「いいものをみんなに伝えたい」という想いが、モチベーションの源泉
未来に必要な「考える力」を育てる小学館の通信教育「名探偵コナンゼミ」。岡﨑は、その教材を活用している会員の維持や新規会員を増やす取り組みを行っています。
いいものをみんなに伝えたい──そのひたむきな想いと姿勢は、幼いころから変わっていません。
「私は、もともと引っ込み思案で、思っていることや感じていることをパッと口にできるタイプではなかったんです。そのため、小学生のころから文章を書くことの方が好きでした。今でも覚えているのは、自分の書いた読書感想文がコンクールで入賞したこと。好きなものについて誰かに伝えるのってこんなに楽しいことなんだと発見しました。
また、中学校、高校、大学と進んでいろいろなものに出会ううちに、気に入ったものを集めるようになりました。雑誌に好きなコーディネートがあったら切り抜いて、コラージュして。自分がいいと思えるものを収集し、自分がワクワクするように編集するのが好きでしたし、その魅力を人に伝えたいという想いがありました」
大学卒業後は、地元山形県にある広告代理店に入社。その後、地域の情報誌を作っている出版社に転職し、15年間勤務しました。
「最初は、編集の仕事もしつつ営業もしつつというかたちでした。その後、編集に絞って取材や企画立案などを担当し、編集長まで務めました。
地元で名が知られ、愛されている会社だったので、情報誌に限らずさまざまな仕事の依頼を受けていましたね。山形市の観光ガイドパンフレットを作ったり、旅館のブランディングをやったり、テレビに出たり。商品のプロデュースなども経験しました。
とくに、山形の観光ガイド制作は、忘れられない思い出です。どうやってエリアの魅力を伝えるか考えた結果、ラーメンに行き着きました。山形市は、じつはラーメンの麺の消費額が全国ナンバーワン(総務省統計局調べ) 。それなのに、当時はあまり知られていませんでした。
その背景を深掘りし、特集ページを作って伝えられたら、きっとおもしろくなる。実際にその土地ならではのおもしろさを取材して巡り、山形ラーメン普及の発端に迫れたこと、コンテンツとして発信できたことは、充実感とやりがいがありました」
すべての仕事に共通していたのは、対象となるコンテンツの魅力を最大限に引き出して伝えるということ。「いいものをみんなに知ってもらいたい」という気持ちでとことん深堀りする──今の仕事にもつながっている岡﨑のモチベーションの源泉です。
キャリアを活かした新たな挑戦。サービスの価値を引き上げる企画づくり
これまでの自分のキャリアを活かしつつ、未知の領域に挑戦したい。岡﨑の中で新たな気持ちが芽生え、2019年にShoProへの転職を決意します。通信教育事業部 ビジネス推進課に配属され、通信教育の継続施策の遂行と会員増進に向けた取り組みを担うことになりました。
「当時は、『名探偵コナンゼミ』の前身となる『まなびwith』というサービスがあり、入社後はそちらで顧客継続のための施策を担当しました。会員様への調査をもとに、どうしたらもっとご満足いただけるか。どのような企画を出せば魅力を感じてもらえるかを考える。お子さま向けの通信教育なので、お子さまに楽しく取り組んでいただけるような施策を考えるのはもちろんのこと、親御さんにも価値を感じてもらえるコンテンツ作りを心がけました。
毎月会報誌を発行して、お子さまの勉強の取り組み方やモチベーションの上げ方のポイントを紹介したり、それに伴った親御さん自身のマインドをどう変えていくかなどの記事を掲載したり。親子ともども、もっと『まなびwith』を好きになってもらえるような企画をめざし、実施していきました」
現在は、「名探偵コナンゼミ」の会員維持施策推進を行うほか、新規会員を増やすためのプロモーションにも携わっている岡﨑。通信教育事業部とマーケティング部を行き来し、商品の魅力について発信しています。
「入社してからあらためて思ったのは、質の高いコンテンツを作っている会社だということ。ShoProのメンバーは、『考える力』を身につけられるような教材にすべく細部までこだわっています。たとえば、いろいろな教科を横断した『複合教科問題』というものがあるのですが、これは教材開発者が『これから必要な考える力が身につくように』と想いを込めて作問したものです。
そういった、制作チームの意図を会員様にもっと伝わるようにしたい。そうすれば、今以上にもっと価値が生まれると感じました。そこで、外部から来た私だからこそ、違う視点でサービスのすばらしさを発見できます。その部分を発信することがチームへの貢献につながると思いました」
ユーザーのリアルな声を届ける──温度が伝わる情報発信へ
直近では、新規会員を増やす施策とした新コンテンツ「入学準備バッチリBOX」の企画に携わった岡﨑。2024年4月入学の小学1年生に対して、入学前に準備しておくと良いワークと文房具をセットにして届けました。
「親子ともども、安心して4月を迎えるための準備ができるセットです。企画からクリエイティブまで、ほとんど全部に関わっています。ワークの内容はコンテンツ開発室と相談の上、どういう順番で並べたらいいのかまで、しっかり話し合いました。
入学までに、お子さまが机に座って家庭学習を始められるステップを踏み、4月からコナン君と一緒に勉強ができる。そんな、階段の役割となるアイテムを作りたいなと思っていました。コナン君と一緒に勉強を楽しめる商品になったので、入会のきっかけになってくれればいいなと思いました」
教育という未知の領域であっても、前職までのキャリアを活かして自分にできること、自分が伝えたいことをひたむきに探し、かたちにしていく岡﨑。仕事をする上で大事にしているのは「温度を伝えること」だと語ります。
「どんなにすばらしいことでも、『良い商品ですよ!』と言われるだけだと伝わらないですよね。実際にお子さまが取り組んでいる姿や、どのように取り組んだからこうなれたという実例を、目に浮かぶようなかたちで伝えることで初めて自分事化して考えることができると思うんです。
通信教育というのは、ややもすれば一方的に届けられ、ただ教材が届くサービスとして映ってしまいます。でも、実際のお子さまの一生懸命な姿を通して「自分のほかにもがんばっている会員がいる」ということが伝われば、会員様のモチベーションアップにもつながるのではないでしょうか。それが教材の体温を1度上げることになるのではないかと思っています」
通信教育としても、エンタメとしても。広く受け入れられるサービスをめざして
ShoProに入社して5年目。チャレンジし、順調にキャリアを積んで未知だった教育業界の輪郭を捉えられるようになった岡﨑。今後、ShoProで描きたいビジョンについて語ります。
「お子さまの良き学習サポーターとして愛してもらえるよう『コナンゼミ』の魅力をもっと多くのご家庭に伝えることで、活用してくれる会員様を増やしたいです。それが、サービスコンテンツとしては一番大事なことなので、真摯に取り組みチーム一丸となって育てていきたいですね。
具体的な施策としては、お子さまのモチベーションが上がるような、教材に取り組みたくなるような仕掛けを作っていきたいです」
直近で取り組んでいるのは、来年度からの会員様向けに「文武両道とくぎキッズ!」という会員のお子さまへのインタビュー企画です。
「通信教育で成功するためには、空いたスキマ時間をいかに利用できるか、うまくタイムマネジメントできるかが肝です。上手に時間を使って、自分のやりたいことや得意なこととの両立も叶えているお子さまのお話を紹介しています。たとえば空手、ピアノ、迷路制作などです。
掲載されたら、お子さまをはじめご家族からも喜ばれます。『見本となるべく、もっとがんばらなきゃ』と(笑)。会員の皆さまのモチベーションを高め、継続いただくための仕組みになると思うので、来年度は、この特集のボリュームを増やし、紙媒体でも出せたらいいなと思っています」
心から気に入ったものを、温度を上げて発信するという、一貫したモチベーションでキャリアを築いてきた岡﨑。これからも、「名探偵コナンゼミ」の魅力を世の中に伝えていきます。
「当社では、エデュケーションとエンターテインメントをかけ合わせた『エデュテインメント』という言葉をよく使うのですが、『名探偵コナンゼミ』こそエデュテインメントを体現しているサービスだと思っています。
キャラクターと一緒に楽しみながら学習に取り組めるというのは、通信教育として他にはない魅力。国民的キャラクターがきっかけでも良いし、かつ教育コンテンツとしてしっかりとした作り。コナンが持つ魅力と、教材の持つ魅力の両軸を伝えることで、エンタメとしても通信教育としても世間に受け入れられていく。そんな、作り手にとってもワクワクとさせてくれるような広げ方をしていきたいです」
※ 記載内容は2024年2月時点のものです
