世界10人足らずのチームで挑む、テクノロジーによる社会貢献
私が所属しているのは、レノボの「コーポレート シティズンシップ」というチームです。このチームは、レノボのソーシャルインパクト、つまり社会貢献のために作られた専門チームで、決して大きな組織ではありませんが、世界各地で重要な役割を担っています。私たちの主な業務は三つの柱から成り立っています。一つ目は、世界各地の社員による社会貢献活動やボランティア活動のサポート。二つ目は、私たちのミッションに合致するNPOやNGOとのパートナーシップの構築と支援。そして三つ目は、緊急災害が発生した際の対応です。
私たちのミッションは「エンパワリング」、つまり力を与えることです。特に、ビジネスを通してインパクトを作ることが難しい、普段目を向けられていなかったり、社会の中で十分手が差し伸べられていないようなコミュニティに焦点を当てています。私たちの企業が持つ強みであるテクノロジー、特にSTEM教育への機会を提供することで、そうしたコミュニティをより力強くしていくことを目指しています。
私は、このグローバルチームの中で「ジャパン リード」としての役割を担っています。グローバルチームは、世界を五つの地域に分けて運営されており、それぞれにリーダーがいます。その下にカントリー リードが配置されることは珍しいのですが、日本については従業員数の多さやマーケット規模の大きさを考慮して、特別に担当者を置いて事業を展開しています。
チーム全体は10人足らずの小さな組織で、メンバーはそれぞれ異なる国にいるため、基本的にはオンラインでの毎週のミーティングや個別の打ち合わせを通じて業務を進めています。昨年、アメリカで初めてリアルでのチームミーティングが開催されたのですが、和気あいあいとした雰囲気で、こうした仕事に携わる人たちらしく、皆とても優しい人ばかりでした。日本においては、私はHR部門に所属しており、HRの皆さんとの密な協力体制を築いています。
社会課題解決への想いが導いた新たなステージ
レノボの社会貢献チームが発足した背景には、グローバル企業としての明確な使命感がありました。同社は20年近くにわたってサステナビリティレポートを毎年発行し続けており、ESG(環境・社会・ガバナンス)の観点から持続可能な経営を実践してきました。その中で、近年特に社会に対するインパクトをリードしていくチームの必要性が高まり、この専門チームが誕生しました。
私がこのチームに参加したのは、インドに次いで2番目のマーケットカントリーリードとしてでした。日本市場の規模が比較的大きく、より積極的に社会貢献活動に力を入れていきたいという会社の方針から、このポジションが新設されました。実は、レノボに入社する前から私は社会課題解決の分野でキャリアを積んできました。国際協力や障害者雇用など、グローバルレベルから草の根レベルまで幅広く社会課題に取り組んできた経験があります。
レノボでの今の仕事の魅力は、グローバルの課題認識とローカルの課題認識の両方を踏まえながら活動できることです。世界規模で展開する企業だからこそ持てる視点と、地域に根ざした具体的な取り組みを同時に進められる環境に、大きな可能性を感じました。これまでの経験を活かしながら、より大きなインパクトを生み出せるのではないかという期待を抱いて、このチームへの参加を決めました。
多様な背景を持つメンバーとの協働とグローバル視点でのやりがい
日本でのリーダーという立場にいますが、実際の活動は完全にチームワークで成り立っています。社内の様々な部署との連携や、ボランティアリーダーとの協力関係、そして社外のNPOとのパートナーシップによってはじめて、私たちの活動は成り立つのです。それぞれが全く違う環境や文脈で日々の業務に取り組んでいる中で、さらに社会貢献について何かしたい、何かできるのではないかという思いを持って協力してくださっています。
そのため、社内外を問わず皆さんの業務背景や置かれている状況・立場をできる限り尊重し、それを踏まえて一緒に動けるような形を心がけています。画一的なアプローチではなく、一人ひとりの事情を理解した上で、最適な協力体制を築くことが重要だと考えています。
これまでのキャリアを通じて、社会課題に対して何かしていきたいという思いを持って働いてきました。しかし、草の根レベルでやっていくのか、それともグローバルレベルで対処していくのか、キャリアの築き方について悩むことがありました。学生時代から社会課題への関心があったと同時に、海外や異文化の中で働くことにも自分の強みが発揮できると考えていたからです。
レノボが与えてくれている機会は、まさにその両方を実現できる環境だと感じています。グローバルで大きなミッションや課題感を共有しながら、同時にローカルでできること、日本の文脈で何ができるかを追求していくことができます。この二つの視点を併せ持って働けることに、大きなやりがいと面白さを感じています。規模の大きな取り組みと地域密着の活動、その両方に関わることで、より包括的な社会貢献が実現できると確信しています。
社員一人ひとりがつくるインパクト!社会貢献の未来像
チームとして今後挑戦したいことの一つは、より多くの社員の皆さんに社会貢献や社会課題に向き合うことの面白さ、楽しさを知ってもらうことです。これまで取り組んできた分野はもちろん、まだ目を向けられていないような課題や分野についても、社員の皆さんの声を聞きながら挑戦していきたいと考えています。
Lenovoという会社は、日本においては比較的新しく、パソコンの会社として知られてはいるものの、企業ブランドとしてはまだまだ挑戦者の立場にあると感じています。その中で社会貢献の分野は本当に一部ではありますが、こうした活動を通じて社外の皆さんに「いいことをやっている会社だね」と思ってもらえると、とても嬉しく思います。
理想の組織として目指しているのは、日本の社員の皆さんがあくまでもボランティアとして、自分の意思で参加したいと思えるような活動を提供することです。忙しかったり様々な事情で参加できなかったとしても、「自分の会社ではこういうことをやっているんだよ」と話してもらえる、ちょっとした誇りに思ってもらえるような活動。そういった意味でもインパクトのある動きを日本の中で作っていけたらと思っています。
私たちのチームはグルーバル組織の中でも本当に小さなチームですが、このミッションの素晴らしいところは、本当にどなたでもやりたいと思ったら参加できることです。Lenovoはボランティア活動を奨励しているので、「私はこういったところに関心がある」「こういったところにLenovoであれば貢献できるのではないか」という考えがある方、あるいは「何をやったらいいのかわからないけれど、少し社会に対して何かやってみたい」という方にも、ぜひ声をかけていただければ一緒に活動できると思っています。
Lenovoは本当にビジネスのスピード感や力強さを持った会社だと感じています。そして、それだけではなく、社会貢献活動を通じて出会う様々な部署の社員の皆さんはとてもとても暖かくオープンで、自分にできることで貢献したいと言われる方が多いです。そういった社員の皆さんのパワーや発想力、個人のイニシアチブを、さらに社会貢献活動の方でも発揮できるようにしていきたいです。「これ何かできるんじゃない?」「ここをやってみたいんだよね」ということがあれば、ぜひ一緒に楽しんでいけたらと思います。「何か面白そうなことをやっているな」と思ったら、「よくわからないんだけど」という感じでも構いませんので、気軽に声をかけていただけると嬉しいです。
