現場を知る、いつまでも学び続ける。お客様へ提供する価値を高めるための信条
私は2024年7月現在、世界的メーカーであるお客様の生産スケジューラー改修のプロジェクトに、エンジニアとして要件定義から携わっています。コンサルティングの案件ですが、エンジニアは私を含めて3人アサインされており、うち1人は新卒2年目のメンバー。自身の業務を遂行しつつ、メンバーの技術キャッチアップをサポートしています。
システム改修の案件に要件定義から参画できることになり、とても嬉しかったことを覚えています。システムを開発するにあたり、お客様が本当に求めている機能はなんなのか、実際にシステムに落とし込むとどれくらいのコスト(工数・費用)が発生するのか、といった全体から詳細の部分まで理解することができるのでありがたかったです。
システム改修の場面では、現行のシステムを踏まえて欲しい機能が明確に定まっているケースもありますが、ふんわりと「こういう機能が欲しい」というご要望をいただくケースもあります。そういった場合は絵に起こしてみたり、モックアップをお持ちして「実際にシステム化するとこのようなイメージです」とご提案したりして、実装するかどうかをお客様にご判断いただくようなコミュニケーションを取ることも。すべてが実装できたらもちろん良いですが、現実的でない場合はしっかりとお伝えして、実現可能性のあるシステムをご提案するようにしています。
さまざまなお客様と関わっていく上で、私がエンジニアとして大切にしていることは「技術のキャッチアップを怠らない」こと。世の中の変化は速くなる一方ですが、それは開発技術も同様です。たとえば、レガシーな言語で書いていたら1カ月かかるようなコードも、最新技術であれば半分の2週間といったこともあります。また、新しいものにシフトしていく・適応していくことは、品質とスピードの向上を兼ね備えています。
そうした点からも、エンジニアがIT業界でお客様に価値提供する上では、学び続けることが重要だと思います。
私の場合はキャリアのスタートからしばらくはC言語メインで開発を行っていました。学びの中では土台が必要になると思うのですが、当時、しっかり技術と向き合う土台をつくれたからこそ、新しい言語の習得に対するハードルをあまり高く感じずに取り組めています。
また、技術のキャッチアップと同じくらい、現場にどんどん出てみることも大切だと感じています。これまでのキャリアの中で、足を使って現場に出ることも多々ありました。直接開発の業務に関係がないように感じられても、現場を見ることで「実際にこのシステムを使っている現場はこうなんだ。それなら、こんなシステムが使いやすいのではないか?」といった気づきを得られることがありました。機能的に良いシステムをつくり上げても、実際に使う人が不便だと感じたらもったいないですよね。
エル・ティー・エスのメンバーと共に成長していきたい。自分も、このエンジニア組織も
私のエンジニアのキャリアは、流通関連の会社からスタートしました。イギリスから持ち込んだ光学顕微鏡の自動ローテート・測定のシステムを日本企業向けにカスタマイズするというプロジェクトで、当時はまだマイナーだったUnix/C言語での開発でした。私と先輩社員の2人アサインで社内にも有識者がいなかったことから、入社してから1年間は、週に1回上智大学の夜間講座を受講しながらキャッチアップを継続していました。
その後は土木コンサルの会社で地形データ計算のシステム開発や、デジタル文書化をメインに扱う会社で印刷用の版を自動作成するシステム開発、直近だとオリンピック選手の技術力向上をめざしたシステム開発に携わってきました。
とくに印象に残っているのは音声認識エンジンを開発する会社でのお仕事です。録画した会議の音声を文字起こしして文書化するシステムで、あわせて映像とリンクして文書の該当部分をハイライトするようにしたいというご要望がありました。
今でこそ録画の文字起こしはさまざまな会議ツールに搭載されていますが、2000年代前半、当時はJavaScriptで実装できるということだけわかっていたもののライブラリが一切ありませんでした。どれだけ調べても情報が出てこなかったので、一からライブラリを自作して、とてもハードだったことを覚えています。
大変な部分もたくさんありましたが、これまでの経験のおかげで、“わからなければ学ぶ、なければつくる”といったマインドが形成されてきたような気がします。
転職しようと決意した時は二つの軸を持って活動していました。一つはずっとシステムをつくる側の人間でいられること。おもしろいものをつくって、どんどん新しい技術に触れられる環境にいたいなという思いがありました。
もう一つは、落ち着いた環境で自社のメンバーと共に開発をしたいというものでした。過去にメンバーが頻繁に入れ替わるプロジェクトを経験したことがありましたが、PMの役割が人員調達メインになっている状況はつらいと感じ、若手社員からベテランの社員までみんなが良い関係性でコミュニケーションを取れる現場を求めていました。
転職活動の最中、エージェントからさまざまな企業を紹介してもらいましたが、SESの企業が多く「自分の所属が曖昧になってしまうのではないか」、「自身の希望が本当に叶えられるのか」という不安がありました。そんな中でエル・ティー・エスを紹介してもらい、プロパーのメンバーでじっくり開発に向かい合える環境に惹かれて入社を決めました。
エル・ティー・エスの開発環境に惹かれたのはもちろんですが、面接で会ったマネージャーの髙木 一徳から「エル・ティー・エスのエンジニア部門はこれから成長していく部門なんです」という言葉が出た時、これから拡大していろいろなことができるようになると思うと、とてもワクワクしたんですよね。
技術に対する志の高いエンジニアが、成功体験を積み上げられる場を
エル・ティー・エスの魅力は、自社コンサルタントとの協働にあると思っています。コンサルティング部門がお引き受けした案件で、要件が定まっていないようなふんわりとしたご要望が出てきたとき、エンジニアの立場からアドバイスをすることで価値を発揮できていると感じます。お客様はシステムの専門家ではありませんので、エンジニアとして技術的なバックボーンを踏まえたご提案ができることに喜びを感じますね。そのためにも、日々技術のアップデートや勉強は欠かせません。
2024年7月現在、Cloud Integration事業部(以下、CI)の規模は60人強。これまでは細分化された組織構成の会社が多かったので、一つの部門でこの規模は初めての経験でした。比較的大規模な組織だとなかなかみんなで集まれなかったり、全体としてフットワークが重くなったりすることがあると思いますが、CIでは部門会議でオンラインも活用しながら集まったり、勉強会が開催されていたりとコミュニケーションが活発な組織だなと感じます。
CIでは女性エンジニアがどんどん増えているものの、プロジェクトによってはチームに女性が1人ということもあります。そのため、最近は女性エンジニアの集まりも企画中です。女性特有の悩みや困り事も相談・会話できる場があることが、より長く安定して働ける環境になるための一助になればと思っています。
また、実は私自身も勉強会を主催しています。iOS向けのアプリを開発してみようという話が挙がり、私が過去のプロジェクトで開発したシステムを参考にアプリ開発に勤しんでいます。
世の中には、すぐに業務に直結しない技術の勉強は推奨されない環境もあると思うのですが、エル・ティー・エスは積極的にやってみていいよ!と背中を押してくれるため、それぞれの得意分野に関する発信や、こんなことにチャレンジしたいといったリクエストも活発です。
CIのメンバーはみんな技術習得への意欲が高く、私も良い刺激をたくさんもらっています。勉強会では、アプリ開発の技術に関する内容だけでなく、将来的にエル・ティー・エスブランドとしてApp Storeから売り出すためには?といった観点で、必要な手続きなどを勉強しており、未来につながることをみんなで考え実行に移す場としても機能していると思います。
エル・ティー・エスのエンジニアには、ものづくりが好きだという若手メンバーがたくさんいます。新しいものにチャレンジしてつくり上げていく喜びを大切にしてほしいですし、一つひとつ形にして成功体験を積み上げることで、CI全体で開発の楽しさがどんどん伝播していくと信じています。
私自身も動くものをつくることが大好きで、システムが想定した通りに動いてくれると大きな喜びを感じます。そんな体験を大切にしていきたいですし、新しく仲間になる人たちにもたくさん経験してほしい。プロジェクトに閉じず、勉強会やそれ以外でも機会を設けることで、成功体験を得られる環境を提供できたらと思っています。
開発は失敗がつきもの。失敗を恐れず挑む仲間たちと、その先の成功をめざす
エル・ティー・エスに入社して3年目になりましたが、私の想いは変わらず“ものづくりを続けていくこと”に向いています。お客様の役に立つような業務システムをつくっていくことはもちろん、社内向けのチャットボット開発に携わっていたり、勉強会発でエル・ティー・エスの新事業になるようなものを手掛けたり、どんどん新しいことに挑戦していきたいと思っています。
それに加えて、メンバーが持つバラエティに富んだ技術力もみんなで共有して、いろいろな場で試してみる、そんなサイクルをつくれたらと思います。すでに勉強会やエンジニアを対象としたTECH Dayなどのイベントは多数存在していますが、もっと敷居を低くして新しい仲間がどんどん内側に入れるような環境をめざしていきたいです。
まずは一緒に切磋琢磨していける仲間づくりからですが、個人的には何かしらのこだわりを持つ方にジョインいただけたら嬉しいですね。技術の分野ではこだわりを持つ方の成長スピードは目を見張るものがありますし、周囲に良い影響を与えてくれると思っています。
また、失敗を恐れないマインドがある方とぜひご一緒したいです。この業界ではどう工夫してもうまくいかないことはたくさんありますし、むしろうまくいくことよりも失敗の方が圧倒的に多く、成功体験と同じくらい失敗体験からの学びも重要です。失敗を恐れない人はどんな状況でも「視点を変えてもう一度やってみよう」という気持ちの切り替えが上手ですし、根気強く挑戦し続けることで成功までたどり着けると確信しています。
たくさんの失敗を経て成功までたどり着くためには、やはり技術に興味を持つことが第一です。キャッチアップ・進化を続けるにしても興味を持てないと徐々に苦しくなってしまいます。興味を持てる分野に出会うためにも常にアンテナを張る姿勢と継続していくことが大切だと思っています。
私は日々ネットニュースや技術ニュースから情報を得ることが多いですが、日常に落とし込むのであれば「新しいアプリが出ていたから少し触ってみよう」「授業や研究・仕事の上で、こんなものがあれば便利なのに」といった小さな気づきを大切にしてみてください。「こんなシステム・アプリがあるんだ」から一歩踏み込んで実際に中身を見てみる、使ってみることで、新しい興味が湧いてくるかもしれません。
CIの仲間たち、そしてこれから仲間になっていく方々と、常に新しいものに興味を持ち、一緒に挑戦していけたら嬉しいです。
※ 記載内容は2024年7月時点のものです

