今しかできない大きな挑戦がしたい──海外ボランティアが与えてくれた「大事なモノ」
大学では商学部の商業貿易学科に所属し、主にマーケティングについて学んでいたA.Y.。心理学への興味が志望のきっかけだったと言います。
「心理学部に進むことを検討していたのですが、商学部にも消費者の購買行動のような心理学と通ずるものがあると知りました。そこからマーケティングに興味を持ち始めたんです。
2年生の時のゼミでは、あるエンターテイメント企業のV字回復の事例を通じて、ターゲットの設定や販売戦略について学びました。学んでいく中で、次第に企業に対する見方が変わっていくのがおもしろかったです」
大学時代にとくに印象に残っているのは、3年生の時に参加した海外ボランティアです。
「時間がある学生のうちに何か大きなことに挑戦したいと思っていて。それで3年生の時に休学して、フィリピン、トルコ、タンザニアの3カ国を訪れ、主に小学校で教育支援のボランティアをしました。
その時に、世界の広さをあらためて肌で感じ、自分の考えや視野の狭さに気づけたんです。もともと心配性だったのですが、ボランティア活動では度胸がついて友人も増えましたし、とても貴重な経験ができました」
この経験によって、海外に関わる仕事がしたいという気持ちが芽生えたと話すA.Y.。それが就職活動における軸となり、不二越との出会いにつながっていきます。
「大学の就職支援センターを通じて不二越を知りました。会社の規模が大きいことや、昔から興味があったものづくりに携われることに魅力を感じました。そして何より、海外拠点があることが入社の決め手になりました」
周りのサポートがあったから今の自分がいる。試行錯誤しながら着実に成長を重ねる日々
A.Y.は晴れて不二越に入社。ここから新たな挑戦が始まります。
「入社後は1カ月の研修を受け、その後は軸受事業部に配属されました。そこでは、生産課でのライン作業に携わり、軸受の組み立てや品質チェック、出荷準備などを担当しました。
工場での作業は思っていた以上に楽しかったです。コツコツと手作業で進める仕事が自分に合っていたと思います。一緒に働いていたフィリピンや中国のメンバーとは、プライベートでも仲良くしてもらいました。みんなで食事に行くこともありました」
その後、A.Y.は生産企画課に異動となります。
「生産企画課では、月度の生産計画の立案や仕入れ先とのスケジュール調整、さらには工場への生産指示から入荷確認まで行います。
具体的には営業からのオーダーをもとに、半期の生産計画を立案、需要の変化に応じて柔軟に生産を調整していきます。課長から直々にアドバイスをもらったり、工務係のメンバーも一緒にフォローしてくれたり、先輩から手取り足取り教えてもらいました」
文系出身のA.Y.にとって、当初は理解が追いつかず苦労も多かったと言います。ですが、周囲の人に支えられながら、一つひとつ困難を乗り越えていきます。
「とくに大変だったのは、1億円規模の材料調達をした時で、そこで責任の重さをあらためて実感しました。また、国内で生産していたものをタイへ移管する重要な時期に、顧客の納期管理、在庫調整などを担当したことがあるのですが、材料の調達が難しいものがありました。
その時に同じ課の先輩が親身になって話を聞いてくれて、仕入先と難しい交渉を行う際にも、先輩から進め方などのフォローをしてもらえたのは心強かったです」
こうした先輩のサポートにより、今では困難な状況に直面しても的確に対処できるようになったと言います。
「仕入先での材料調達が難しい場合は、自分たちが交渉して材料を仕入れることもあります。それでも納期に間に合わないようであれば、後工程を短縮するなど、状況に応じて臨機応変に対応することを心がけていました」
感謝されることが大きなやりがいに──そのためなら領域外でも全力で取り組みたい
さまざまな経験を経たあと、A.Y.は現在の事業企画課に配属されます。
「課長はとても仕事に精通している印象があり、正直なところ最初は少し緊張していました。けれども実際は、優しくて面倒見のいい方で安心しました。事業企画課では、主に営業の受注支援を行っています。営業からのオーダーに対して、以前いた生産課や現場と協力しながら、顧客のニーズに応えられるように納期調整しています」
納期に間に合わせるためには、的確な生産指示が求められます。これまで培ってきた知識と経験がここでも活きています。
「生産課にいたので、営業から納期についての要望があった際に、どのくらいの負荷が現場にかかるかが大体わかります。難しい案件の場合は、そういう部分も考慮しながら、素材や製作期間について提案するように心がけています」
担当外の仕事にも率先して取り組んでいるA.Y.。そんな彼女には仕事をする上で大事にしている価値観があります。
「場合によっては現場に足を運び、増産などのお願いをすることもあります。現場メンバーに『こういう状況だから協力してもらえないか』と実際に会って説明をすることで、理解と協力を得られることが多いです。関わりの多い現場に毎月1回は訪問することを心がけています。
やはり実際に会うことで、相手の受け取り方が変わってくると思うんです。営業がいる東京に出張した際には、対面したことで『この人のためになんとか力になりたい』という気持ちがより強くなりました。また、顔が見えることは仕事の楽しさにもつながってくると思います」
日々さまざまな問い合わせに対応しているA.Y.が大切にしていることは、レスポンスの早さ。過去の経験が原動力になっています。
「過去に対応が遅れたことで、案件自体がなくなってしまった経験があり、その時にタイムリーな対応がいかに重要か実感したんです。わからないことは課長に教えてもらい、『こういう場合はこう答える』という知識と経験を蓄積していったことで、スピード感を持って対応できるようになったかなと思います」
そんなA.Y.には印象に残っていることがあると言います。
「急な納期調整依頼が営業から入りまして、忙しい時期だったのですが、現場にお願いしながら調整を行いました。『受けたものはなんとかしたい』という想いが私たちにはあるので、自分も作業に加わりながら、なんとか納期に間に合わせることができたのは忘れられない経験です」
どんな状況でも前向きに取り組むA.Y.は、周囲から厚い信頼を寄せられています。ひたむきな姿勢の裏側には、ある想いがありました。
「人から感謝された時に、すごくやりがいを感じるんです。大変だと感じることもありますが、感謝されることが好きなので、そのためなら担当外の仕事でも全力で取り組みたいと思います」
この人と出会えて良かった──そう思える環境で挑戦し続けられるのが不二越の魅力
現在、富山事業所に属しているA.Y.は、大自然に触れながら仕事だけでなくプライベートも思いっきり楽しんでいます。
「休日は友人と一緒に長野県や石川県へ出かけたり、ハイキングを楽しんだりしています。実は、山登りが好きというわけではなかったんです。でも、頂上に到達した時の達成感や、そこから見える景色の美しさに魅了されて、今では休日の楽しみの一つになっています。
また、富山は食べ物がおいしくて。もともと海鮮が苦手だったんですが、おかげで白身魚や光り物が食べられるようになりました。富山名物のホタルイカも新鮮でおいしいです」
A.Y.は目標について次のように話します。
「今後のキャリアについては、営業のサポートをしながら海外にも関われる仕事にチャレンジしたいと考えています。海外拠点の営業を支援をする課がありまして、そこで働くことも視野に入れています。
その課では、アメリカやヨーロッパの拠点とやり取りを行い、海外からのオーダーを受注から出荷まで富山で管理しています。もし、将来的に海外に行って直接営業サポートができるようになれば、その時にはぜひ挑戦してみたいです」
理系出身が多い不二越で、夢に向かって挑戦し続けるA.Y.は文系出身者。そんなA.Y.には、採用候補者に向けて伝えたい想いがあります。
「最初は製品についてわからないことが多かったのですが、技術や現場の方が丁寧に教えてくれて、安心して仕事に取り組むことができました。理系・文系問わず活躍できる環境が不二越にはありますから、諦めずに挑戦してもらいたいです」
最後に、A.Y.は不二越の魅力についてこう話します。
「不二越で働いてみて思ったのは、とても人に恵まれていることです。面倒見のいい人が本当に多いので、そういう方たちに出会えたのは良かったなと思いますし、そこが不二越の大きな魅力ですね」
不二越には多様な背景を持つ人材が、安心して挑戦できる環境が整っています。何事においても前向きなA.Y.は、これからも人との出会いに感謝しながら走り続けます。
※ 記載内容は2024年8月時点のものです

