「どうすれば、うまくいく?」試行錯誤の経験が、学びのスタイルの礎に
幼い頃から真面目にコツコツと物事に取り組む性格で、宿題なども「やるのが当たり前」という子どもだったと振り返る西川。そんな西川の探求心の原点は、3歳から高校2年生まで続けたクラシックバレエにありました。
「最初は親に勧められて始めたのですが、続けていくうちに夢中になり、自分の意思で通うようになりました。とくに意識が変わったのは、小学校高学年の頃。1人で1曲を任されるようになり、自分の努力が1曲の完成度にそのまま反映されると気づいてからです。
そこから、どうすればもっと上手になれるかを考え、プロの動画を見て研究するなど、自分のレベルを上げていく過程が楽しくなりました。結果的に、教室の親御さんや友人からも『頑張っているね』と声をかけられることも増えて、努力の過程を認めてもらえたことが自信につながっていました」
バレエに励む一方、小学生の頃から漠然と理系への憧れを抱いていた西川。一級建築士である父が数学の質問にすぐに答えてくれる姿が格好良く映ったこと、そして世の中の便利なものは「ものづくり」から生まれていると感じたことが、その想いを強くしました。
中でも、生物に興味を持つようになったのは、高校の授業がきっかけだったと振り返ります。
「生物分野では、たとえば植物の光合成など、目に見えないところで非常に多くの複雑なプロセスが働き、生命を支えている仕組みを学びました。その仕組みを、一つひとつ理解していくのが、純粋に楽しかったんです」
生物学の中でも、細胞のようなミクロな単位の世界にとくに惹かれた西川。「生物の知識を人々の生活にどう活かすか」という視点を学ぶため、大学では応用生物科学科を専攻しました。
「大学の研究では、肝臓の再生に関わる物質を探していました。地道な作業の連続で、最初からうまくいくことばかりではありません。一つの仮説が違えば、また別の角度からアプローチするといった試行錯誤の末に、候補となる物質を見つけられたときは本当に嬉しかったです。試行錯誤して答えにたどり着く感覚は、エンジニアの仕事にも通じるものがありますね」
就活の軸は「人・ものづくり・働き方」。真面目で優しい雰囲気がNDS入社の決め手に
西川は大学3年の初めから就職活動をスタート。3つの軸を大切にしていました。
「1つめは、働いている人の雰囲気です。どんな仕事でも、人間関係は大切だと考えていたので、自分と雰囲気が合い、人当たりのいい人がいる会社がいいと考えていました。2つめは、理系で培った素養を『ものづくり』で活かしたいと考えたこと。そして3つめは、結婚や出産といったライフステージの変化があっても、柔軟に働き続けられることでした」
西川が大切にしていた軸に最も合致すると感じたのは、IT業界でした。
「ITは今後も必要とされ、成長し続ける業界だと感じました。専門的な技術や資格を身につければ、ライフステージが変化しても長く働けるという安心感もありましたね。
また、大学での研究は生物が相手なので、年末年始や深夜でも実験の都合に合わせなければなりませんでしたが、IT業界ならリモートワークも含めて、自分のライフスタイルに合わせて柔軟に働ける期待もありました」
数あるIT企業の中から、最終的にNDSを選んだ西川。インターンシップや社員との座談会を通して、真面目で優しい雰囲気が自分に合っていると直感したと言います。
「就活中の相談に乗ってもらえたり、連絡をたびたびもらったりして人の良さはずっと感じていましたが、とくに印象に残っているのは内定期間中の出来事です。
帰省中、私の実家がある地域が関わる飛行機の事故がありました。そのとき、人事担当者の方が心配して『大丈夫ですか?』とわざわざ連絡をくれたんです。まだ入社もしていない私を気遣ってくれたことが、本当に嬉しかったです。ここなら安心して働けると思いました」
同期と共に乗り越えた新人研修。手厚いサポートで、プログラミングへの苦手意識を克服
NDSへの入社を決めたものの、プログラミング未経験の西川には「本当に自分にできるだろうか」という不安があったと言います。その不安を払拭したのが、内定期間に取り組んだ課題でした。
「内定期間中に課題に取り組むのですが、教材が用意されているのはもちろん、チャットでいつでも質問できる環境がありました。自分の質問が他の内定者の助けにもなるし、他の人の質問を見て学ぶこともできるんです。こうした環境に支えられて最初から苦手意識を持たずに済んだのは、とても大きかったと思います」
入社後は、約3カ月間の新人研修が待っていました。そこでも、同期とのつながりが大きな支えとなります。
「和気あいあいとした雰囲気で、同期同士でわからないことは教え合っていました。とくに経験者の同期は、私にとって目標のような存在で、追いつきたい一心でわからないことがあれば積極的に相談していましたね。
また、未経験の同期もいたのですが、悩むポイントが本当に同じで、一緒に講師へ質問に行くことも多かったです。講師も時間をかけて丁寧に教えてくれるので、知識を身につけられたと感じています」
学びを深められた一方で、研修では大変なこともあったと振り返ります。
「一日で進む量がかなり多く、ついていくのが大変だと感じることもありました。研修でわかったつもりでも、いざ自分でやってみると理解できていなかったことも多くて、研修中はとくに、自宅で復習する時間を大切にしていました。
また、学ぶ上で意識していたのは、一回聞いたことをメモすることです。メモしながら聞いた話を関連づけて理解を深めるようにしていましたね」
研修の総仕上げとして、一つのシステムをチームで作り上げる実践的なプロジェクトも経験しました。
「コーディングだけでなく、進捗会議やテストまで、システム開発の一連の流れを体験できたのは大きな収穫でした。この経験があったからこそ、現場に出てからもスムーズに業務に入ることができたんです」
手厚い研修とサポートを経て、いよいよ現場に配属された西川。配属後も、先輩に支えてもらいながら、業務を覚えられたと振り返ります。
「コーディングを始めたばかりの頃は本当にわからないことだらけでしたが、すぐ隣に先輩がいて、いつでも質問できる環境だったので心強かったです。最初にシステムの全体像を時間をかけて説明してもらえたのも、一つひとつの作業の意味を理解する上で非常に助かりました」
挑戦を支える温かな社風のもと、「どんな環境でも活躍できる技術者」をめざす
現在2年目の西川は製造業の会社で使われる「見積積算システム」の保守・機能追加を担当しています。
「このシステムは営業さんが選択した製品仕様で積算を行い見積もりを算出します。 同期の仲間や1年目の新人、そして30〜50代のベテラン社員もいる6名のチームで、先輩からのアドバイスを受けながら業務に取り組んでいます」
未経験から成長を続けている西川ですが、1年目にはテスト工程でリリースの期限が迫る中、業務量が多い大変な時期も経験しました。
「大変な中でも、共通するような確認作業は関連づけて一度に行うなど、効率的に進められるよう工夫していましたね。先輩の助言もいただきながら、あの時期を乗り越えられたことは、今では大きな自信になっています」
大変な出来事も経験する一方で、やりがいを感じる場面もあると言います。
「自分でコードを書いて、システムが意図した通りに動いた瞬間は、やはり嬉しいですね。自分が作ったものが、お客さまの業務を支え、人々の役に立っていると実感できるのが、この仕事の醍醐味だと思います。
また、コーディングができるようになっている成長実感があるのも嬉しいポイントの1つ。ただ、今はまだ周りのサポートを受けながら作業をしている段階なので、まずは1人で業務を完結できることが目標です。その上で、さまざまな言語やシステムに触れて知識を吸収し、どんな現場でも活躍できる技術者になりたいと思っています」
最後に、これからIT業界をめざす学生へのメッセージをもらいました。
「自分の時間も大切にしながら、ものづくりに挑戦したい人にとって、IT業界は最高の環境だと思います。
とはいえ、ITに興味はあるけれど、未経験だから不安だという方も多いと思います。NDSは、そんな人でも安心して挑戦できる会社です。わかるまで時間を割いて根気強く教えてくれたり、質問に対して快く答えてもらえたり、先輩社員も本当に優しい人ばかりです。私はこの会社で、苦手だと感じる人に1人も出会ったことがありません。世間話や食事に行くこともあり、業務外での交流が、仕事のしやすさにもつながっています。
また、理系の学生が持つ強みは、IT業界でも必ず武器になります。たとえば、コーディングでは、基本的なルールを応用して複雑な処理を組み立てていく感覚が数式を解くのに近く、論理的に物事を考える力は強みになります。
加えて、この仕事は地道な努力の積み重ねが大切なので、研究や実験で培った、1つのことにコツコツと向き合う姿勢は間違いなく活きてきます。真面目に勉強し、地道に努力できる人なら、きっと成長していけるはずです」
学生時代の探求心をそのままに、西川はこれからも着実な一歩を積み重ねていきます。
※ 記載内容は2025年10月時点のものです
