ネットワークや回線のサポートにとどまらず、前例のない案件にも挑む
法人や自治体に対して、ネットワークや回線にとどまらず、業務全体をバックアップする鹿児島ビジネス営業部。営業担当を務める武田は地場の企業4社を担当しており、その支援内容は多岐にわたります。
「担当している大手警備会社では、数百人いる警備員の制服管理が課題になっていました。そこで、制服にバーコードのラベルを付けてパソコンのシステム上で管理し、退職や異動があっても制服の所在などがわかるように提案中です。また、総務の部署に対しては、給与や年末調整のアウトソーシング、勤怠管理を推進しています。
このほか養豚・養鶏の会社では、鶏舎にAIを搭載したセンサーカメラを設置し、鶏の生育環境に関するデータを収集・分析しています。毎月のデータにもとづいてお客さまとディスカッションをしながら、ベテラン従業員のノウハウを若手に継承する方法を探っていますね。
また、宿直者を減らす取り組みの一環として、ネットワーク環境の改善や、データ利活用のお手伝いもしています」
従来業務だけでなく、DX人材育成や社用車へのEV導入などの新領域の提案にも熱心な武田。また、当部署で前例がなかったこんな案件にも積極的に取り組んでいます。
「固定席を持たず、自由に席を選んで働く『フリーアドレス』の導入に向けたサポートを、鹿児島県内で進めています。当社としては、ありとあらゆる業務改善をご提案できる体制であることをお客さまに伝えたところ、オフィスの環境づくりのご相談を受けた形ですね。
このように、地域密着型でお客さまの課題を解決していくことが私たちのミッションです。世の中の変化が激しい今、新しい提案の方法を常に模索しています」
充実の日々を送る武田には、大切にしている価値観があります。
「お客さまのご要望に対し、全力でお応えするように心がけています。過去に当部署として取り組んだことのないご要望を受けた場合でも、『できない』と拒むのではなく、どうしたら実現できるだろうかとあらゆる角度で考えます。
もし期待に沿えない際にも、なるべく早くお返事することで、お客さまとの心の距離を縮めていければと。私は鹿児島出身であることを生かし、地元の身近な話題も織り交ぜながらコミュニケーションを図っています」
プロ野球選手を志した日々から、IT業に飛び込む
かつてはプロ野球選手を志していたという、異色の経歴を持つ武田。
「甲子園にたびたび出場している強豪高校に、当時新設の進学コースとスポーツの両方の特待生として入学したため、勉強と野球の両立をうまく進められず、別の高校に移ってなんとかプレーを続けたんです。
卒業後も野球への想いを捨てきれず、当時話題になっていたアメリカのマイナーリーグや独立リーグのトライアウトに挑戦しました。結果的に契約には至らなかったのですが、思いきりやって、自分の中で区切りをつけた形ですね」
当時の経験は、その後の社会人生活に大きな影響を及ぼすことになります。
「どんなことであっても『まずは自分で目標を立てて、行動しなければ何も始まらない』ということを身を持って学びましたね。キャプテンやピッチャーを務めた経験から、コミュニケーション能力や行動力も身についたと感じています。
そして、インターネットの普及に貢献できる仕事に就こうと決めたのも、このころの体験があったからなんですよね。インターネットのおかげでトライアウトの情報をスムーズに収集できましたし、野球をとことんやりぬくことができました」
2002年、インターネット関連会社に入社。9年間、インターネット回線、通信機器の提案やカスタマーサポートに携わったのち、複数の会社でキャリアアップを図ってきました。そして、大手複合機メーカーに勤めていた2023年、さらなる転職に踏み切ります。
「当時はITソリューション営業として、SEとアカウント営業の中間の立ち位置でさまざまな提案をしていました。仕事自体には満足していたのですが、ある日、登録していた転職サイトからのメールでNTT西日本の求人内容を見て、『DX推進』や『地域貢献』といったキーワードに惹かれました。
実は以前、NTT西日本のグループ会社でSEとして働いていた時期があり、当時は給与や人事などの基幹システムについて詳しくありませんでした。時を経て、そのあたりの知識も蓄えられたので、NTT西日本に恩返しをしながら地域に貢献したいと思ったんです。また、グループ会社を含めて本当の意味でオールインワンでお客さまの課題解決ができそうな点も、魅力的に感じましたね」
課題解決に向け、臆することなく組織の枠を超えて連携
現在の会社で丸1年を迎えた武田が、もっとも印象に残っているという出来事を語ります。
「前任者から引き継いだ案件で、停電時などに電力を供給する無停電電源装置(UPS)をお客さまの建物に導入することになったのですが、導入直前になって、ご提案内容ではUPSが切り替わらない電気回路だと判明しました。当社としては、建物の電力系統について十分に確認できていなかったのです。
その後、私たちは社内で打ち合わせを重ね、慎重に対策を練った上で、お客さまにお詫びとご提案をしたところ、最終的に導入・保守の契約まで進展させることができました。以来、お客さまとは良好な関係を続けています。この件から、事前確認の重要性を痛感しました。社内のSEや協力会社を含め、段階を踏みながら丁寧に確認を進める一方で、お客さまのご意向についても記録を残しながら確認していかなければなりません」
今回の案件にとどまらず、課題が見つかった際には臆することなく組織を巻き込み、物事を前進させてきました。
「組織の枠を超えて協力し合うことが解決への近道だと思い、さまざまな部署と連携することを第一に考えてきました。直属の上長だけでなく、関係部署の全員、さらにはその上長も含め、当社は今後の対応を話し合えるような体制が整っていると思います」
持ち前の調整力と突破力を生かし、難局を切り抜けた武田。経験豊富な中堅の立場として、社内で心がけていることがあります。
「あまり前例がない案件に携わる場合には、情報を部署内でこまめに共有するようにしていますね。そのような情報がないと、社員たちが『うちではできません』とお客さまにお伝えしてしまい、課題解決に貢献できるチャンスを逃しかねないからです」
一方、アカウントマネージャーとしての働きがいについては、こう口にします。
「お客さまの総合窓口のような立場ですので、ご提案するだけではなく、さまざまなお困り事のご相談に乗ることも、私が責任を持ってやらせていただいています。時には難しい課題もありますが、お客さまとの信頼関係が深まっていくと手応えを感じますね。
また、当社はグループ全体でできることの範囲が広いので、あらゆる案件に柔軟に対応できますし、何事にもチャレンジしやすい環境であることも、働きがいを感じる点です」
成功事例を西日本全体で共有し、各地域の活性化につなげたい
武田は今後挑戦したいことや、めざす将来像についてイメージを膨らませています。
「NTT西日本だからこそ、私だからこそできたという成功事例を鹿児島にひとつでも多く残し、それを西日本エリア全体へと展開していきたいです。逆に、他地域で行われている取り組みを鹿児島に引っ張ってきて、私の経験と融合させるようなこともできたらと。そうすることで、互いの地域が活性化していけばいいなと思っています。
将来的には『武田に相談すれば問題を解決できる』と、皆さんに頼られる存在になっていきたいですね。そのためには、勉強をしながら幅広く実績を積んでいくことが大事です。ICTに関する勉強は私自身、まったく苦になりません。年齢を重ねても成長し続けられるよう、今の自分に必要だと思ったことは好奇心を持って学んでいます」
さらなる飛躍を期す武田にとって、手本としたい存在が社内にいると語ります。
「所属部署の先輩方は経験が豊富で、さまざまな知見を持っていますし、『この提案にはリスクがある』『この件なら社内のこの部署に相談すればよい』などの冷静な判断もできます。私も先輩社員の姿勢から学び続け、普段からいろいろな情報を整理した上で物事を進めていきたいと思っています」
そして、地元でキャリアアップを図る魅力については、実感を込めてこう話す武田。
「自らが育った故郷の発展のためにお手伝いができるのはうれしいことで、仕事に対する日々のモチベーションが高まります。もともとある人脈がどんどん広がるのに伴い、業務の内容がスケールアップしていくことにも大きな手応えを感じますね。私のように、地元で経験を積んでいく方が増えることを期待したいです」
就職や転職をめざす人たちに向け、自らの経験を交えてメッセージを送ります。
「人生の中で『こうなりたい』という目標ができた場合、すぐに実現できなくても、アンテナをしっかりと張っておけばチャンスは必ず訪れると思います。私自身、野球のトライアウトでうまくいかなかった当時から、『ゆくゆくはインターネットの普及を通じて社会に貢献したい』という目標を持ち、情報を収集していました。
目標に向かって一歩一歩経験を積み重ね、時が来たら思いきって行動してください。そうすることで道は開けるはずです」
※ 記載内容は2024年6月時点のものです

