信頼されるQAエンジニアとして、責任感とチーム力を大切に
「QAエンジニアとして品質を保証する立場にある以上、責任感を持って仕事に取り組むことが何より大切だと考えています」
現在、QAソリューション事業部で医療関係アプリケーションの品質管理を担当。サブリーダーとして、日々の業務に取り組んでいます。私たちの部署には『お客様からビジネスパートナーとして信頼される存在になる』という明確なミッションがあります。ポールトゥウィンへ仕事を安心して任せたいとお客様に思っていただける存在になることを目指し、チーム一丸となって取り組んでいます。
サブリーダーとしての業務が全体の7割を占めており、具体的にはテスト計画の作成やスケジュール管理、チームメンバーの配置や進捗管理などを行っています。残りの3割は実際のテスト業務にも携わっており、現場の感覚を失わないよう心がけています。
「テストを計画する際に特に意識しているのは、不具合の見落としがないように綿密に網羅することです。そのためにも、チームメンバー一人一人の声に耳を傾けることを大切にしています」
メンバーが困っていることや気になることは、たとえ些細なことでも見逃さないようにしています。小さな気づきが重要な不具合の発見につながることもあるからです。また、リーダーの方とは頻繁にコミュニケーションを取り、業務上の相談だけでなく何気ない雑談も含めて、とても相談しやすい環境で働いています。
現在はリモートワークが中心ですが、必要に応じて出社する柔軟な働き方を取り入れています。チームの体制が整っているため、リモートワークでも業務に支障をきたすことはほとんどありません。
「入社時から管理業務に携わりたいという希望を持っていました。最初はテスト業務が中心でしたが、入社1年を迎えてサブリーダーとしてキャリアアップすることができました。これもひとえに、お客様から高い評価をいただけたことと、上司が新しいチャレンジの機会を与えてくださったおかげです」
以前と比べて責任は確実に増えましたが、それ以上にやりがいを感じています。現在は、将来リーダーになったときに活かせるよう、日々の業務を通じて様々な経験を積み重ねているところです。
異国の地から新たなキャリアへの挑戦
私のキャリアは、ミャンマーにある旅行会社からスタートしました。主に日本人や外国人向けのパッケージツアーやツアー旅行の企画を担当していました。旅行業界での経験は充実していましたが、予期せぬ事態が訪れました。新型コロナウイルスの世界的な流行により、勤務していたミャンマー支店が閉鎖することになったのです。
その後の転職で、まったく異なる分野であるIT業界へ飛び込み、日系企業のオフショア支店でブリッジエンジニアとして働き始めました。当初は翻訳や通訳の業務が中心でしたが、次第にテスト業務にも携わるようになりました。
テストの仕事に携わるうちに、開発よりもテストに強い興味を持つようになりました。テスト設計やレビューなど、品質保証に関わる幅広い業務を経験する中で、この分野でのキャリアを深めていきたいという思いが強くなっていきました。
しかし、ミャンマーでのオフショア開発では、業務の一部分しか経験できないという限界を感じていました。より深い知見を得て、さらなる経験を積むために、日本での就職という大きな決断をすることにしました。
この決断について、ミャンマーの家族は快く応援してくれました。日本で働くことへの不安もありましたが、家族の後押しは大きな支えとなりました。ポールトゥウィンの求人に出会ったとき、開発の経験が浅くても、テストの分野でキャリアを築いていけると直感的に感じました。
実際の就職活動では、複数のテスト関連企業に応募していましたが、ポールトゥウィンの経営姿勢に特に魅力を感じました。会社のホームページや面接での人事担当者の真摯な対応に心を惹かれました。とくに印象的だったのは、採用担当者から伝わってきた「ぜひ、うちの会社で働いてほしい」という熱意でした。
面接前には、会社の雰囲気を知るために、ポールトゥウィンの社員インタビューを熱心に読み込みました。そこから感じ取れた会社の文化や価値観に、自分の目指すキャリアとの共通点を見出すことができました。そして、ポールトゥウィンから内定をいただいたときは、これまでの決断が間違っていなかったことを実感し、大きな喜びを感じました。
入社後の成長とやりがい - テスト品質への追求と新たな気づき
入社してから印象に残っている出来事は、お客様から高い評価をいただけたプロジェクトです。テストと開発側のコミュニケーションについて、より効率的な方法を提案させていただいたのですが、その結果として不具合を大幅に減らすことができました。
自分から率先してリーダーに提案し、QAのプロセスを改善できたことは、大きな自信になりました。特に印象深かったのは、私が担当していたアプリが母国ミャンマーで使用されたときのことです。自分のテスト品質が実際のユーザーの方々に直接影響を与えるということを、身をもって学ぶことができました。
もちろん、すべてが順調だったわけではありません。サブリーダーとして活動する中で、特に問題の指摘の仕方には苦労しました。どのような場合に指摘するべきか、あるいは控えるべきかの判断に迷うことも多かったです。そんなとき、リーダーに「なぜその指摘を控えた方が良いのか」としっかりと理由を聞いて学習するようにしています。自分で判断に迷ったときは、積極的にリーダーに意見を求めることで、徐々に自分の判断軸を養えるようになってきました。
入社後の大きな学びとしては、テストに関する専門知識が深まったことです。前職でもテスト設計は行っていましたが、テストの種類について深い理解はありませんでした。ポールトゥウィンに入社してからは、機能テストやシナリオテストなど、それぞれの特徴を詳しく学ぶことができました。
特に身になったことは、入社後に受けた「ソダテク」という社内レクチャーです。1ヶ月間にわたり、JSTQBの知識をポールトゥウィンでどのように実践的に応用するのかを学ばせていただきました。また、開発側での経験があることで、テスト側と開発側の両方の視点から物事を見ることができ、コミュニケーションの取り方にも大きく活かせています。
開発の専門用語やフローについての理解があることで、テストの質も向上させることができました。特に負荷テストでは、以前使用していた様々なツールの経験を活かすことができ、より効果的なテスト実施につなげられています。このように、前職での経験と現在の業務で得られる新しい知識や経験が、相乗効果を生み出していることを実感しています。
次のステージへ。リーダーシップを磨き、プロジェクトを導く存在へ
私の次の目標は、現在担当している案件でリーダーになることです。リーダーになるためには、リーダーシップやコミュニケーション力、そして的確な判断力が欠かせません。今、先輩リーダーの姿を見ながら、日々学びを深めています。
メンバーのフォローやサポートについては自信を持って取り組めていますが、リーダーシップを発揮して人をマネジメントしていく部分については、まだまだ成長の余地があると感じています。私が目標としているリーダー像は、広い視野を持ち、様々な選択肢を用意できる存在です。チームに対して「+α」の提案ができる、そんなリーダーを目指しています。
さらに長期的な目標として、プロジェクトマネージャーとしても活躍していきたいと考えています。現在の案件で一緒に働いているプロジェクトマネージャーの姿に、強い憧れを持っています。プロジェクトを円滑に進めるためのマネジメントや、開発側との橋渡し役など、幅広い役割に携わる姿に大きな魅力を感じています。
ポールトゥウィンの魅力は、社員一人一人の能力を正当に評価してくれる点です。努力して結果を出せば、しっかりと評価され、新しいチャレンジの機会も与えられます。そんな環境だからこそ、私も安心して成長をし続けられていると実感しています。
当社で活躍できる人材について、テスト実施のスキルはもちろん必要ですが、それ以上に大切なのは品質管理に対する「熱量」だと考えています。どのような視点を持てばユーザーが使いやすい製品になるのか、常に追求する姿勢が重要です。実際に、新卒の社員と一緒に働いた際、品質向上の視点を持ってテストに取り組む姿勢に感銘を受けました。
これから当社に加わってくれる方には、担当業務に対して責任感を持って取り組める人であってほしいと思います。そして、チームメンバーと協力しながら、業務を円滑に進められる人材を求めています。私たちと一緒に、よりよい品質を追求する仲間が増えることを楽しみにしています。