不安だった配属発表。面談で重視した「自分に合う雰囲気」
NDSには、配属後の新入社員一人ひとりを先輩社員が専任指導員として1年間サポートする「専任指導員制度」があります。
2024年入社の小島も、先輩の北原に支えられながら成長を続けてきました。しかし、入社当初は配属への不安でいっぱいだったと言います──。
小島:私は法学部出身で、大学時代はITにほとんど触れてきませんでした。SEというと開発のイメージが強かったので、「専門的に学んでこなかった分野で自分が本当にやっていけるのか」という不安が一番大きかったです。また、人間関係や勤務地なども気になっていて、配属発表まではずっとドキドキしていました。
NDSでは、新入社員研修中に本部ごとの事業内容や職場の紹介を行っています。その説明を聞いて配属希望を提出し、希望を踏まえて本部が決まります。その後、各本部の部課長や若手社員との配属面談を経て、配属先部課が決定します。
小島:配属希望は3つまで選べ、現在の配属先は希望していた部署の1つです。配属面談の際に重視していたのは、勤務地や雰囲気の良さ。課長と2〜3年目の先輩が同席されていたのですが、「緊張感も持ちつつ、和気あいあいとしていて雑談ができるような雰囲気があるか」をみていました。今の部署は、その印象が強くて、ここなら自分らしく働けそうと思いました。
「雰囲気」を重視していたのは、指導役の北原も同様でした。2022年入社の北原自身も、配属決定前は不安を抱えていたと言います。
北原:私も配属が決まる前は不安でしたが、勤務地や当時の面談で話しやすそうな雰囲気をもとに、今の配属先を希望していた記憶があります。
配属先は研修期間中に発表されます。小島は、発表直前は同期と共にそわそわしていたと振り返ります。
小島:もちろん希望通りの配属とはならない人も一定いると思うのですが、私自身は希望していた部署だったので、「よかった」という安心感が大きかったです。
自分で調べてから聞く意識。質問しやすく、自分の意見も伝えられる関係性
配属後、小島には「専任指導員」として年の近い先輩が指導にあたりました。
小島:研修の一環で、配属前に指導員の方と顔を合わせる機会がありました。私の場合は、その最初の方が異動となり、9月から同じチームだった北原さんに指導員を引き継いでもらう、という少しイレギュラーな形でした。
北原の指導員が決まった時点で、自治体向けのパッケージシステムの導入プロジェクトにおいて、北原はサブリーダー、小島はメンバーという立場ですでに一緒に働いていたため、もともと顔馴染みだった二人。お互いの第一印象は「真面目そう」という点で一致していたと振り返ります。
小島:北原さんは年も近いですし、とても質問しやすいですね。質問があるときは、北原さんの手が空くタイミングで聞くようにしているのですが、1日に5回、10回と話しかけてしまうこともあります。さっきも、今週初稼働するシステムについて北原さんに確認していましたが 、質問するたびに業務の手を止めて話を聞いてもらえるので、とても安心感があります。
もちろん、なんでもかんでも先輩に頼りすぎるのは良くないと思っています。わからないことが出た時、まずは自分で調べて、根拠や自分の意見を持った上で相談するように意識しています。
小島がこうした主体的な姿勢で臨む一方、指導する側の北原も、自身の経験に基づいた指導を大切にしています。
北原:意識しているのは、答えだけを教えるのではなく、思考の仕方や仕様書の「こういう部分に着目するといい」といったポイントを伝えることです。考え方や要点を教えることで、同様の事態が発生した時に応用が利きます。これは、私自身がかつて自分の指導員から教わったことでもありますね。
こうした日々のやり取りを通じて信頼関係も深まる中、小島はアドバイスを受け止めるだけでなく、自分の意見を伝えることも大切にしてきたと言います。
小島:先輩からのアドバイスは、もちろん素直に受け止めることを大事にしています。ただ、自分自身の意見も大切にしたいので、「私はこう思うんですが」と伝えて、いい意味でバチバチするときもあります(笑)。仕事の話はもちろん、雑談もする中で信頼関係が築けてきたからこそ、そうした自分の意見も言いやすい関係性があると感じています。
北原:自分の意見を伝えてくれることはポジティブに受け取っています(笑)。小島さんも考えてくれているとわかりますし、自分が伝えた考えにプラスして「こうした方がいいんじゃないか」と言ってくれることで、互いに作業をブラッシュアップしていくことができますから。
上司に相談しながら、方針を考える。後輩に教える経験で自らも成長
小島の指導員を引き継いだ北原自身も、率直な不安を抱えていました。
北原:私が実際に専任指導員になったのは9月からですが、小島さんの配属が決まった7月から同じ作業をしていたので、実質メインで教えてはいました。正式に任された時は正直、不安はありましたね。指導員としての役割とこれまでの業務をどう両立させていくか、「後輩が不安に思わないかな」というプレッシャーもありました。
北原は、自分一人で抱え込まず、すぐに先輩や上司に相談したと言います。
北原:主任や課長には、業務範囲や分担の仕方、最初の研修で小島さんが設定した指導目標を達成するための方法を相談しながら進めていました。もらったアドバイスを自分なりに解釈し、小島さんが取り組みやすいように伝えることは心がけていましたね。
また、自身の業務リソースの管理についても工夫を重ねました。
北原:最初は、これまで私が担当していた作業の中で任せられるものから小島さんにお願いしていきました。そこから、だんだんとお客さまと関わる作業にも慣れてもらえるよう意識していました。
そうした周囲のサポートや自身の工夫を得ながら、北原自身も指導者として成長していきます。
北原:私が情報系で、小島さんが文系ということもあり、最初はシステムの考え方に少し違いもありました。でもお互いの理解度を確認しながら、システムの基本的な考え方から丁寧に共有するようにしていました。もし伝わりにくいと感じる時は、説明の仕方自体を日々工夫して改善するようにもしていましたね。
小島:そうなんです。言葉での説明で私が理解しきれていない時、北原さんは紙にペンで図やイラストを書いて説明してくれました。プロジェクトで必要な知識や、システムの内部的な概念も、図解してもらうことで理解しやすかったです。
後輩に教える経験は、北原自身の業務にも良い影響を与えました。
北原:業務の指示の仕方が、1年前に比べてスムーズになりました。以前は作業を組み立てるのに時間がかかっていましたが、今は「この部分は小島さんに」「この部分はパートナー会社の方に」と、業務分担が明確にできるようになり、確認作業も効率化しました。
文系出身でも成長できる。入社後に「できること」が増えていく喜び
指導員としての北原の成長と並行し、指導を受ける小島もまた、入社時からの確かな成長を遂げていました。
北原:小島さんはもともとコミュニケーション能力が高かったのですが、その強みをさらに伸ばし、今ではお客さまと会話を重ねながら、仕事をスムーズに進められるようになりました。担当案件の中で小島さんがメイン、私がサブという体制で進めることもあり、現地出張では小島さんが主体となって自治体の方や現地のSEとしっかり会話して調整してくれています。
また、文系出身で未経験ながらも、コードを読み解けるようになるなど、技術面でも着実にスキルを伸ばしています。システムの内部構造を理解した上でお客さまと話せるようになり、より信頼して仕事を任せられる存在になりました。
小島:初めて出張に行った時は、先輩の打ち合わせを隣で見ているだけでした。それが今では、自分がメインで日程やシステム内容の調整をできるようになり、現場でお客さまと直接やりとりできるようになったことに、自分でも成長を感じますね。
また、配属当初は本当に何もわからず、仕様書や設計書も読めない状態でしたが、今では、新人の頃はわからなかった複雑なSQL(データベースを操作する言語)を自分で作れるようになったり、仕様書を読み込めるようになったりと、できることが少しずつ増えてきた実感があります。
指導員と後輩として、互いの信頼関係を築いてきた二人。それぞれの魅力をこう語ります。
北原:小島さんは、コミュニケーション能力が高く、自分の意見をしっかり持ちながらも、相手の意見を丁寧に聞いてくれる方です。今ではお客さまとのやりとりも、信頼して任せられています。
小島:北原さんは経験豊富で、周りの上司やお客さまからもすごく頼りにされています。私からのたくさんの質問にも、忙しい中いつも落ち着いて答えてくださって…。そのキャパシティや、心の余裕があるところを見て、安心して頼れる方だなと思っています。
それぞれの長所を理解し合う二人ですが、それぞれNDSにはどんな人が合うと感じているのでしょうか。
北原:自分の意見も含めてコミュニケーションをしっかり取れる方や、自分で「調べよう」という意欲があり、時に先輩にも聞いて情報を集めて進んでいける方が伸びるのかな、と思います。
小島:北原さんが言うように、自分で何か物事を調べていく姿勢や、自分の意見もきちんと持った上でアドバイスを素直に受け止められる方なら、成長しやすい環境だと思います。
最後に、入社前の不安を抱えていた当時の自分や、未来の後輩となる学生へ向けて、二人は次のようなメッセージを送ります。
小島:私は文系出身だったので、IT業界に飛び込むことに不安でいっぱいでした。それでも、入社後の研修や、配属後の先輩や上司の指導、そして自分で調べることで、知識も増えていくと思うので、知識やスキル面は不安に思わなくてもいいと伝えたいです。
北原:不安も大変なことも多いとは思いますが、あまり心配しなくていいかなと思います。経験上、わからなかったら周りの人に相談してくれればいいですし、相談に快く応じてくれる方ばかりなので、安心して飛び込んでもらえればと思います。
また、これから専任指導員を任される方も、無理に完璧をめざさなくても大丈夫です。後輩と一緒に悩みながら成長していけばいいと思います。
入社前の不安を乗り越え成長する小島と、後輩と共に成長する北原。NDSには、互いを支え合い、共に成長していけるあたたかい文化が根づいています。
※ 記載内容は2025年10月時点のものです
