保育理念である「あったかい心をもつ子どもに育てる」ために
ShoProは、キャラクターライセンスや映像制作、そして教育事業に従事する会社。そのグループで、保育の専門会社として立ち上がった(株) 小学館アカデミーにて、人財開発課の責任者を務めるのが増田です。
「もともとはベビーシッター事業から産声を上げた事業です。そこから派生して、保育園事業を始めたのが今からおよそ16年前。事業自体はまだまだ歴史が浅いですが、56周年を迎えたShoProが教育ビジネスを根幹のひとつとしているので、これまでに蓄積された知識と経験、ノウハウを保育園事業に生かす形で運営をすることができました。
そして2022年、専門会社化により得意分野に集中することで、スピーディーな意思決定と柔軟な組織運営を実現し、さらなる保育サービスの質向上をめざそうと、新たなスタートをきったのが(株)小学館アカデミーです」
全国9都府県に保育施設を持つ小学館アカデミーの保育理念は、「あったかい心をもつ子どもに育てる」。この理念に基づき、日常の中で「あそび・せいかつ」を通して、子どもたちの健やかな「こころ」と「からだ」を育むことを心がけています。
「保育園は、子どもたちにとって初めて社会生活を送る場所です。そこでたくさんの経験をし、私たち独自の考え方『楽習保育(R)』により、子どもたちが自ら学びたくなるような生活ができることを大切にしています。
もちろん、先生方にも楽しみながら自由な保育をしてほしいです。たとえば、音楽の時間と言えばピアノやオルガンのイメージですが、他の楽器が得意な先生がいたらその楽器を持ってきて、演奏してもらうのも大歓迎。先生の得意なことを通じて、子どもたちも自分の好きなこと、興味のあることを見つけられる……そんな保育をめざしています」
先生も子どもも楽しみながら成長する保育を実現するための重要な役割が、増田が担当する採用と育成です。
「私の部門は主に、保育園職員の採用と、入社後の研修の設計や運営を行っています。研修に関しては、入社前から入社後の合計3年間、私たちの実践する『楽習保育(R)』について導入~実践~発展というステップで行う育成研修を、職員全員に受けていただいています。保育・栄養士・看護師・事務と職種はさまざまですが、各専門性を高める研修もあれば、保育園におけるマナーや社会人力、保育施設内で起こりうるリスクに対する危機管理まで、手厚く学んでいただける内容です。
さらに、育成研修を終えると、日頃の感謝という意味も込めていますが、もう1つ視野を広げる機会にしていただきたいという狙いももって海外研修をご用意しています。ハワイやニュージーランドなど個を大切にする保育を実践し、保育の環境設定においても学ぶところが多いエリアに行き、現地の保育を肌で感じてきていただきます。帰国後、吸収してきたことを現場に取り入れていただくことが目的です。コロナの影響でブランクができてしまいましたが、この海外研修を楽しみにされている方も多いので、いよいよ再開してまいります」
複数の部署を経験したからこそ感じる”文化”と言っていい「人の良さ」
いまでこそ、小学館アカデミーの保育事業を支える役割を担っている増田ですが、会社を志望したきっかけは、ShoProキャラクターの代名詞である『ドラえもん』でした。
「もともとドラえもんが好きで、『ドラえもんミュージカル』を観に行ったりしていたのですが、母親が経営していた飲食店の常連さんの中に、そのミュージカルを担当している社員の方がいて。具体的な仕事のイメージができ、『こういう仕事もあるのだな、すごく良いな……』と興味を持ち、ShoProを志望したという背景があります。それですので、正直最初はメディア部門が希望でしたし、恥ずかしながらShoProに保育事業があることは後から知ったんですよ(笑)」
入社後は、子ども向けの英語教室の運営担当。その後、ライセンス事業部の増員を進める際、増田に白羽の矢が立ち、異動することに。さらにその後、総務人事部に異動し、新卒既卒含めた採用と研修業務に携わります。
総合職で入社したがゆえに、さまざまな部署を経験してきた増田ですが、一貫して感じていることがあります。それが、ShoProらしい「人の良さ」です。
「ShoProグループ最大の魅力は、『人の良さ』だと思います。私が入社した当時、『人がメディア』という会社のキャッチフレーズがありました。その頃から『人で勝負している会社』だと感じていましたが、年々その思いは増幅しています。
どこの部署に行っても、とにかく人が良い。社内だけでなく、パートナー企業の方々も、です。そのため、保育事業の職員を採用する際も、その人らしさを知るために、一人ひとりとじっくり向き合うことを大切にしています」
もうひとつ、増田が会社の魅力として挙げたのは、「横のつながり」。単独の事業部では叶えることが難しいであろうことが、他部署と連携することで次々と実現しています。
「たとえば、過去に行ったスポーツプロジェクト。ShoPro内のとある部署から、子ども向けのラグビーを普及させたいという相談がありました。そこで、まずはひとつの園でトライアルできないか検討していたところ、『だったらうちの部署でもこんなことができます!』と次々に提案があがり、結果『うんどうの達人』という運動プログラムを開催することができました。
ほかにも、一般の企業さんとコラボレーションして食育の冊子を作ったことも。これからも、ShoProグループだからこそできることにチャレンジしていきたいですね。困ったときに助け合える横の関係性も、我が会社ながら素晴らしいなと思います」
お互いに納得のいく採用をするためのこだわり
総務人事部での総合職採用と、小学館アカデミーでの保育専門職採用の両方を経験した増田だからこそ、採用には人一倍のこだわりと信念があります。まずは、ミスマッチを防ぐこと。
「採用において、ミスマッチが起きるとお互いにとって辛いものになってしまいます。入社したはいいけれど自分のめざしたい方針ではなかった……といった理念の違いで辞めてしまうことは避けたいんです。保育の世界は特に、理念が合うか合わないかはとても大きなポイントになっていると感じています。
小学館アカデミーの保育理念は、先にお伝えしたとおり『あったかい心をもつ子どもに育てる』ですが、『あったかい』って抽象的ですよね。ですが、面接でじっくりお話させていただくうちに、基本的な保育方針はもちろん、皆さんの中で『あったかい心とは』を考えてくださっているんですよ。
こちらとしても、現在の保育状況について良い点も課題がある点も、噓偽りのないようにお伝えする。実際に働いている職員にも、入社してどうだったか、気になっていることはないかをアンケート調査して、そこで出た意見なども隠さず候補者にお伝えするようにしています。そうしてお互いに納得の上で、入社していただいています」
もうひとつ、増田が意識しているのは、「選ぶのではなく、選ばれている」ということ。
「これは、先輩から教えてもらったことです。採用担当ではあるけれど、自分が選ぶのではない。選ばれているんだ、ということを忘れずに、どの候補者に対しても接し方や対応は変えない。そして目線が偏らないように、一緒に保育園で働く同僚としてどうか、マネジメントする立場でこの方が新メンバーで入ったらどう感じるか、運営担当者の立場だったら……と働く時に関わるいろいろな人たちのことを考えてみるように心がけています。仕事の場面に限らず、普段の友人やご家族と過ごしているときの姿も想像できるといいですね。
総務人事部にいたときは、年度によって、注力する事業や方針、戦略に応じていろいろなタイプの方を採用していたのですが、今の保育事業の場合は、いかに大切にしている保育理念に賛同し、やりがいを持って働いていただける方かを主軸に採用をしています。また、採用にはご縁や運みたいなものも正直あると思うのですが、保育の現場では、ご縁の有無、面接官との相性の良し悪しなどは極力ないように常々意識して、メンバーと共有しています」
そんな増田の仕事でのやりがいは、ズバリ採用した人たちが入社後、楽しそうに仕事をしている姿を見ること。「小学館アカデミー保育園に入って良かったです」という声こそ、一番の喜びなのだと言います。
「私自身、このShoProのグループが大好きなので。同じ想いを持って働いてくださる人が一人でも多くいてほしいですし、子どもたちのためにも、先生方にはイキイキと働いてほしいですね」
保育の専門会社として、さらなる魅力を伝えていきたい
2022年の2月、ShoProグループの保育園事業として15周年を迎えました。そのときの出来事が、印象に残っていると増田は話します。
「15周年を迎えた機会に、『日々の保育園での“あったかい”出来事を何かの形で残したい!』という想いから、保育園で勤務する先生方から“あったかい”エピソードを募集したんです。そうして集まった作品の中から選ばれたお話を15周年記念絵本『あいちゃんのおねがい』として制作しました。
プロの絵本の作家さんに作ってもらうという形で、園にも取材に来ていただいたりして、エピソードを投稿してくれた先生もとても喜んでいましたね。理念を体現した一冊として、選考の中でもお配りしているんです」
理念を大切にしながら、さまざまな形でその想いを伝え、ミスマッチのない選考に力を注ぐ増田。 最後に、求職されている方々に向けたメッセージを語りました。
「就職、転職というのは、人生において大きな節目になることなので、できるだけ多くの会社、事業者さんを見て、そのうえで自分が行きたい場所をじっくり考えて、選んで、決断をしてほしいです。最終的に選んだ場所が私たちだったら、こんなにうれしいことはありません!」
お互いに納得した採用にするために、今日も増田は候補者の緊張をほぐし、できる限りたくさんの会話を重ね、寄り添います。増田の人柄と仕事への向き合い方こそ、「あったかい心」を大切にする小学館アカデミーの強みであり、魅力なのです。
※ 記載内容は2023年10月時点のものです
