銀行出身の強みを活かし、金融機関に「新領域」を提案する営業プロフェッショナル
副島は、エンタープライズビジネス営業部 法人営業部門 金融営業担当に所属しています。法人営業部門は法人企業向けのDXや通信ネットワーク支援を行う部署ですが、その中でも金融業界に特化しているのが金融営業担当で、西日本エリア内の地方銀行、信用金庫、労働金庫などの金融機関向けに提案をしています。副島は本社組織のメンバーとして、金融機関への提案に向けて各支店をサポートしています。
「西日本エリアには全部で30支店が存在しており、各支店の営業担当者がしっかりと金融機関との信頼関係を築いて、当社の主力商品である通信や回線・電話などを提案しています。
金融営業担当の中にはNW・セキュリティチームやコンタクトセンターチームがありますが、私が扱っているのは脱炭素や人的資本経営など当社が従前取り組んできたものとは異なる新しい領域の商品です。
そのため、各支店の営業担当者にはない知識・スキルが必要なため、営業担当者を全面的に支援しながら、金融機関への営業活動を行っています」
金融営業担当全体では約200人のメンバーがおり、中でも私の所属する支店支援チームは20人程度で構成されています。
「各支店で働く営業担当者はプロパー社員が多いですが、支店支援チームはキャリア採用者が半数ほどおり、私のような銀行出身者のほか、セキュリティやコンタクトセンター業務のスペシャリストなど、さまざまなプロフェッショナルが活躍しているので、多様な知識を得ることができて日々刺激的です。
また、当社のサービスの強みはNTTグループ全体のソリューションを扱えること。お客さまのお悩みに寄り添い、コンサルティングから入って、脱炭素や人的資本経営などにまつわるソリューションを提案し、導入支援していくことができます」
社内外のさまざまなステークホルダーと関わる副島に、日々の仕事で心がけていることを聞きました。
「グループ会社や協力会社と共に動いていくことが多いため、それぞれの優先したいことが対立することもあります。その場合、自分たちの主張だけを通そうとするのではなく、『こうあるべきだよね』と関係者同士で認識合わせをしながら動くことを大切にしています。
また、私はもともと銀行から転職してきたので、お客さまである金融機関の考え方や業務について一通り理解していることが強みです。その強みを活かして、お客さま目線で対応するようにしています」
地元愛から始まった金融キャリア。地方銀行を経てNTT西日本で見つけた新たな使命
副島が金融業界に足を踏み入れたきっかけは、地元への想いでした。
「関西で生まれ育ったため、地元の発展に貢献できる仕事をしたいという思いから、2009年にとある地方銀行に入行しました。前半の5〜6年は営業店で法人のお客さまに対する融資業務や個人のお客さまに対する資産形成のご提案に従事。人としてお客さまにいかに信用していただくかを大切にしていました。
一方で働いているうちに銀行特有のシステムの煩雑さを改善したいとも考えるようになったんです。そんな時、行内のシステム部門が育成行員の募集をかけていて、自ら手を挙げ、事業統括部のシステム企画に携わることになりました。
そこでは、いわゆる勘定系システムの企画や追加機能を担当。ベンダーにも出向し、当時14行が活用していた勘定系システムの機能や費用、コースなどを選定する役割を担っていました。一度銀行の外に出たことで、視野が広がったように思います」
転職を決意した背景には、2つの大きな理由がありました。
「勘定系システムの企画に関わっていくうちに、1つの銀行だけでなく日本各地のさまざまな銀行の役に立つ仕事をしたいと思うようになりました。
また、ちょうど子どもが生まれるタイミングで、ライフイベントと仕事の両立を考えるようになり、働き方を見直すことに。そんな時、NTT西日本の求人情報を見て、『ここなら自分のやりたかったことができそうだ』と思い、応募しました」
こうして2020年にNTT西日本に入社し、勤務が始まりました。
「入社から2年半はNTTの強みである電話関連で、銀行向けのコンタクトセンターの業務効率化やAIを使ったサービスのご提案をしていました。その後役割の変更があり、現在の業務へ従事することに。脱炭素や人的資本経営といった当社としても新領域の分野で、銀行の本店の経営企画部門などに対するご提案を行っています」
グループの力を引き出すソリューション探し。お客さま目線で見つけた理想の製品
銀行出身という経歴を活かし、副島は金融機関向けの営業において独自のアプローチを心がけています。
「金融機関はお金にシビアな感覚を持っているため、システムを導入する上では費用感について詳しく説明することを意識しています。また、最終的に判断するのは金融機関の上層部になるため、ご担当者さまが上層部に説明する際にも、納得感が得られるような伝え方を意識しています。
加えて金融機関はある程度予算の年間スケジュールが決まっているため、それをメンバーにも共有して『この時期に導入してほしいなら、このタイミングで提案してみよう』など作戦を立てています」
そんな副島にとって、5年間の中でもっとも印象に残っている出来事があります。それは、脱炭素分野における新しいソリューションの発掘です。
「当社は一気通貫で幅広いソリューションが提案できるという強みがある一方で、特筆すべき強みのあるソリューションが多いわけではないというデメリットもありました。
そこで数ある協力会社やグループ会社がどのようなソリューションを持っているのか調査し、『これはお客さまに喜ばれそうだ』と、お客さまにとって本当に適したソリューションを探すことにしました」
その中で発見したのが、グループ会社であるNTTデータの「C-Turtle®」というCO2排出量の見える化ソリューションでした。
「CO2排出量の見える化ソリューションは3〜4年前から世界各国で誕生していますが、中でもC-Turtle®は同じNTTグループの製品で日本語にも対応しており、サポート体制が充実していることが魅力でした。また各企業のCO2排出量をまとめて見ることもでき、サプライチェーン全体でのCO2排出量を見える化できることも特徴です。
実際、お客さまに提案してみても『これはいいね!』とお墨付きをいただけることが多く、その評判が他の金融機関にも広まっていきました。お客さまにとても喜んでいただけて、忘れられない仕事の1つになりました」
現在の仕事に対するやりがいについて、副島は2つの大きな魅力を感じています。
「元銀行員として、金融機関に喜んでもらえるような提案ができた時は非常にやりがいを感じます。また、ライフワークバランスの点でもしっかり仕事を全うしながら、家族のための時間が取れるところが気に入っています」
地域貢献への想いを胸に──金融機関と自治体を結ぶ共通システム構想への思い
銀行から通信業界への転職を通じて、副島はNTT西日本の魅力を肌で感じています。とくに働き方の面では、大きな変化があったと振り返ります。
「前職当時は、年休を取ることへの気遣いが多かったです。しかし、当社では計画的に年休を取れる風潮があるので、子どものイベントに合わせて休みを取れることが自身の精神的な支えになっています。そのほか、私は取得していませんが男女ともに育休制度も充実しており、子育てしながら働きやすい環境だと感じます」
キャリア採用者へのサポート体制も充実しています。副島自身、通信業界の知識についてはゼロからのスタートでしたが、周囲の支援により順調にキャッチアップできたと言います。
「NTT西日本の人たちは本当に穏やかでクレバーな人が多いので、キャリア採用でも困ることはありませんでした。通信や電話の知識については、初期の研修だけでなく周囲の人にも聞くことでキャッチアップできました。プロパー社員と比べると見劣りする部分もありますが、それは仕方ないと思っています。
キャリア採用者としての強みとプロパー社員のメンバーの強み、それぞれの強みを活かして働けるところが当社の魅力です」
今後のキャリア展望について、副島はこう語ります。
「現在の仕事も非常に楽しくこれからも続けていきたいと思っていますが、もっとお客さまに近い部署も経験したいと思っています。一般的に当社は『電話屋さん』だと思われているところがありますが、そのほかにもさまざまな事業を行っているので、それを活かして金融機関のさまざまな部署のキーマンとの関係構築を進めていきたいですね。
また当社は民間企業だけでなく、自治体向けにもご提案活動をしています。金融機関と自治体は非常に密な関係があるため、今後は自治体向けの部署と連携して共通的なプラットフォームシステムを開発・提案できたらすてきだなと思っています」
最後に、副島はキャリア入社で活躍できる人材像について語ります。
「ひと言で言うと、何事にも前向きに取り組める人がいいと思います。転職をすると、文化や仕事内容の違いに驚くこともあると思いますが、違いを楽しみ、新しい文化を吸収できる人なら、きっと当社で活躍できると思います」
※ 記載内容は2025年9月時点のものです

