質の高い公共系システムを生み出す基盤は、なんでも言い合えるフラットなチーム
2025年4月現在、日本データスキルに入社して12年目の斎藤は、これまでに共済や年金などの業務を扱う官公庁向けの業務システム開発をはじめ、公共系の大規模システム開発に携わっています。
「現在手がけているのは、会員数50~100万人規模の共済システムの開発案件です。法律改正に伴う定期的なシステム改修の一環で、基本設計からリリースまでを一貫して対応しています」
プロジェクト全体では30~40名ほどの体制で進めており、斎藤はその中の1チームで技師として、約5名のメンバーをまとめています。
「現在は自身で手を動かすのではなく、メンバーの進捗管理や成果物の確認、顧客への報告など、マネジメント業務が中心となっています。 技師として求められる役割は、技術面での品質管理も含めたマネジメント全体の遂行です。
当社は成果物のクオリティを重視しているところが強み。進捗だけでなく品質の両面を的確に管理することで、成果物が十分な品質を満たしていることを保証し、お客さまの信頼を獲得していくことが期待されています」
そんなチームマネジメントにおいて斎藤が大切にしているのは、「風通しの良さ」だと語ります。
「新人メンバーには、作業の意図や目的を理解してもらうことを大切にしています。理由がわからないまま手を動かしていると、どうしても受け身になりがちですし、やる気も続きませんよね。“なぜこの作業をするのか”を共有し、質問だけでなく意見交換や情報共有も気軽にできる雰囲気づくりを意識しています」
こうした考え方の背景には、斎藤自身の過去の経験も影響していると言います。
「当時は知識も経験も浅く、わからないことがあっても“こんなことを聞いていいのか”とためらってしまい、プレッシャーや不安から気軽に質問する勇気が持てなかったんです。
今振り返ると、関係性の構築を自分からうまくできなかったことも反省点でした。だからこそ、今はそうした気持ちを抱える若手にも目を配りながら、気軽に相談できる関係性を築けるよう心がけています。
メンバー同士が自然にフォローし合える、フラットで働きやすいチームをつくることが目標です。業務の話に限らず、日常の雑談も大切にしながら、それぞれに合った距離感で関係性を築いています」
一人ひとりが主体的に動ける環境を整えることで、チーム全体としての力を引き出す。その姿勢は、現場に少しずつ良い影響をもたらしています。
実直で噓のない社風と居心地の良さに惹かれ、プログラミング未経験ながらNDSに入社
人文学を学んでいた大学時代、斎藤は軽音楽部に所属し地元の新潟でライブを行うなど、音楽活動に熱中していました。
「打ち込みの曲を作ったり、WebサイトやSNSを利用したりと、音楽活動の中でパソコンをよく使っていたんです。技術的な面には詳しくなかったですが、パソコン操作には慣れていました」
就職活動で重視していたのは、自身のスタイルを活かせる環境でした。
「取引先の立場や業務を理解した上で働けるBtoB企業で、落ち着いた環境のもと、自分のペースで仕事をしたいと考えていました。だから、システム開発の仕事を知った時に『自分に合っているかもしれない』と感じたんです」
そんな中で、NDSと出会った斎藤。
「会社の説明を聞いて、当たり前のことを当たり前に行うことで信頼を得ている、実直で堅実な印象を受けました。勤続年数が長い社員も多く、1つのことに取り組み続けることでお客さまの信頼を獲得し、システムの有識者としてさらなる改善のご提案ができる良い関係を築けている。魅力的な会社だなと感じましたね。
その一方で、力を抜くところは抜くというか、飲み会や社内行事など社内のコミュニケーションも活発だと聞き、人間関係の良さも感じられました」
プログラミング未経験だった斎藤ですが、充実した研修体制があるため大きな不安はなかったと語ります。
「正直、まったく未知の世界でした。でも、趣味のゲームがプログラムによって動いていることや、企業や組織などいろいろな場面で活用されている“システム”というものにおもしろさを感じたんです。仕事を通じて新たな業界や業務を知ることができて、見識が広がりそうだという期待感がありましたね。
自分にできるのだろうかという不安はありましたが、入社後3カ月間は教育担当が付いてしっかり研修を行うと聞き、それならやっていけそうだと入社を決めました。
教育担当者は、技術のことはもちろん、仕事に対する姿勢や現場でのコミュニケーションの取り方などについて、厳しくもしっかり指導してくれ、社会人としての心構えを学ぶことができました。当時教わったことは今でも思い出して、今度は私が新人に同じことを伝えています。
また、経験者の同期に口すっぱく言われた『プログラムが動かなかったら、まずエラーメッセージを確認せよ』という言葉も印象的です。単にエラーメッセージを確認するという意味だけではなく、『プログラムは入力に対して結果を返すもの。結果が期待通りでない場合、まずはその返答(エラーメッセージ)を確認することが、問題解決の出発点である』という思考のアプローチを教わったように感じています。
問題解決においては、思い込みを排し、確かな情報だけを整理していくことが大切だということを、この言葉を通じて学びました」
研修後は、自ら希望した公共系の部署へ配属。大規模で社会の基盤を支えるシステムに携わる仕事にやりがいを感じています。
かつての上司の背中を追いかけて。現場での姿から学んだチームマネジメント
現在の部署に配属された後、斎藤は先輩や上司からの指導や会社の研修制度を利用しながら、技術力を磨いていきました。
「年の近い先輩から直接指導を受けて、作成したものを上司にレビューしてもらう形で学んでいきました。そのほか、社外研修の制度もさまざま活用しました。技術だけでなく、マネジメントやコミュニケーションに関する研修も充実しているため、自分の知りたいことや学びたいことに合わせて選択できる環境が整っています」
こうして6年ほど経験を重ねた斎藤は、2020年にリーダーを任されます。
「もともと、いつかはリーダーを担わなければならないという意識は持っていました。また、業務を行う中で、上司が別プロジェクトへ離れていくことも。元メンバーといつかまた一緒に仕事をする時に自分のことを認めてもらいたい、という一心でスキルアップに努めているうちに、かつてリーダーだった上司の仕事をやってみたい気持ちが芽生えてきたんです。
プレイヤーとして自分の担当範囲の作業を正確に行うことは、時間や年数を重ねていけばできるようになります。しかし、チーム全体で考えると、いくら自分だけができても、それを他の人とも共有できなければ、会社としての成果物は不十分なものになってしまいます。
必然的に全体を見る必要が出てくるので、やはりマネジメントするしかないと意識が変わりましたね。リーダーの打診があった時には『ぜひやらせてください』と受けることにしました」
さらに、2023年に技師へ昇格した斎藤。マネジメントを学ぶには、現場での経験が何より大切だと話します。
「自分1人でできることは、実はそんなに多くないと気づいたときに、周りの上司や他社の人の姿を見始めるようになりました。
ただ、理想のやり方に出会っても、実際に自分のチームで実行しようとするとうまくいかないことも。そのため、メンバーの作業管理における、スケジュールや個人の技量に応じた仕事の配分の考え方などについては、一から勉強しましたね」
地道で前向きな努力が築いた11年。多様な人材と共に理想のチームをつくりたい
入社12年目を迎える斎藤。これまで長くNDSで働き続けられた理由を、尊敬する人たちに恵まれたことだと振り返ります。
「当社の強みは、お客さまからの依頼(顕在的なニーズ)に対して、当たり前のことを当たり前に行うところにあります。それを徹底することで、深い信頼関係が築けています。
しかし、それだけではなく、お客さまがまだ言葉にしていない潜在的なニーズに気づき、それに基づいて提案を行うことで、さらに信頼を深めることができると考えています。
『この方はこうしてほしいのではないか』と考え、提案した内容が採用されることも多いのは、まさにそのためです。上司やチームメンバーなど、周囲の仲間のそういった姿を目にしたり、自身でも経験してきたりしたことがやりがいにつながってきました。
また、たとえ困難な仕事でも、なんとかやり切って最終的にみんなで喜び合えるよう、必要なことは前向きに取り組んでみようという、自分自身が考え方を切り替えられたことも大きかったと思います。自ら努力する意識を遮断してしまうと、その機会すら失われてしまいますから」
プライベートでは2人目の子どもが生まれた斎藤。ワークライフバランスを考えながら、今後のビジョンをこう語ります。
「技師として、リーダーとして、自身が理想として語っていることを体現できる人材になる必要があります。まずは成果を上げて会社から評価される実績を積み重ねること。その上で理想とする職場やチームづくりを実現していきたいと考えています」
NDSの魅力について、斎藤は社風や技術面でのサポート体制を挙げます。
「プログラミングに興味があれば、必要なスキルは基礎から丁寧に学べる環境が整っているため、未経験の方も安心してスタートできます。また、実際に手を動かすシステム開発の中核――実装部分に携われる点も魅力のひとつです。
プロジェクトによって雰囲気はさまざまですが、わたしが所属するチームではコミュニケーションも活発で、チームワークを大切にしながら技術力やマネジメント力を磨くことができています」
最後に、自身のチームづくりも見据えながら、多様な人材に入社してほしいと斎藤は語ります。
「実直でまめな人や、コミュニケーション能力に長けた人など、何かに秀でた部分を持っている人は、そこを伸ばしながら、苦手な部分はチームでフォローできます。さまざまな属性の人たちが一緒にいることで、よりおもしろいチームになっていく。新たな仲間と働けることを楽しみにしています」
※ 記載内容は2025年4月時点のものです
