研究開発から事業づくりへ。利用者だった私がパーク24を選んだ理由
──これまでのキャリアと、パーク24への転職を考えたきっかけを教えてください。
もともとクルマが好きだったこともあり、新卒で大手自動車部品メーカーに入社しました。学生時代に画像認識技術を活用した研究に取り組んでいたことから、入社後は自動車の周辺環境を認識するAIの研究開発に従事していました。
仕事にやりがいを感じていましたが、経験を重ねる中で、自分が開発した技術がどのようにお客様への提供価値や事業成果につながっているのかを、より身近に感じられる仕事がしたいと考えるようになりました。また、クルマをつくるだけでなく、人々の移動や暮らしを支えるサービスにも関心が広がっていきました。
そんな中で出会ったのがカーシェアリングサービス「タイムズカー」です。 実際に利用してみると、その利便性の高さに驚きました。クルマを所有していなくても移動の自由や運転の楽しさを実感でき、その体験を通じてモビリティサービスが人々の暮らしに提供する価値の大きさを知りました。このことをきっかけに、技術開発だけでなく、サービスを通じた価値創造にも挑戦したいと考えるようになりました。
──パーク24に入社を決めた理由は何ですか?
私が持つAIやデータ分析のスキルを、駐車場やカーシェアなど人々の移動を支えるさまざまな事業の成長や新たな価値創造に活かすことができる環境があると感じ、入社を決めました。
データで事業課題を解決する。
──現在はどのような業務を担当していますか?
所属するデータ分析グループは、データを活用して事業課題の解決を推進する組織です。事業部門と連携しながら、タイムズカーやタイムズパーキングに関する日々の課題から経営視点のテーマまで幅広く対象としており、パーク24グループの事業に関する意思決定のための判断材料を提供しています。
私は現在、「タイムズパーキング」の料金設定自動化AI開発のプロジェクトリーダーを務めています。
──パーク24で働く中で、ご自身の成長を感じるのはどのような点ですか?
入社当初は、AI開発やデータ分析の専門性を発揮することが主な役割でした。 しかし現在は、事業部門との議論を通じた課題整理やプロジェクト推進、さらにはシステム化を見据えた構想づくりまで幅広く携わっているので、技術力に加えて事業を理解する力や関係者を巻き込みながらプロジェクトを進める力も身につき、貢献できる領域は大きく広がりました。
パーク24では、データ分析部門が事業部門と密接に連携しながら課題解決に取り組んでおり、分析や開発だけでなく、その成果をどのように事業へ活かすのか考えるため、専門性を深めながら事業視点も養える環境は、パーク24ならではの魅力だと感じています。
技術だけでは実現できない。現場とともにつくり上げた料金設定自動化AI
──現在取り組んでいるプロジェクトについて教えてください。
現在注力しているのが、タイムズパーキングの料金設定自動化を実現するAI開発プロジェクトです。 過去の利用実績や周辺環境データなどを活用して駐車場の需要を予測し、それぞれの駐車場に適した料金設定を実現する仕組みの構築に取り組んでいます。 私はプロジェクトリーダーとして、AI開発だけでなく、実運用やシステム化を見据えた設計・推進も担っています。
これまでは、曜日や時間帯ごとの需要を踏まえて、個々の駐車場担当者が知識や経験をもとに料金設定を行っていました。しかし、多数の駐車場ごとに需要を分析し、料金設定を検討・見直していく必要があるため、その運用には多くの時間と労力がかかることが課題となっていました。
料金設定自動化AIが実用化されれば、人に依存しない運用や工数削減を実現できるだけでなく、担当者はAIでは代替できないエリア分析や戦略立案など、より付加価値の高い業務に注力できるようになります。
その実現に向けて、機械学習や深層学習を用いたモデル開発を進めています。予測精度の高いAIを開発するのはもちろんのこと、現場で継続的に活用され、実際の事業成果につながる仕組みとして機能するものにしたいと思っています。
──仕事のやりがいや印象に残っている経験を教えてください。
特に印象に残っているのは、料金設定自動化AIプロジェクトでの実証実験ですね。AIのシミュレーション結果をもとに、全国10カ所のタイムズパーキングを対象に料金を変更し、その効果を検証しました。実際の事業の中で仮説を検証し、データ分析の成果がどのような影響をもたらすのかを実証実験として確認できたことはとても印象に残っています。
事業部門や現場の担当者と議論を重ねながらプロジェクトを進める中で、データ分析の結果が意思決定やサービス改善につながり、自分たちの取り組みが事業へ影響を与えていることを実感できたのは、大きな手応えでした。
料金設定自動化AIはまだ開発途中ですが、自分たちが生み出した仕組みが事業で活用され、事業やサービスの進化に貢献できることに魅力を感じています。
──プロジェクトを進める上で大切にしていることは何ですか?
大きく二つあります。 一つ目は、技術だけでなく事業への理解を深めることです。 AIやデータ分析の専門性を高めることはもちろんですが、技術を事業課題の解決につなげるためには、事業そのものへの理解が欠かせないと考えています。そのため、データ基盤やクラウド基盤といった周辺技術について学びながら、より広い視点でプロジェクトに向き合うことを意識しています。
また、プロジェクトや事業の課題を正しく理解し、関係者と認識を合わせながら進めるためのビジネススキルも大切にしています。
二つ目は、求められたことに応えるだけでなく、その先を考えることです。ユーザーや事業部門、現場担当者それぞれの立場に立ちながら、本当に解決すべき課題は何か、さらに良い形にできないかを常に考えるようにしています。
データ分析やAI開発はあくまでも手段です。 その先にある事業成果やサービスの価値向上につなげてこそ意味があると思っています。現場や事業部門と一緒に課題解決に取り組みながら、新たな価値を生み出していくこと。私が仕事で大切にしている姿勢です。
成長を止めず、事業の価値創造に挑み続ける
──今後の成長に向けて意識していることを教えてください。
今後は、一つの専門領域を深めるだけでなく、より広い視野を持って事業に貢献できる人材へ成長していきたいと考えています。
入社当初はデータ分析やAI開発の専門性を高めることに注力していましたが、現在はプロジェクトを推進する立場として、技術だけでなく事業や組織全体を見ながら意思決定する機会も増えました。その中で、専門性に加えて事業視点やマネジメントの視点を持つことの重要性を実感しています。
パーク24グループには、挑戦を通じて成長できる環境があります。私自身もさまざまな経験を通じて役割や視野を広げることができました。だからこそ、これからも新しいことに挑戦しながら、成長につなげていきたいと思っています。
AIの進化によって技術は大きく変化していくと思いますが、その中でも本質的な課題を捉え、自分なりの考えを提案や行動につなげる力はますます重要になるはずです。私もそうした力を磨きながら、より大きな価値を生み出せるよう成長していきたいです。
──今後の展望を教えてください。
現在取り組んでいるタイムズパーキングの料金設定自動化AIに加え、利用者として価値を実感したタイムズカーをはじめとするグループのさまざまな事業へ貢献の幅を広げていきたいと考えています。
また、新規事業や事業開発にも挑戦し、データやテクノロジーの力を活かして新たな価値を生み出していくことができたらと考えています。
パーク24グループには、駐車場やモビリティサービスをはじめ、多様な事業領域があります。だからこそ、これまで培った知見を活かしながら、事業課題の解決だけでなく、新たなサービスや価値の創出にも挑戦していきたいです。データを起点に事業を前進させることで、グループの成長に貢献していきたいと考えています。
※ 記載内容は2026年8月時点のものです
