もっと成長できる環境を求めて。技術者として広げたキャリア
──これまでのキャリアと、転職を考えたきっかけを教えてください。
クルマが好きだったこともあり、高校卒業後は整備士専門学校に進学し、卒業後は自動車ディーラーに入社して整備士として働いていました。その後は家業を手伝っていましたが、将来のキャリアを考えたときに、もう一度クルマに関わる仕事に挑戦したいという気持ちが強くなりました。
また、長く働きながら技術者として成長し続けられる環境でキャリアを築いていきたいと考えるようになったことも転職のきっかけでした。そんなときに、先にタイムズモビリティへ入社していた知人から当社の話を聞き、興味を持つようになりました。
──タイムズモビリティを転職先に選んだ理由は何ですか?
一番大きかったのは、実際に働いている社員から話を聞けたことです。 求人情報だけではわからない現場の雰囲気や人間関係、会社の考え方を知ることができ、「ここなら長く働きながら成長していけそうだ」と感じました。技術者として経験を積むだけでなく、将来的なキャリアの広がりもイメージできたことは大きかったですね。
また、働く環境への配慮にも魅力を感じました。タイムズカーのリペアでは、環境にも人にもやさしい水性塗料を使用しています。油性塗料に比べて臭いが少ないだけでなく、品質も十分に確保されています。
こうした取り組みを通じて、技術や成果だけでなく、働く人を大切にする会社だと感じました。安心して働きながら成長できる環境だと思えたことが、入社を決めた理由の一つです。
──入社後のキャリアについて教えてください。
入社後は自動車ディーラーでの整備士の経験を活かし、塗装業務からキャリアをスタートしました。 塗装業務に携わる中で、自分の対応できる領域を広げたいという思いから、車体のキズやヘコミを修復する鈑金にも挑戦しました。 塗装と鈑金では求められる技術が異なりますが、より幅広い知識と技術を身につけるために積極的に学びました。その経験が自身の成長につながり、次のステップへと進むきっかけになったと感じています。
また、技術者として経験を積む中で、人材育成やマネジメントにも興味を持つようになりました。
自分自身が新しい技術を習得するときに苦労した経験があったからこそ、後輩たちが少しでも成長しやすい環境をつくりたいと考えるようになりました。
一人ひとりと向き合い、技術者の成長を支えるマネジメント
──現在はどのような業務を担当していますか?
所属するタイムズカーリペア羽田センターでは、事故などで損傷したクルマの鈑金・塗装修理を行っています。昨年度は約13,000台の修理に対応しました。
リペア羽田センターには45名のメンバーが在籍しており、私は作業主任者として現場全体のマネジメントを担当しています。 生産計画や人員配置、品質管理に加え、人材育成や組織運営も重要な役割です。生産性と品質の両立を図りながら、お客様へ安全なクルマを安定的に届けるための環境づくりに取り組んでいます。
──マネジメントで大切にしていることはありますか?
一番大切にしているのはコミュニケーションです。 45名のメンバーがいれば、考え方や価値観、キャリアに対する考えもそれぞれ異なります。同じ言葉でも伝わり方は人によって変わるため、一人ひとりに合わせて接することを意識しています。 仕事の話だけでなく、普段の何気ない会話も大切にしています。相手がどんなことを考え、何を目指しているのかを知らなければ、本当の意味での育成やマネジメントはできないと思うからです。
また、「自分一人で抱え込まない組織づくり」を目指しています。以前は一人で現場全体を見ていた時期もありましたが、人数が増えるにつれて情報共有や意思決定のスピードに課題を感じるようになりました。 そこでアシスタントマネージャーを中心とした体制づくりを進め、情報共有や意思決定をよりスムーズに行える仕組みを整えました。
──作業主任者として、どのようなときにやりがいを感じますか?
一番は、チームとして成果を出せたときです。 日々さまざまな課題が発生しますが、現場のメンバーが連携しながら乗り越え、品質や生産性の向上につながったときに大きな達成感があります。
その過程でメンバーの成長を実感できたときも大きなやりがいを感じます。自分自身、新しい技術の習得やマネジメントに挑戦してきた経験があるからこそ、メンバーが新しい技術を身につけたり、責任ある役割に挑戦したりする姿を見ると本当に嬉しいですね。
一人では解決できない課題も、チームで力を合わせることで乗り越えられる場面は少なくありません。そうした経験を積み重ねながら、人や組織が成長していく姿を間近で見られることは、技術者として働いていた頃とはまた違う、作業主任者ならではのやりがいだと感じています。
「挑戦」が、キャリアを変えるきっかけに
──キャリアの転機となった出来事はありますか?
以前、全国のリペアセンターから選ばれた技術者が集まり、社長や役員の前で鈑金塗装の技術を披露する「リペアコンテスト」というイベントがありました。 私は塗装部門の代表として出場したのですが、普段とはまったく違う環境に緊張してしまい、自分の技術を十分に発揮することができませんでした。
当時はとても悔しかったですね。ただ、振り返ってみると、その経験以上に得られたものが大きかったと感じています。自分の技術と向き合う機会になりましたし、挑戦することの大切さを改めて実感できました。今では「あのとき挑戦して本当に良かった」と思っています。
──その経験は、ご自身の成長にどのようにつながりましたか?
人前に立つことへの苦手意識の克服につながりました。 当時は人前で話したり、多くの人から注目されたりすることに苦手意識がありました。しかし、コンテストという大きな舞台に挑戦したことで、自分の殻を破ることができたと思っています。
今はメンバーをまとめる立場になり、多くの人とコミュニケーションを取りながら現場運営や人材育成に携わっていますが、あの経験がなければ今の自分はなかったかもしれません。 勇気を出して一歩踏み出したことが、自身のキャリアの大きな転機になったと感じています。
技術の先にあった、「人を育てる」という挑戦
──今後の目標を教えてください。
個人としては、将来的にリペアセンター全体を統括するセンター長を目指していますが、役職に就くことが目標ではありません。現場で働くメンバーがより働きやすく、一人ひとりが成長を実感できる環境をつくりたいと考えています。
私は塗装からキャリアをスタートし、鈑金、育成、マネジメントへと役割を広げてきました。振り返ると、その時々で新しいことに挑戦してきたからこそ、今の自分があると感じています。これからは自分が成長するだけでなく、メンバー一人ひとりの挑戦や成長も支えていきたいと思っています。
現在、タイムズモビリティでは、タイムズカーの拡大に合わせてリペアセンターネットワークの構築や人員体制の強化を進めています。リペアセンターの役割はクルマを修理することですが、モビリティサービスの成長を支える重要な基盤の一つです。
基盤を盤石なものにするためには、人材育成や組織づくりが欠かせません。品質や生産性の向上はもちろん、変化にも柔軟に対応できる人材と組織を育てることで、事業の成長に貢献していきたいです。
リペアの役割は、クルマの修理を通じて技術を磨き、人を育て、組織をつくることで、事業の成長を支えることです。
リペアセンターで働くメンバーには、自分の可能性を信じて新しいことに挑戦してほしいですね。私自身も仲間の成長を支えながら、これからも挑戦を続けていきたいと思います。
※ 記載内容は2026年8月時点のものです
