オリンピック選手を目指した水泳人生から、ITの世界へ
幼い頃から水泳一筋の生活を送ってきました。5歳で始めた水泳は、気がつけば大学4年生まで続けることになり、私の人生の大きな部分を占めていました。
特に印象に残っているのは、ロンドンとリオデジャネイロのオリンピック代表選考会への出場経験です。国内最高峰の大会で、普段は味わうことのできない緊張感を肌で感じました。プールサイドに立った時の空気の張り詰め方は、今でも鮮明に覚えています。
大学では、将来スポーツに関わる仕事に就きたいという思いから、スポーツ経営学を専攻しました。部活動の推薦で入学したこともあり、勉強と競技の両立には苦心しましたが、最終学年ではキャプテンも務めることになりました。部員をまとめる立場になって初めて、組織を率いることの難しさと責任の重さを実感しました。
就職活動が始まる頃には、将来の進路について深く考えるようになりました。スポーツの世界で生きていくという当初の思いとは異なり、次第にIT業界への興味が芽生えてきたのです。特に、システムの基盤となるインフラ分野に魅力を感じるようになりました。
地元でのUターン就職を希望していた私は、地元のIT企業を中心に企業研究を進めていきました。その中で出会ったのが、前職となるスタートアップ企業でした。先輩社員との交流会で感じた社員同士の仲の良さ、そして経営陣の描く大きなビジョンに強く惹かれました。当時100人にも満たない規模でしたが、5年後には1000人以上の企業になるという成長目標を掲げており、その勢いのある雰囲気に魅了されたのです。
水泳で培った目標達成への執着心と、ハードな練習に耐えてきた経験は、就職活動でも大きな支えとなりました。「どんな困難も、あの厳しい練習よりは楽なはず」という思いが、新しい挑戦への原動力となっていたように思います。
ITコンサルとしての挑戦と成長
前職では、ITコンサルティング会社でシステム更改のPMOとして働いていました。主な業務は、50人規模のプロジェクトにおける進捗管理や、関係者間のコミュニケーション管理などでした。時にはプロジェクトメンバーとして、AWSやKubernetesを活用したコンテナ化、Terraformを使用したIaCなど、実際のシステム構築やインフラ整備にも携わっていました。
最初はプロジェクトメンバーとして参画していましたが、徐々にサブリーダーとしての役割を任されるようになっていきました。そこで初めて、チームマネジメントの難しさと面白さを実感することになります。特に苦労したのは、自分自身のタスクとチームメンバーの管理を並行して進めることでした。
この課題に対しては、まずメンバーのタスクを軌道に乗せることを優先し、その上で進捗管理の方法を工夫して管理負荷を下げることにしました。さらに、メンバーの育成に力を入れることで、次第に自分のタスクを任せられる環境を作ることができました。チームマネジメントの経験を通じて、人を育てることの重要性と、効率的な仕事の進め方を学ぶことができたと感じています。
プロジェクトで最も印象に残っている経験は、納品前の追い込み期間です。人手が足りない状況で徹夜をして成果物を作成したことは、非常に苦労した思い出として残っています。しかし、このような経験を通じて、計画的な進行管理の重要性を痛感することができました。
その後、コロナ禍による働き方の変化が訪れます。リモートワークが主流となり、私も地方に戻って仕事をするようになりました。この環境の変化は、私の仕事の進め方に大きな影響を与えました。特に、コミュニケーションの取り方において、より効率的で明確な意思疎通を心がけるようになりました。会議や打ち合わせの前には、確認したいポイントや伝えたい内容を事前に整理し、限られた時間で最大限の効果を得られるよう工夫するようになりました。
しかし、コロナ禍が落ち着きを見せ始めると、前職ではオンサイトでの案件が増加していきました。地方からリモートで働き続けることが難しくなってきたことを実感し、新たなキャリアを模索するきっかけとなりました。これまでの経験を活かしながら、より裁量の大きな仕事にチャレンジしたいという思いが芽生え始めたのもこの頃です。
技術の探求と顧客価値の創造
現在は技術本部に所属し、DMARCレポート解析ツールの調査業務を担当しています。私の役割は、顧客の要件をヒアリングし、それに最適なツールを提案することです。一人での業務がメインとなりますが、適宜上長に報告・相談しながら、慎重に進めています。
着任当初は、DMARCに関する知識が十分でなく、まさに基礎からのスタートでした。「まずは前提知識をしっかりと理解しなければ」と考え、関連する用語や概念を一つ一つ丁寧に調べていきました。新しい分野に飛び込むことは確かに大変でしたが、地道な学習を重ねることで、少しずつ理解を深めていくことができました。
この過程で、前職での経験が思わぬ形で活きていることに気づきました。以前、メール認証に関する業務に携わった経験があり、それが完全なゼロベースではない出発点となったのです。また、顧客とのコミュニケーションにおいても、前職で培った経験が大いに役立っています。
特に顧客の要件をヒアリングする際には、「何を聞きたいのか」「どのような回答が必要なのか」を明確に伝えることを心がけています。これは前職での経験から学んだ、効果的なコミュニケーションの要諦です。
現在の業務を通じて、DMARCレポート解析ツールに関する専門知識を着実に積み重ねることができています。また、ツール選定のプロセスを実践的に学べたことは、今後の業務にも活かせる貴重な経験となっています。
まだ大きな成功体験とは呼べないかもしれませんが、日々の業務を通じて確実に成長を実感しています。技術的な知識の習得はもちろんのこと、顧客のニーズを的確に把握し、最適なソリューションを提案できる力も徐々に身についてきていると感じています。
これからも、技術本部の一員として、現場でのバリュー創出と案件獲得の両面で貢献していきたいと考えています。新しい技術や知識への挑戦を恐れず、常に前を向いて進んでいく姿勢を大切にしていきます。
技術と人をつなぐマネージャーを目指して
今後の目標として、まずAWSに関する知識・経験を深めていきたいと考えています。技術の進化は日進月歩で、特にクラウド領域は常に新しい機能やサービスが登場しています。そのため、技術力の向上は欠かせないと感じています。
より長期的な視点では、案件獲得の活動に貢献しながら、案件やチームのマネジメントができる立場を目指したいと考えています。ただ、チームマネジメントの経験自体はまだ十分とは言えません。そのため、機会があれば積極的に挑戦していきたいと思っています。
現在の環境の大きな魅力は、様々な業務内容の案件に関わることができる可能性があり、一人称で仕事を進めることができる点です。例えば、内部打ち合わせでの議題作成やファシリテーション、お客様とのコミュニケーションなど、すべてを主体的に進めることができます。
このような環境で活躍できるのは、他力本願ではなく、自分で仕事を前に進めていくという意識を持った人材だと考えています。具体的には、物事をロジカルに考えることができ、主体性を持って仕事を進められる人です。ロジカルに考えるというのは、まずゴールを明確にし、それに向けて必要なアクションを考えることです。
私たちと一緒に働く仲間には、技術力はもちろんですが、それ以上にこうした思考力と行動力を持った方に来ていただきたいと思っています。なぜなら、私たちの仕事は単なる技術提供にとどまらず、お客様の課題解決のパートナーとなることだからです。
技術の知識や経験は、日々の業務や学習を通じて着実に積み重ねていくことができます。しかし、主体性を持って考え、行動する力は、その人の本質的な部分に関わってきます。そういった意味で、技術以外の部分でも高い志を持った方と一緒に働けることを楽しみにしています。
自分自身も、より多くの経験を積み、技術と人をつなぐマネージャーとして成長していきたいと考えています。そして、チームの一人一人が持つ可能性を最大限に引き出し、より大きな価値を生み出せる組織づくりに貢献していきたいと思います。
