAYASHIさん、これまでのキャリアの中で、とくに印象に残っている挑戦について教えてください。
HAYASHI:入社1年目に、商業施設を運営する大企業の担当になったことです。お客さまにとっては、私が1年目ということは関係なく、新しい担当者として見られます。先輩たちにサポートしてもらいながら、日頃のメールのやりとりや毎週の打ち合わせ、議事録の共有などから学びました。
担当していた大企業に対して新規の提案を行っていたため、社内でも役員への報告が必要な機会がありましたし、お客さま側の経営層の方たちとお話しする機会も多々ありました。大企業の役員クラスの方の雰囲気や視座の高さを肌で感じられたのは良い経験になりましたし、細かな調整業務などを経験できたことも、その後の仕事に活きています。
──大きな案件を担当することのプレッシャーはどのように乗り越えましたか?
HAYASHI:私がメイン担当ではありますが、先輩方も含めたチーム体制で取り組むため、困ったことがあれば、すぐに相談して確認するなど報連相を徹底しました。それが安心にもつながり、プレッシャーを感じながらも担当としての役割を果たすことができました。
──入社前後でギャップを感じたことはありますか?
HAYASHI:就職活動中に先輩社員から聞いてはいましたが、「若手でもこんなに大きな案件に関われるのか」と知ったことは、良い意味でのギャップでした。
一方で、それはプレッシャーの大きさにもつながります。「社会人はこんなに責任感を持ちながら仕事をしているのか」と、苦しくなる時期もありました。
IWAHASHI:私は、自分のキャリアは自分自身で切り拓いていく必要があることが、良くも悪くもギャップに感じました。入社前は、ある程度キャリアの方向性が決められていると思っていましたが、当社は年齢や入社形態にかかわらず、自分のキャリアは自分で築いていくという方針です。
何もしなければ目の前の業務だけで日々が過ぎていくので、自分には何が必要か、どんなスキルを磨きたいかを常に考えて、行動に移すことが大切だと感じています。
──やりがいを感じるのは、どんな時ですか?
HAYASHI:自分の仕事で誰かの生活の一部を変えることができたと感じる時です。たとえば、2024年4月から新Vポイントがスタートしたのですが、その1年ほど前からポイントの移行に向けた交渉を加盟店の方たちと進めてきました。
Vポイントが付与できるようになった日は、私も店舗でポイントが貯まることを確認して、「これが1年間取り組んできた成果なのか」とやりがいを感じることができました。
IWAHASHI:私は、新入社員研修や内定者研修の設計・運用を担当しています。1年間かけて企画した研修を実施して、新入社員が各部で頑張っている姿を見たり、部署の皆さんから活躍している様子の報告を受けたりする時にやりがいを感じます。
また、マネジメント層向けのキャリア研修を企画した際には、自分の目線だけでなく幅広い視点で企画を進めていく必要があり、大きな経験になりました。
【よくある質問〜カルチャー編〜】垣根のない雰囲気で、自分の意見を発信しやすい
──お2人から見て、どのような人が三井住友カードで活躍していますか?
HAYASHI:常に自分の意見を持って、それを発信できる人だと思います。1年目の社員でも、上司から「あなたはどう思うの?」と意見を求められるのです。しっかりと自分の考えを持って会議に参加すると、「担当者としてHAYASHIがそう思うのであれば、その方向で進めてみよう」と若手の意見を尊重してくれる文化があります。
これはキャリアについても同様で、「自分はこういう仕事がしてみたい」と発信できる人が活躍している印象です。
IWAHASHI:それに加えて、自分の意思を実現するためのプロセスまで考えられる人は、さらに伸びると感じています。新入社員の多くは、「私はこう思います」という発信はできるのですが、「実現するためにどのように行動すべきか」まで考えられると、その後の成長が早くなると思います。
──たとえば、文系・理系で活躍のフィールドが違うことはあるのでしょうか。
IWAHASHI:その違いはとくにありません。現在、デジタル&マーケティングコースで採用された人は、その専門性を究めていく部署に配属されますが、それ以外は文系か理系かで配属が変わることもありません。バックグラウンドを活かしながらも、自分の意思を持って希望すれば、そこに向けたキャリアやスキルアップができる環境があります。
HAYASHI:実際に私も営業から人事へ異動しましたが、これも自分の希望を発信した結果です。もともと人と関わることが好きで、フロント、ミドル、バックすべての方面から業務を経験したいと思い、社内公募制度に応募しました。
IWAHASHI:そういったキャリアチェンジを支援する制度も充実しています。社内副業や社内インターンなど、部署の雰囲気や仕事内容を体験できる制度もあるので、自分がやりたいこととマッチしているかを確認できます。
──最後に、三井住友カードの風土やカルチャーの特徴を教えてください。
HAYASHI:風通しがいい会社だと思います。服装が自由だったり、役職に関係なく「さん付け」で呼ぶ習慣があったりすることが、風通しの良さにつながっていると感じます。
IWAHASHI:皆さんコミュニケーション能力が高く、上司部下の距離感も近いです。「ちょっといいですか?」と気軽に相談できますし、他部署への協力依頼も快く引き受けてもらえます。会社全体で協力して仕事を進める意識が根づいていることが魅力の一つです。
※ 記載内容は2025年8月時点のものです
