誰もやったことのないことに「挑戦」し、サービスを「進化」させる
パーク24グループは、日本で急速にクルマが普及し、路上駐車が社会問題になっていた時代に、駐車禁止看板の製造・販売から事業をスタートしました。はじまりは、クルマを「とめさせないビジネス」だったのです。
その後、「パークロック」というロック板を用いた駐車機器に出会い、「パークロック」を販売するメーカーと販売代理店契約を結んだことで「とめさせるビジネス」へ転換しました。病院など駐車場を持つ施設への「パークロック」の販売代理業を経て、1991年に国内初となる24時間無人の時間貸駐車場をオープン。1993年には全国約300カ所にあった時間貸駐車場の看板を「タイムズ」に変更し、黄色い看板の時間貸駐車場「タイムズ」が誕生しました。
私たちは、今までになかった「24時間無人の時間貸駐車場」という新たなサービスを創出すると同時にスピード感を持って展開し、同業他社が参入してきても先駆者としてのアドバンテージを維持しながら駐車場サービスを成長させてきました。
まだ誰もやったことのないことへの「挑戦」に加え、デジタル技術の積極的な導入も駐車場サービスの成長に大きく寄与しています。その一つが、2003年に導入した独自のITシステムインフラ「TONIC(Times Online Network & Information Center)」です。
TONIC導入前は、駐車場がトラブルなく稼働しているか、どこの駐車場が満車になっているか、何時頃に駐車場の稼働率が高くなるか、一回あたりの利用時間はどれくらいかといった情報は、営業が現地に足を運んで確かめるしかなく、管理上とても非効率な状態でした。今後、さらに駐車場ネットワークを拡大する構想を推進する中で、非効率な管理方法に危機感を持ったことからTONICを独自で開発しました。
TONICを導入したことにより、現地に行かなくても釣り銭や領収書の紙がなくなる前にアラートが受け取れるようになった他、入庫出庫の時間や台数、売上、稼働率などをリアルタイムに把握できるようになりました。蓄積したデータは、営業スタッフが現場に足を運び収集してきた定性情報や経験則による仮説の裏付けにもなりましたし、正確かつスピーディーに営業判断ができるようになり、現在でも駐車場の運用施策や新規開発に活かされています。
さらに、TONICというシステムの基盤があることで、満車空車の情報をリアルタイムで確認できたり、多様な決済手段への対応が可能になったりするなど、サービスの利便性向上にも大きな役割を果たしています。
「カメラ式駐車場」で、駐車場サービスはさらに「進化」する
さらに駐車場を進化させる取組みとして、現在、注力しているのが「カメラ式駐車場」の展開です。カメラ式駐車場は、出入り口などにカメラを設置し、入出庫するクルマを車両ナンバーで認識することで、駐車券はもとより、ロック板がなくても駐車車両を管理できるシステムです。
カメラ式駐車場には様々なメリットがあります。お客様にとっては、駐車券の管理が不要になりますし、入庫・出庫時に駐車券の発券や精算で停止する必要がないため渋滞の緩和につながります。
また、出入り口に機器を設置しないため接触事故も回避できます。環境に対しては、機器が少なくて済むため機器製造に係るCO2排出量と駐車場解約時の廃棄物量の削減などのメリットがあります。当社にとっても、駐車券が不要で機器が少ない軽装備な駐車場は、駐車券紛失によるお問合せの減少、駐車場開設にかかるコストの削減・施工期間の短縮、機器のメンテナンスに係るコスト・時間の削減などにつながります。
カメラ式駐車場によって、カーシェアリングサービスをより便利にすることも可能になります。住宅街では平日に比べて休日のカーシェア利用が多い傾向があるなど、場所や曜日によってニーズは変動します。従来のロック板がある駐車場の場合、カーシェア車室を増やすためにはロック板の撤去などの工事が必要でしたが、カメラ式駐車場はロック板がないためフレキシブルに車室を切替えるなど、より柔軟にニーズに応えることが可能になります。
カメラ式駐車場は、実は10年以上前から試験的に取組んでいましたが、商業施設などの施設オーナー様からカメラ式による管理のご要望をいただくことが増えたため、本格展開を開始しました。施設の来客用駐車場にカメラ式駐車場を導入することで、建物の外壁へのいたずらや損壊、車上荒らしの防止など、副次的に屋外のセキュリティ強化にもつながっています。
駐車場サービスを通じて、地域の「課題解決」に貢献する
カメラ式駐車場のシステムを活用して、栃木県の奥日光エリアの課題解決に貢献しました。
奥日光は、日光東照宮や日本三名瀑の一つである「華厳滝」、釣りスポットとしても有名な「中禅寺湖」、ハイキングの名所「戦場ヶ原」など有数の観光スポットが点在するエリアです。奥日光エリアでは、これらのスポットを巡る「周遊観光の促進」をしたいと考え、対象の駐車場を何カ所でも、何回でも利用できる共通1日フリーパスの導入を検討していました。
複数の駐車場を利用できるフリーパスは当社として前例のない取組みでしたが、既存の駐車場システムの機能を拡充してカメラ式駐車場と連携させることで、複数の対象駐車場を自由に入出庫可能な駐車場の共通1日フリーパスを実現しました。カメラ式駐車場は、駐車券を発券しないデジタル管理のため、複数駐車場を利用する際にお客様が駐車券を持ち歩く手間とともに紛失リスクがなくなるため、お問合せ対応もなくなり管理を効率化します。お客様および管理者双方に特に大きなメリットと言えます。
共通1日フリーパスは、1日2回を超える利用で通常料金よりもおトクになる料金に設定し、複数の駐車場を利用しやすくすることで「周遊観光の促進」を図っています。駐車場の精算機の横の案内看板にサービス説明と、WebサイトへアクセスできるQRコードを設置しており、サービスを知らずに駐車場を利用されたお客様も、現地で精算前に共通1日フリーパスを購入することでその日にご利用いただけるようにしています。
前例がない取組みでしたが、案内看板を見てその場で共通1日フリーパスを購入、利用してくださるお客様が多く、「すごく便利!」というお声をいただいています。現在は、奥日光エリア限定の取組みですが、対象の駐車場を日光東照宮周辺など隣接するエリアまで拡大すれば、さらなる「周遊観光の促進」につながるでしょう。
私たちは、奥日光エリアだけでなく、多くの地域の課題解決に取組んできました。それらの取組みを知って、自治体などからご相談いただく機会も増えています。今後も、地域の交通課題の解決に取組んでいきます。
「快適さ」を実現するために、「挑戦」し続ける
時間貸駐車場の件数・台数は国内No.1で、ここまで駐車場サービスを大規模かつ専門的にやっている会社はなかなかありません。そのような中で、駐車場サービスを進化させていくのは、私たちの使命だと思っています。
コンタクトセンターがお客様の声に、営業担当が土地・施設オーナー様や自治体からの声に耳を傾けることで課題やニーズを把握し、新しい技術や他業界の取組みにアンテナを張り、柔軟な発想で、駐車場サービスを進化させてきました。
街を見渡せば、ほとんどの施設に駐車場があります。駐車場サービスを進化させていくことで、お客様の利便性向上はもちろん、土地・施設オーナー様や自治体などが抱える課題の解決にも貢献することができます。
私たちはグループ理念に掲げる「時代に応える、時代を先取る快適さの実現」に向けて、これからも「挑戦」を続けていきます。
※ 記載内容は2024年8月時点のものです
