公共系システムのプロジェクトにて、サブリーダーとして業務を遂行中
2024年2月現在、公共系の案件を担う部署に所属する田中。政府機関のマイナンバー制度における情報連携に関わるシステムの開発に携わっています。
「マイナンバー制度における情報連携は、各種手続の際に住民が行政機関などに提出する書類を省略可能とするなど、住民の負担を減らすためシステムを通じて異なる行政機関などの間で個人情報のやり取りを行うものです。
私が担当しているのは、本システムの既存のプログラムに対する改修です。本改修の要件定義から参加し、設計や製造を経て現在は試験を実施している最中です。上流から下流までの一連の流れに携わっています」
春には新卒入社5年目を迎える田中。現在のプロジェクト途中からサブリーダーの役割を担うようになりました。
「情報連携に関わるシステムの機能拡張の開発については、外部のパートナー会社の方を含めて3〜4人ほどのメンバーで担当しており、サブリーダーとしてメンバーそれぞれに『この作業をお願いします』と指示を出したり、全体の進捗を管理したりしながら、メンバーとともにプロジェクトを進めています」
これらに加え、専任指導員としてチームの新人教育も担っている田中。物事の起承転結や理論の背景まですべて自分の言葉で説明できるように、後輩に指導していると言います。
「具体的には、今取り組んでいる作業は何のためにやっているのか?をきちんと意識するように伝えています。作業の理由や背景を理解しておくことで業務効率にも関わってきますし、上司やお客様と話をする際にも自分の作業意図をきちんと伝える必要があります。
だからこそ、自分で考え、自分の言葉で相手にきちんと伝えることができる文章力・説明力をきちんと身につけていくことが大切だと考えています。もちろん、自分自身のスキルとしても高めていきたいと重視しているポイントです」
文系出身・プログラム未経験ながら「これからの時代に求められる」IT業界を選択
大学時代までを過ごした青森県を離れ、関東での就職を希望していた田中。就職活動の際に意識していたのは「これからの時代に求められる業界で働きたい」ということでした。
「情報系を専攻していた友人が、パソコンを使ってプログラムを作る研究をしていたんです。就職活動を始める前は毎日大変そうだなと思っていたんですが、いざ就職活動を始めた時に、文系を専攻する学生でもIT業界に就職できる『文系IT』というワードを知ったんです。
文系からITへ進む選択肢もあると気づき、IT未経験の私でもがんばればやっていけるんじゃないかと、IT関連企業の説明会に積極的に足を運ぶようになりました」
その中で出会ったのが、日本データスキルだったと田中は振り返ります。
「面接の際にとても緊張していて、きっと顔にも出ていたと思うんですが、人事担当の方が『緊張しなくてもいいですよ』と親身になって声をかけてくれたことが印象的でした。人の気持ちに寄り添ってくれる面倒見の良い社員さんが多いのかな、と想像できたことを覚えています。
また、IT未経験・文系出身者でも、業務に必要な知識を学べる研修やサポート制度が整っていたことも入社の決め手になりました。実際に入社する前は、会社が内定者向けに提供するeラーニングで基本情報技術者試験に向けたテキストを配布されたり確認テストを実施したりするなど、知識向上のサポートがありました」
田中の入社した2020年は新型コロナウイルス感染症の流行下であり、入社後の研修はオンラインでの開催でした。
「直接顔を合わせることができない環境ではありましたが、講師の方々がすごく気にかけてくださったんです。開発ソフトの使い方をはじめ、内容をきちんと理解できているかのサポートはもちろん、同期たちと会話する機会を設けてくれることもありました。研修で学んだ知識は現在の業務で使うことも多く、日々役立っていると感じています」
とはいえ、大学時代の専攻とはまったく異なる業界への就職には不安がありました。研修中、作業が思うように進められず、心が折れそうになったこともあると話す田中。それでも途中で投げ出すことなく続けることができたのは、周りの人たちのおかげだと言います。
「これまでを振り返ってみると、本当に周りの人たちに恵まれていると思います。研修の時も面倒見の良い同期が『みんなで目標をクリアしよう』と気にかけてくれたことで達成することができましたし、配属後もいつもすぐそばでサポートしてくれる先輩がいてくれたからこそ、諦めることなく前を向き続けられました」
一つずつハードルを乗り越えてきたことで成長を実感。自信へとつながった
身近なシステムに携われたらいいなと考え公共分野の仕事を志望した田中。希望がかなって配属された現在の部署で、身近に役立つ税務システムの再構築プロジェクトに参画。そこで、結合試験というテスト工程を担当しました。
「配属先では、新人研修で学んだ言語に加え、もう一つ言語を覚えなくてはいけなくて、ひたすら調べながら業務を進めていました。
テストでは、消化だけではなくバグを修正していって、一つひとつ調べながらプログラムを修正して実際に動かしてみる、という過程を何回も繰り返しました。最初は自分だけではできず、専任指導員の方にその都度助けてもらいながらの作業でしたが、なんとかやり切ることができ、仕事の自信につながりました。
また、直接対面で指示されることが多かったので、手書きでメモをとってはまとめていました。自分が業務報告をする際にもメモを活用していたので、伝えたいことをきちんと伝えるために要点をまとめて話すように心がけていました。
口頭だけで伝わりづらいことは、資料にまとめて提出したり、その資料を用いて先輩や上司に説明したりしていました。この経験があったからこそ、相手に伝えたいことをきちんと伝える力が身についたと感じています」
結合試験というテスト工程を担当していた田中ですが、入社2年目の2021年7月に異動した現在のプロジェクトで任されたのは「要件定義からテスト工程まで一連の流れに携わる」仕事でした。
「自分自身としては、正直なところ、まだまだ初心者という気持ちが拭いきれない部分はありました。でも、上司から『もっとパワーアップしてほしい』と声をかけてもらったんです。成長のためのチャンスをもらえたからこそ、挑戦してみたいと思いました」
以前の税務システムと比べると、マイナンバー制度における情報連携に関わるシステムは仕事の範囲が広い上、幅広い専門知識を身につける必要もありました。
「初めはプログラムの実機を動かす機会がなかったため、業務知識を身につけるためにシステムのおおまかな内容が書いてある設計書を見ていきました。提案資料を作成する上で、概念的な理解を深めることはできましたが、設計や製造工程を進めていくにあたり、システム内部の設計やシステムの具体的な動きをきちんと理解できているかどうかが重要となります。
それをクリアしていくのは、私にとってはなかなか高い壁で、システム内部の設計書を読んだりソースと照らし合わせたりという作業を何度も何度も行いましたね」
大変ではあったけれども、一つずつ丁寧にコツコツと頑張ってきたことが今の田中の土台になっています。
着実に一歩ずつ歩みを進めることが、めざしたい自分になるための近道
自らのスキルアップに向けた勉強はもちろん、サブリーダーとしても、プロジェクトメンバーの一人ひとりに意識を向けながら業務にあたっています。
「3〜4名のメンバーそれぞれの作業状況を毎日数時間おきに整理・把握しておくことを心がけています。たとえば、Aさんの作業が8割終わっていて終業まで2時間くらい手が空くとわかっていれば、事前にチャットやメールで次の作業をお願いすることができるので、プロジェクト業務を無駄なくスムーズに進めることができるんです。
前のサブリーダーがメンバーへの仕事の割り振り方や進捗管理の仕方がとても上手だったので、それを参考にしています」
周りの社員たちの仕事ぶりを見て、良いと感じた部分は積極的に取り入れていると話す田中。このようにサブリーダーとして経験を積んでいきながら、プログラミングについてもまだまだ知識を高めていきたいと言います。
「現在担当しているシステムのすべての機能について、まだ完全に把握できていないところがあります。すべての機能について、今年中には自分の言葉できちんと説明できるように、理解を深めていきたいですね」
IT未経験からのスタートで、これまでの担当業務を通じて一歩ずつ前に進んできた田中。はじめは不安に思うことや大変に感じることも多かったけれど、少しずつできることが増え、自身の成長を感じる瞬間が増えてきたと言います。
「日々の生活に溶け込んだ身近に役立つ公共分野のシステムの開発で、作業を依頼した意図が正しくメンバーに伝わり滞りなく作業してもらえて、効率良く作業が回ると達成感があります。
また、自分で設計したプログラムをテストして、不具合があれば設計やソースコードを直してまたテストして…というのを繰り返し行うことで最終的には、自分がやったことが形になる・目で見て操作してわかるのも楽しいですし、やりがいがあります。
これからもできることを一つずつ増やしていくことで着実に成長していきたいと思っています。そして、どれくらいかかるか自分でもまったく想像がつかないのですが、いつかはリーダーを担っていける人材になりたいです」
めざすリーダー像について、田中はこう話します。
「ミスをしても『こうすればいいよ』と明るく言える人になりたいですね。そうすれば誰もミスを隠さないし、どんなことでも気軽に報告し合えるチームになれるはず。チームのみんなから『話しかけやすい』『気軽に報告できる』『ためらわずに話せる』と思われる人になりたいです」
日本データスキルが持つ「面倒見の良さ」に救われた田中は、今度は自らが誰かの面倒を見る存在としてこのカルチャーを受け継いでいきたいと話します。自身の成長を一つずつ感じながら、田中の挑戦はまだまだ続きます。
※ 記載内容は2024年2月時点のものです
