食の川上を支える使命感と、温厚な社風に惹かれて選んだ飼料業界
学生時代は経済学を専攻し、農業経済学を専門とするゼミに所属していました。
農業経済学を学ぶ中で、生きるうえで不可欠な「食」は、一般的なモノやサービスとは異なる経済的な特性を持っていること、日本の一次産業が直面している課題、そしてその持続可能性について深く考えるようになりました。
とくに関心を持っていたテーマが、日本の食料自給率と食品ロス削減です。ゼミでは「食品ロスをどのように再生利用につなげられるか」という観点から研究を行い、限られた資源を無駄にしない仕組みづくりに取り組んでいました。
こうした学びを活かしながら「食を通じて社会に貢献できる企業」で働きたいと考え、就職活動を進めていきました。その中で出会ったのが、日清丸紅飼料です。説明会などを通じて、「生産者に寄り添う姿勢」や「現場との距離の近さ」が印象に残り、飼料業界の中でも、生産者目線を大切にしている会社だと感じました。
入社を決めた理由は、大きく二つあります。1つめは、「飼料」という食の川上を支える会社であることです。学生時代に学んだ一次産業の重要性を、実際のビジネスを通じて支えられることに大きな魅力を感じました。
二つ目は、会社の雰囲気です。説明会や選考を通じて出会った社員の方々が、温厚で真面目な方ばかりという印象で、自分の性格とも合いそうだと感じました。こうした雰囲気に魅力を感じたことも、大きな決め手となりました。
IT未経験からのスタートと、システム室の日常業務
入社後は、まず約2週間の本社研修を受けました。会社全体の制度や各部署の役割について学んだ後、現在所属している情報システム室へ配属されました。
もともとIT分野は未経験だったため、配属直後は部署の業務を学びながら、基礎知識を身につけるためにさまざまな外部研修にも参加しました。「ITリテラシー」や「ITセキュリティ」といった基本的なテーマから、「Python」や「VBAマクロ」といった少し専門的な内容まで、幅広く学ぶ機会をいただきました。また、入社してから「ITパスポート」の勉強も始め、無事に資格を取得することができました。
日常業務の中で、とくに重要だと感じているのが社内からの問い合わせ対応です。情報システム室には、システムやPCのエラー、操作方法に関する質問など、全社からさまざまな問い合わせが寄せられます。入社当初は電話を受けても先輩に取り次ぐだけで精一杯でしたが、少しずつ対応方法を教わり、自分で対応できる範囲を広げていきました。
自分で直接対応するようになったばかりの頃は、緊張で手際が悪くなってしまうこともありました。それでも、一件一件対応を終えるたびに「助かりました」「ありがとう」と声をかけていただけることが励みになりました。今では私宛に直接問い合わせをいただけることも増え、入社当初に比べると、少しは頼りにしていただけるようになってきたのかなと感じています。
一方で、失敗から学んだこともあります。
あるとき、PCに不具合があったため、アプリケーションの再インストールを行うことになりました。自分の中では「10分もあれば終わるだろう」と見込んでしまい、そのまま社員の方にもそうお伝えして作業を始めたのですが、実際にはダウンロードがなかなか進まず、明らかに10分では終わらない状況になってしまいました。そのときはすぐに状況を説明してご理解いただけたので大きな問題にはなりませんでしたが、非常に焦ったことを覚えています。
この経験以降は、人のPCを操作させていただくときには「どれくらい時間をいただくのか」を意識してお伝えするようになりました。作業時間の目安だけでなく、「回線状況など環境によって前後する可能性がある」という点も事前にお話しし、私の作業が原因で相手の業務に支障が出ないよう、より慎重に対応することを心がけています。
2年目で挑戦するDX推進プロジェクト
現在は、PCの管理や問い合わせ対応、請求書の処理といった日常業務に加え、全社的なDX(デジタルトランスフォーメーション)推進プロジェクトにも参加しています。
情報システム室では、全社を巻き込んだDXをめざしてプロジェクトを進めており、今はちょうど走り出したばかりの段階です。まずは各拠点から課題や要望を募り、その中からいくつかのモデル部門を選定し、短期的な取り組みから着手しています。私は、そのモデル部門の一つである「受発注業務」のDX化を担当しています。
受発注業務では、FAXで注文書が届く場面があり、その業務の効率化をめざして、FAXで届いた注文書を自動的にAIOCRに取り込み、そのデータを自動集計できる仕組みづくりを進めています。ただ単に取り込むだけでは、手書きの修正や欄外への追記といったイレギュラーに対応しきれないため、発注書のテンプレートを新たに作成するなど、現場の運用とシステムの両方を見ながら工夫を重ねています。
それでも、現時点の技術や業務の制約上、どうしても自動化に限界がある部分もあります。そこは、拠点の担当者の方とよく話し合いながら、「どこまでを自動化し、どこからを人の手で対応するのか」「実現できることと、現時点では難しいことは何か」をきちんと整理しています。プロジェクトの完成イメージが現場とずれてしまわないよう、期待値をすり合わせながら進めることを心がけています。
大きなプロジェクトに参加するのは私にとって初めてですが、外部のコンサルタントの方にも入っていただいているため、プロジェクトの進め方や、関係者へのヒアリング、進捗報告、タスク管理の方法など、学ぶことが非常に多いと感じています。未経験のことばかりで戸惑う場面もありますが、その分、自分の成長につながっている実感も強いです。
日本の食の未来を支える企業で、「頼られる存在」を目指して
入社して2年弱が経ち、当社のシステムについては広く浅く、一通り触れることができました。今後の短期的な目標は、こうした経験を土台にしながら、より専門的な知識やスキルを身につけていくことです。
中長期的には、何か一つ「このシステムのことなら仁木さんに聞けば大丈夫」と言ってもらえるような分野を持ち、より頼りにされる存在になりたいと考えています。自分の得意領域をつくり、周囲から相談される機会を増やしていくことで、会社に対しても、現場の社員の方々に対しても、より大きな価値を提供できるようになりたいです。
日常生活の中で飼料そのものを目にすることはあまりないかもしれませんが、皆さんが食べている肉や魚の背景には、必ず「飼料」があります。その中には、当社の飼料で育った畜産物や水産物もあります。そうした意味で、飼料メーカーとして日本の「食」の土台を支えられることは、大きなやりがいです。
飼料メーカーと聞くと、少し地味なイメージを持たれるかもしれません。しかし日清丸紅飼料は、DX推進やサステナブルな取り組みなど、新しいことにも積極的にチャレンジしている会社です。現状に満足せず、自ら課題を見つけて改善に挑戦できる方にとっては、活躍の場が広い環境だと思います。
社会全体でデジタル化が進む中、情報システム室としても社内DXをさらに加速させていきます。何でもかんでもデジタル化すればよいわけではありませんが、「こういう仕組みがあれば、もっと業務が楽になるのに」といった発想は、これからの会社づくりにおいて間違いなく必要になってきます。そうした豊かな発想力を持ち、自分のアイデアで職場を良くしていきたいという方に、ぜひ入社していただけたら嬉しいです。
制度面や社員の人柄といった点でも、働きやすい環境が整っていると感じています。皆さんと一緒に、日本の食の未来を支える仲間として働ける日を楽しみにしています。
※ 記載内容は2026年1月時点のものです
