めざすのは正確さとスピードの両立。間違いはあってはならないという意識で取り組む
M.K.はグローバル財務部 経理に所属し、主に決算関連の業務に従事。海外の管理を強化していく組織として、大きく分けて2つの役割を担っています。
「1つめは不二越単体の決算業務です。こちらは業務が細分化されており、私は退職給付や有価証券に関する会計処理を担当しています。もう1つは、海外の子会社を含めたグループ全体の連結決算の取りまとめです。3カ月に1回の決算発表に向けて、外部に公表する決算資料の作成も行っています。
私たちの役割は、経営陣に対して経営判断に必要な情報を迅速かつ正確に提供すること。さまざまな法令に則って適切に行うだけでなく、決算の確定日に合わせてタイトなスケジュールの中で処理を行う必要があり、それには正確性とスピードが何よりも重要です」
業務に必要な知識は、会社法、税法、会計基準など多岐にわたります。また、グループ連結決算の取りまとめでは、数字の分析や報告もM.K.の仕事です。
「決算業務には月次決算と期末決算があり、月次決算は管理会計に分類され、期末決算はそれに加えて外部に公表する制度会計も含まれます。私は主に制度会計を担当しており、各担当者が受け持つ子会社の決算情報を集約し、それを一つの連結決算書にまとめる際のチェックや、連結会計に必要な仕訳を行っています。
また、数字を取りまとめるだけでなく、その内容を分析して報告することも私たちの仕事です。分析では前年同期との比較を行い、利益や売上の増減だけでなく、その要因から資産状態の変化まで細かく分析していきます」
責任ある業務を担う上で、M.K.には大事にしている価値観があります。
「どの業務も間違いがあってはいけないという意識を持って取り組んでいます。正確に業務を進めることを常日頃から心がけたり、ミスが起こりやすいポイントがあれば、少しでも改善できるように工夫しています。
また、数字から読み取れたことを経営への提案につなげることの重要性は感じていますが、現在はまだ十分に注力できていない状況です。将来的にはそういった分析にも力を入れていきたいと考えています。そのためにも現在は数値を取りまとめる作業の効率化に努めています」
事業の幅広さに魅力を感じて不二越へ。異動も自身のキャリアを広げるためのチャンス
もともと経理に興味があったM.K.は、大学では経済学部で会計学を学んでいました。そこから不二越への入社に至った経緯をこう話します。
「就職活動では、メーカーの経理職を軸に企業を絞っていました。そこにこだわった理由は、メーカーで働いている父親に相談をした際、『メーカー経理は向いていると思うよ』とアドバイスをもらったことがきっかけです。
さまざまなメーカーを見ていく中で、不二越を選んだ決め手は展開している事業の幅広さです。事業内容によって会計処理も異なるため、ここなら経理として幅広い経験を積めるのではないかと考え、入社を決めました」
そして、M.K.は2017年に不二越に新卒入社。研修中に配属先の希望を出し、それが叶って財務部門への配属が決まります。
「1カ月間の研修には財務関係の内容も含まれており、配属前に基礎的な知識を身につけることができました。配属後は主に財務や会計周りのシステムに関する問い合わせ対応や、システムの入れ替えなどを担当。専門知識は実務を通して学んでいき、必要な知識が出てきたら都度勉強して覚えるというのを繰り返し、わからないことは直属の上司や先輩社員に教えてもらいました。質問しやすい環境があったことはたいへんありがたかったです。
資格に関しては、私の場合は入社前に簿記の資格を取得していました。必須ではありませんが、持っておいた方がいい資格であるため、資格取得をめざす後輩には誰でも利用できるオンラインの無料学習サイトをおすすめしています」
その後、新入社員がシステム業務担当につくことになり、2020年から現在のグローバル財務部へと活躍の場を移します。
「異動希望を出したわけではありませんが、前々から私自身も決算の仕事に携わりたいと考えていました。というのも、決算の実務を行っていない状態で、システムの問い合わせ対応などをしていたため、時々理解が追いつかないと感じることがあったんです。実際に経験を積むことの必要性を感じていたこともあり、この異動は私にとって転機となった出来事でした」
不二越なら海外赴任のチャンスもある。常にレベルアップをめざして日々の業務に尽力
決算業務を担当することになり、必死に知識を吸収しながら日々の業務をこなしていったM.K.。その後、大きな壁を感じることになります。
「指導してくれていた先輩の異動が決まり、自分が主担当として業務を任されることになりました。しかし、当時は覚えることが多すぎてわからないことだらけで……。
それでも周りの方々に質問をしたり、過去の資料を調べたりしながら業務をこなしていきました。周囲のサポートもあって徐々に理解が深まり、業務もスムーズに進められるようになったので、大変でしたが良い経験になったと思います」
決算業務に携わるようになってから4年が経ち、あらためて仕事のやりがいや自身の成長を実感しています。
「毎回の決算業務を滞りなく終了できた時には大きな達成感があります。業務内容としては同じことの繰り返しではあるものの、前回の決算時よりもスピード感を意識してみたり、ミスを減らすための工夫をしてみたり。常にレベルアップを目標に取り組む中で、もっと効率化できるのではないかという課題を見つける力が身についてきました。
また、会計基準の改正などについては、できるだけ早期に情報を入手し、自分の業務への影響を確認する必要があります。そういった情報収集も迅速にできるようになったことも成長の一つなのかもしれません」
また、海外にも多くの拠点を持つ不二越ならではの特徴をこう話します。
「海外の子会社とはメールでのやり取りが中心になりますが、時には現地に赴いて直接コミュニケーションを取る機会もあります。会計処理の見直しや組織再編の際は、海外出張をしたり、若手社員でも財務部門として海外赴任をすることもあり、グローバルに働きたい方にとっても魅力的な環境だと思います」
知識を深めるため定期的に勉強会を実施。フレキシブルな環境で働けることが当社の魅力
これまでを振り返りながら、M.K.が今後のビジョンと不二越の魅力を語ります。
「私は制度会計業務をメインで担当してきましたが、それは今後もきわめていきつつ、加えて管理会計の経験も積んでいきたいと考えています。不二越の財務部門では、海外子会社の担当を持つこともあれば、一般的には経営企画部などが担う管理会計に近い業務に携われる機会もあります。
境目を作らない組織だからこそ、キャリアの幅を広げることができ、こうしたフレキシブルな環境が当社の魅力ではないでしょうか。手を挙げれば、個人のやりたいことに寄り添ってくれる風土があり、できる限り応えようとしてくれる会社だと感じています」
専門的な知識を要するグローバル財務部では、日頃から知識を深めるための機会を設けていることも良さだと言います。
「業務に必要な知識は主に実務を通じて習得していきますが、部としても定期的に勉強会を開催しています。また、経理関連の情報誌を購読しているため、最新の税制改正などの情報を随時キャッチアップすることも可能です。各自が必要な知識を習得できる環境が整っているため、未経験であっても安心して働くことができます」
最後に、財務部門に向いている人物像について聞いてみました。
「新しい知識を身につけることが苦ではなく、むしろ楽しいと思える方が向いているのではと感じます。グローバル財務部を含めた財務部門では、会社法や税法といった法律知識を理解するだけでなく、会計基準や不二越特有のルールなど幅広い知識が求められます。
また、最新情報を学び続ける必要もあるため、貪欲に知識を習得できる方が活躍できる環境だと思いますね」
※ 記載内容は2025年3月時点のものです

