ラグビーと留学経験が、今の「とりあえずやってみる」姿勢をつくってくれた。
──本日はよろしくお願いいたします!プロダクト企画の仕事について聞くインタビューなのですが、まずは学生時代のお話から。今のお仕事につながっている経験や体験があればお聞きしたいです。
よろしくお願いします。今の仕事に活きていることでいうと、「チャレンジ精神」は学生時代に培われた気がしています。具体的には、高校時代の部活でラグビーをやっていたことと、大学時代にオランダへ留学したことです。ラグビーは、それまでスポーツが得意だったわけでもないのですが、高校入学直後にグラウンドでたまたま見かけて「かっこいい」と思い挑戦しました。
留学に関しては、元々英語ができたわけではないのですが、家族が英語を使って仕事をしていたこともあり、英語を使って文化交流を深めたいと思いました。だから全員に対し留学経験を必須とする大学・学部を選びました。
──どちらも、チャレンジしてみて上手くいきましたか?
最初は全然。ラグビーの熟達も遅く、英語も全然話せず、たくさん挫折をしたと思います。でも諦めませんでした。ラグビーは人より多く基礎練習をしたり、武器である体格を生かせるよう身体を大きくするための食事トレーニングをしたり。1日4合白米を食べていました(笑)。英語は、留学先のルームメイトと積極的に会話をするために、夕食をつくって話すきっかけをつくるなど工夫をしました。
あれもこれもやってみると偶然でも上手くいくことがあるのですが、その成功体験がモチベーションとなり、もっと頑張れるようになりました。挫折があっても成果が出るまで工夫してみようとする姿勢はそこで身についたかもしれません。
──様々な経験をしてきたのですね。就活はどのような軸で行っていましたか?
プロダクト企画をやりたくて、職種を絞った就活をしていました。そう考えるようになったきっかけは、大学院のときに経験した長期インターンシップです。当時私はPRやブランディングの仕事に興味があり、プラットフォームサービスのCRM(※)業務を担当する長期インターンをやっていました。当時はメルマガ配信などを通じてサービスのよさや価値を伝えていたのですが、次第に、もっと根幹にある顧客の体験をつくりたいと思うようになったんです。
※ CRM:Customer Relationship Managementの略。顧客との関係性を管理・改善することで、企業の収益向上や顧客満足度の向上を目指すこと
──サービスそのものやプロダクトをつくりたいと考え、プロダクト企画職を志望したんですね。
そうです。コース別採用を行っている企業を探す中で、パーソルキャリアを知りました。入社を決めたのは、面接で私の価値観に触れる質問をたくさんしていただいたと感じたからです。
コース別採用って、配属ポジションが決まっているがゆえに、「何ができるの?」というスキル重視の会話になりがちですが、パーソルキャリアは違いました。そこに人としての温かさも感じましたし、プロダクト企画の仕事をするうえでその人が持つ価値観やスタンスは重要です。
プロダクト企画はさまざまな職能の人と連携する必要があるので、スキルと同時に信頼されうる価値観やスタンスも持っている必要があるんです。その価値観を見る面接で内定をもらえたので、納得感があり入社を決めました。
数百人の行動を変えたその先に、数百万人に影響を与える価値提供はある。
──プロダクト企画の仕事内容について、教えてください。
パーソルキャリアのサービスをよりよく改善できる企画を考え、プロダクトの成長につなげる仕事です。たとえば私の担当する「doda」のエージェントサービスでいえば、転職希望者はキャリアアドバイザー(CA)がキャリア選択の支援をしますが、それ以前にプロダクト上でもさまざまなアクションが必要です。
たとえばプロダクト上で求人に応募をしたり、カウンセリングの申込みをしたり。その際のプロセスやビジネスオペレーションについて、課題があれば解決し、より使いやすく、より収益を上げられるものにしていきます。
──プロダクトの改善とは、どのようなことなんでしょうか?具体的な例を教えてください。
たとえば、よりカウンセリングを受けてくれる人を増やしたいという課題があったとします。従来なら、「doda」上で転職希望者が見る画面には、ただカウンセリング予約フォームが表示されるだけでした。
これを、「カウンセリングを行うと転職活動にこのようなメリットがあります」とメッセージが載ったフォームを表示するようにすると、カウンセリングまで行動してくれる転職希望者が増えるのではないかと考える。データ分析から仮説立てしつつ、ABテストなども行いながら、プロダクトに実装していきます。
──なるほど。そもそも課題を見つけたり、そこに仮説を立てたりするのは難しさがありそうですね。
そうですね。個人的には「アイデアをハントしにいく」感覚なのですが、仮説が立ったら、データやアンケート、インタビューなどの情報を使って仮説の確からしさを調べることにしているんです。「もしかしてこの課題ってこうすればクリアできるかも」と仮説立てしつつ、調べて、考えて、を行き来する。わからないことが多い中でも、確かめに行くのが重要です。
また、プロダクトに反映して終わりではもちろんなく、テストしたり、リリース後に検証し、改善につなげたりするのが大事だと考えています。
──考えた末の仮説が狙い通りだったときは、やりがいがありそうですね。
そうですね。もちろんひとつの機能改善だけで、「doda」が劇的に変わるということはありません。でも少し変えると、数百人の動きが変わるんです。それを繰り返すことで、「doda」を使っている数百万人に対して大きなインパクトを与えることができる。そこに面白さを感じますね。
成果も、楽しさも、両方忘れないディレクターでいたい。
──プロダクト企画の仕事の中で、チャレンジングだった経験を教えてください。
わかりました。私は元々、上司との面談の際に「最速で成長し、自分のレベルを上げたいです!」と伝えていました。そうしたところ、2年目で1年目よりも規模の大きいプロダクト改善のチームリーダーを任せてもらうことになったんです。
──2年目でチームのリーダーになるのは、非常に早いですよね。
早い方だと思います。成長したい旨を上司に伝えていたので、上司も想いを汲んで、私に小規模ながらもチームのリーダーを任せてくれました。1年目のいちメンバーとして携わっていたときとは視座が異なり、より大きな問題を扱うことになります。
規模が大きな問題を、どのようにブレイクダウンして小さな課題へと切り分けるか。その課題に対してどのように目標を設定するか、どのように仮説検証するのが最適なのか、全てが試行錯誤。エージェント事業の方やエンジニア、デザイナーの方など多くの人を巻き込みながら、どんなフローで進めていけばいいのか、一連のフローを経験することができ、とてもやりがいがありました。
──なるほど。その経験を踏まえて、チームを率いる立場として重要なこととは、どんなことだと牧さんは考えますか?
楽しみながら、成果にとことん向き合うことだと思います。楽しみも、成果も、両方大事なのがポイントです。そもそも私の仕事は、プロダクトやサービスで収益を挙げること。そこを忘れてしまっては、「なんちゃってプロダクトマネジャー」にしかなれません。
一方、私1人で行う仕事ではなく、チーム内の様々な職能同士がコラボレーションしなければならない仕事でもあります。みんなで協力しながらそのプロセスを楽しむことでモチベーションにつながり、より最大化された成果につながると考えています。
成長環境があるからこそ、努力しようと行動につながる。
──現在2年目の牧さんですが、自身の成長をどのような点で感じますか?
戦略策定力やプロジェクト推進力、企画立案実行力など、様々な力が身についたと思います。とくにパーソルキャリアだからこそ大きく成長できたと感じる点でいうならば、分析力を伸ばすことができました。「doda」にはプロダクト内の様々なログがデータベースで管理されているので、分析材料になります。そこから自分なりに課題を発見するために、データベースを扱うためのSQLを自分で学びました。
また、「doda」では外部のユーザーリサーチ企業との契約もあるので、過去のインタビュー調査結果を参照できたり、自分で調査を実施したりすることができます。そういった基盤があるからこそ、新卒2年目でも課題を探索したり、そこからソリューションを考えたりするための分析力を身に付けることができたと思います。
──最後に今後の目標やビジョンについてもお聞かせください。
やりたいことは、大きく2つあります。1つは、ゼロからイチを生み出す経験をしてみたいです。現在担当しているのは「doda」のような既存サービスなので、そもそもサービスのあり方から考えるような、ゼロからのチャレンジに興味を持っています。
2つ目は、もう少し直近の目標。チームを率いるようになってようやく1年なので、もっと精度高くチームをひっぱっていけるようになりたいです。経験したことのない課題に対しても、再現性高く成果を出すこと。より大きな問題のプロジェクトも、担当できること。そうやって引き続き成長を重ねていきたいです。
※ 記載内容は2025年3月時点のものです

