まずはお客さまとの信頼関係を築くことから。前職時代から持ち続けている営業マインド
私は現在、西部支店の大動物営業課に所属しています。牛用配合飼料の営業担当として、畜産生産者や販売代理店に対して飼料の販売・提案を行う中で、顧客の牛枝肉成績の向上に向けた取り組みにも注力しています。具体的には、顧客の出荷成績に基づいてKPI目標を設定し、その達成に向けて技術スタッフと連携して進めています。肉質の向上や重量の確保など、農場によって目標が変わってくるため、それぞれに適した飼料や給与プログラムを提案しています。
担当しているお客さまは10件ほどで、日々さまざまな方々とコミュニケーションを取りながら業務にあたっています。主に中国地方を担当しているのですが、エリアが広いため営業車での走行距離は月に約5,000キロにも及びます。基本的に月曜日は事務所に出社して事務作業、火曜日から木曜日は外回り、金曜日には帰社というサイクルで、2週に1回は泊りがけの出張があります。
西部支店では新規開拓にも力を入れており、私は業務全体の2割程度と目標設定しています。ただし、病気を農場に持ち込まないようにという配慮のもと、飛び込み営業は行っていません。加えて、牛の育成には30カ月ほどかかり、そう簡単には飼料を変更することはできないため、既存のお客さまからのご紹介や、当社の評判をきっかけとした商談が中心です。あとは地域の獣医師の先生方や製薬会社さんを通して、ご紹介いただくケースもあります。豊富な情報量を持っていますから、そういった横のつながりも私は大事にしています。
支店のメンバーは内勤も含めて約20名が在籍。そのうち大動物営業課は3名いて、日々の営業活動は個々に行っていますが、週に1回は顔を合わせて情報共有の時間を設けています。メンバーは明るく行動力のある方が多く、「みんなでやっていこう」という前向きな雰囲気の職場です。また、他支店に比べ人数が少ない分、部門の垣根を超えた連帯感があるのも西部支店の良さです。
私が仕事をする上で大事にしているのは、まずはお客さまの話をよく聞くこと、それだけです。シンプルですが、そこから何かヒントが生まれてくることもあるので、こちらから一方的に提案するようなことはしていないんです。お客さまが何を考え、何を求めているのか、本質を理解することを常に心がけています。
さまざまな経験を経て日清丸紅飼料へ。アットホームな鹿児島での経験が現在に活きる
大学卒業後は食品メーカーに入社し、スーパーや百貨店向けに自社製品の販売やプライベートブランドの開発などを行っていました。新規案件や売場獲得のために、お客さまと信頼関係を築きながら、難しい課題にも積極的に挑戦する日々を送っていました。その後は、食品関連の会社に転職。予算管理や販売計画の策定に注力する中で、さまざまな改善点を洗い出し、実行に移す役割を担っていました。
前職では、スーパーのバイヤーさんとの商談が中心で、そこでもお客さまが抱えるお悩みに寄り添い、自分に何ができるのかを常に考えていました。こうした人との関わりや営業経験は、現在の仕事にも活きていると実感しています。加えて、東京での生活が長かったせいか、初めて会うお客さまからは「日清丸紅っぽくないね」と言われるんです。積み上げてきた自分らしい営業スタイルは、今後も大切にしていきたいですね。
転職を考えたきっかけは、前職時代に広島に赴任したことがあり、その時に地方で働く魅力に気づいたんです。会社の近くに住むことが可能になり、通勤にかかる時間が短縮されるといった良さを実感し、働き方に対する考え方がガラッと変わりました。日清丸紅飼料に入社したのは、もともと畜産分野に興味があり、配合飼料を通して畜産物に携われることが1つめの理由ですが、2つめの理由は、地方に多くの拠点を設けているからです。のんびりした環境で仕事ができることに魅力を感じ、入社を決意しました。
入社後は、九州支店に配属となり、鹿児島での生活が始まりました。仕事内容は現在と変わらず、牛用配合飼料の販売を行っていたのですが、お客さまとの距離感や関わり方はエリアによっても大きく異なります。鹿児島では作業着と長靴で作業を手伝うこともあり、お客さまと一緒に巡回することが多く、家族ぐるみの付き合いができるアットホームな環境でした。
この時の経験は、西部支店に異動してからも時折活かせる機会があります。たとえば、治療のために牛を捕まえる際には、私もお手伝いすることがあり、お客さまからは「そういうこともできるんだね」と驚かれます。入社当初は戸惑ったこともありましたが、振り返れば楽しかったですし、鹿児島での経験は私にとって貴重な財産となっています。
畜産の知識ゼロでも活躍できる。食品業界を渡り歩いてきたからこそわかる当社の魅力
鹿児島で勤務していた頃、SDGs推進の一環として、畜産生産者と協力して環境負荷低減をめざす取り組みを開始しました。具体的には、牛のゲップに含まれる地球温暖化の原因物質であるメタンガスの排出を抑えるため、飼料設計の変更を試験的に導入しました。
転勤により3年ほどで担当を離れることになり、その後は後輩が引き継ぐことに。この取り組みは今も継続中で、私は最後までやり遂げることができなかったものの、可愛い後輩が今も頑張ってくれていることがとても嬉しく、入社してから最も印象深い出来事の一つとなっています。
日清丸紅飼料に入社して良かったと感じる点は、農場の経営者や役員の方々とお話できる機会が非常に多いことです。こうした経験を早い段階から積むことができるのは、当社の魅力ではないでしょうか。その反面、経営のことまで理解する必要があり、ここは私にとって課題でもあるのですが、なかなかできない貴重な経験であり、今後の成長につながると感じています。
私は転職経験があり、東京にいた頃は横のつながりも多かったため、良くも悪くも他社との比較ができるんです。その中でも、当社は待遇面や福利厚生は良いですし、営業も少数精鋭で頑張っていて、とても良い環境だと思っています。しっかり腰を据えて働けるように会社が整えてくれるので、こういう環境を見つけるのは難しいと思いますし、若い子たちにも「うちは良い会社だよ」と伝えたいですね。
また、当社は中途入社向けの研修制度も充実しています。私が入社した時はコロナ禍で研修が中断されましたが、現在は社会人としての基礎知識に加え、牛など畜産に関する知識をゼロから学べます。フォローアップ研修も実施し、知識やスキルを段階的に習得できる環境が整っているため、畜産分野が未経験でも問題ありません。
営業は理系出身も多いですが、私自身は文系出身ですし、研修プログラムを通じて入社後に必要なスキルを習得できます。
目標は若手社員から頼られる存在になること。今後は培った経験を活かして育成にも注力
私たち大動物営業課では、目標達成に向けて日々お客さまと一緒に取り組んでいます。そのため、お客さまの畜産物が賞を獲得したなどの報告をいただいた際は、自分ごとのように嬉しいですし、モチベーションにもなっています。
現在は生産者の数が減少傾向にあり、新規開拓が大きな課題となっている中、お客さまの成績改善に貢献し、それがきっかけで新たなお客さまへとつながっていく。そういった好循環を作り出せることが一番の楽しさであり、やりがいだと感じています。
また、前職時代よりも幅広い方々と関わるようになり、そこでは相手の意見や立場を理解しながら調整していく能力が求められます。それが自分には向いていると思っていて、調整役としてのスキルを自然と身につけられる環境があることは有り難いですね。
直近の目標は、これから入社してくる若手社員の育成に力を入れていきたいと考えています。基本的な営業スキルはもちろん、技術的な知識もしっかりと伝えていき、一営業として若手社員から頼られる存在になれたらと思います。
最後に、日清丸紅飼料への入社を検討されている方に伝えたいことがあります。私たちの仕事は、時には作業着と長靴というスタイルで、お客さまと一緒に農場作業や巡回をすることもあります。加えて、若いうちから経験豊富な方々と接する機会が多く、時には厳しい意見をいただくこともあると思います。
しかし、ほかでは経験できないことも多いので、失敗を恐れずにチャレンジしてほしいです。前向きな姿勢と行動力があれば、畜産の知識がなくても活躍できる環境があるので、そういった方々とぜひ一緒に働きたいですね。
※ 記載内容は2024年12月時点のものです
