サッカーに夢中になった少年時代。芝生への興味から農学に興味を持ち、食品業界へ
幼いころはサッカーに明け暮れていたという古賀。始めたのは幼稚園のころ。当時ちょうどJリーグが開幕したこともあって家族に勧められて始めてみたところ、たちまちのめり込んだと言います。その後も小中高と続け、大学でもフットサルを楽しみました。
「ポジションは、ずっとセンターバックを担当していました。センターバックはチームの人に指示を出しながら試合を進めていくポジション。試合中はずっと声を張り上げていましたね(笑)。サッカーはチームのスポーツ。チームで何かすることや皆で目標に向かうことのおもしろさを学んできました」
大学に進学する際に古賀が選んだのは農学部。その背景にあったのもやはりサッカーでした。
「自分の実力からプロは到底無理な話でした。でも大好きなサッカーと少しでも関わっていたいと考えていたところ、当時、小学校や中学校の校庭を芝生にしようという取り組みが全国的に始まっていました。芝生の上でサッカーをしたり遊んだりすることが好きだったことに加えて、理数系の科目が得意。芝生をもっと普及させたいという気持ちから、農学部を志したんです」
農学部で芝生の研究、卒論も書きながら、野菜や米の栽培法や食肉の加工法などを学んだ古賀。自然と、食品業界に興味を持つようになりました。
「新卒で入社したのは、大手小売チェーンのグループ内で飲食事業を担当する会社。当時、急成長し規模を拡大していたので、すぐにマネージャーのポジションに就けると聞いたことが入社の決め手になりました」
古賀は入社3年目で店長に。30人ほどいる同期の中で、早いタイミングで店長に抜擢されたのは、働きぶりが認められてのことでした。
「1店舗につき、30~60人のパート、アルバイトをマネジメントするのですが、最初からやる気がある人はほとんどいません。そのため、『この商品を売っていこう』『この目標を達成しよう』と目標数字を定めてモチベーションアップを図りながら、主体的に仕事に取り組める従業員を育てていきました」
組織の拡大にともなって増加した未熟な店舗を1年に1店舗のペースで担当し、立て直していった古賀。1年ごとに配属先が変わり、「若いから頑張れた」と振り返ります。
そして会社の組織体が変わり、明確なキャリアアップの仕組みがなくなり、年を重ねても店長という職種に将来的な体力の限界を感じた古賀は、一般的なBtoBの仕事を求めていろいろと面接を受ける中で、中途採用の支援事業を手がける会社に転職します。
「人材を採用したい企業のプランナーとして転職したい方とのマッチングに携わりました。そこで、いろいろな働き方や考え方に触れるうちに自分の将来を深く考えるようになり、やはり食品業界に携わりたいと思うようになってしまって。仕事上、日頃からたくさんの求人を目にしていたことから、食品業界には常にアンテナを張っていましたね」
その後、古賀は食品メーカーへの転職を果たします。担当したのは営業。チェーンのラーメン店やうどん店などの飲食店に向けてメニューを提案し、商談につなげることが主な仕事でした。
「自分の提案したメニューが全国に展開されたときは、手ごたえを感じたものでした」
食品業界におもしろみを感じていたが、しばらくして働き続けることが難しくなり、ふたたび転職を余儀なくされた古賀の目に止まったのが、JQAでした。
わからない人の気持ちがわかるのが強み。身近な例を出してISOをわかりやすく解説
古賀がJQAに目を止めた理由は、幅広い業種業態に対して提案を行っていたことに惹かれたからでした。転職業界で中途採用支援を行っていたことから、自身との親和性を感じたと言います。
「JQAが扱うISOという規格は見たことがある程度でしたが、そもそもはじめからISOにしっかり関わったことがある人はひと握り。企業としてとても安定しているように見えたのもあって、受けてみようと思ったんです」
実際、JQA入構時点でISOに関わったことがある人材は、全体の数パーセント程度。未経験ながら学ぶことに意欲的で、それまでいろいろな業界を渡り歩き、法人営業の経験もあった古賀は無事に入構を果たしました。
「入構してみて一番に感じたのは、穏やかな人が多いということ。経験上、さまざまな会社を見てきたので、雰囲気の良さをすごく感じました。業界シェアナンバーワンなのでお客様から信頼されていますし、とても落ち着いた働きやすい環境があると感じます」
所属はカスタマーソリューション課で、HPや事務所にお問い合わせのあった顧客へのISO認証取得の提案や対応、競合他社との違いを分かりやすくプレゼンすることが主な業務です。
担当している業種は、メインの品質管理や環境、食品、医療機器、航空宇宙など実に幅広く、古賀がこれまでまったく触れたことのない分野については、懸命に勉強したり先輩に聞いたりしながら理解を深めていると言います。
「勉強の毎日ですが、わからない人の気持ちがわかるのが私の強み。たとえば、相手が主婦の方なら家計のやりくりの話に置き換えたり、若い方ならダイエット、筋トレの話に置き換えたり。お客様に説明するとき、自分がここ数年で勉強してきたことを噛み砕きながら伝えられていると思います」
営業の仕事と並行して、ISO関西支部カスタマーソリューション課の主任を務め、チームメンバーの進捗管理も行う古賀。そのほか、後輩育成やISOに関する無料セミナーの講師も担当しています。
「セミナーでは、3~4カ月に1回ほどのペースで講師をしています。オンラインで、そもそもISOとは何なのかと基本的なところをわかりやすく説明するのが私の役割。受講生の皆さんが想像しやすいようにコンビニのおにぎりのできあがり方などに置き換えて話すなど、わかりやすい講義を心がけています」
コミュニケーション能力と対応スピードが大事。お客様との信頼関係構築に力を注ぐ
2023年で入構5年目を迎える古賀。仕事をする中でやりがいを感じるのは、お客様から受注をいただいたとき。
「JQAは国内の認証機関としてトップの地位にいるものの、認証機関はサービスの内容などで他社と差をつけづらいのが現状です。
そんな中、JQAを選んでもらえるかどうかは営業のコミュニケーション能力と対応スピードが大事だと考えているんです。その点を意識して営業をした結果、『古賀さんがそれだけいうならJQAにするよ』と言ってもらえたときは、大きな喜びを感じましたね」
そんな古賀にとって、とくに印象に残っている出来事が2つあります。1つめは、ISOについて全く知識がない企業から、「ISO9001っていいものらしいから認証取得したい」という相談があったときのこと。
「そのお客様との取引は、『そもそもISOとはどんなものか』を理解してもらうところからのスタートでした。それだけに説明を重ねて、受注まで持っていくのは大変でしたが、とても有意義な経験ができたと思っています」
2つめは、JISQ9100、ISO9001、ISO14001の3規格を持っている会社から受注できたときのこと。認証は取得されていて、その時の審査機関に不満が少しあり、他を見てみようということで、声がかかりました。
「競合が多数いる中で、受注に辿り着くには、担当者にJQAの魅力をわかってもらい、その後経営幹部など意思決定権を持つ方といち早く接点を持ち、内容を理解してもらうことが近道。お客様が上司にプレゼンするための資料の作成をお手伝いするなど、信頼関係の構築に力を入れました」
入構してさまざまな経験を経て、ISOに対する認識にも少なからず変化がありました。
「入構したばかりのころは、『覚えなければ』『説明しなければ』と必死でしたが、説明を何度も繰り返していくうちにわかったのが、ISOの仕組みを使うことで必然的に自分たちで決めたルールを守ることができ、お客様にメリットがあること。ISOというマネジメントシステムの魅力についてますます理解が深まりました。
認証取得には費用がかかるので最終的に決めるのはお客様ですが、何よりまず仕組みのことを理解していただくようお伝えしています。そのようなアプローチで、お客様から信頼していただけていると感じています」
空っぽのアタマできてほしい。知識の吸収は親切な先輩がたくさん教えてくれるから
ISOについてオンライン検索すると、トップに表示されるのがJQA。お客様のほうから問い合わせをいただく機会も多く、営業としてとてもやりやすいと古賀は言います。
「もちろん、こちらから営業をかけることもありますが、カスタマーソリューション課という部署の名前からもわかるように、ゼロから接点をつくっていくような、いわゆる一般的な営業の仕事とは違います。お客様の疑問や問い合わせにお応えしたり、既存のお客様に対して別のサービスをお勧めしたりすることが多いですね。」
そんな古賀が、営業をする上でとくに気をつけているというのが、間違った情報を伝えないこと。次のように続けます。
「少しでもわからないことがあれば適当な返事をせずに、『わからないので一度持ち帰らせてください』と正直にお伝えするようにしています。それが、ISOの専門家としてあるべき姿だと思っているからです。
だからといって、時間をかけることが良いことだとは考えていません。レスポンスの速さも意識していて、一刻も早くお客様にお会いしてお困りごとを聞き出し、解決することを心がけています」
そんな古賀にとって、仕事をする上で決して譲れないことが2つあります。
「1つめは、圧倒的な当事者意識を持つこと。お客様のことを自分ごとだと考えるようにしています。2社目の上司に言われて以来、常に大切にしてきました。
2つめは、『守破離』です。『守』はまず教えを守り、『破』は少しずつ自分の色を加え発展させてから、『離』は独自のものを生み出す。盲目的でもいいから、まずは言われたようにやってみて、できるようになれば、そこから自分なりのやり方を見つけて確立していけばいい。これまでいろいろな業界を経験してきましたが、その教えに間違いはないと思っています」
転職者としての立場から、どんな業界職種を経験してきた人にもJQAはフィットするはずだと話す古賀。新しい仲間になる人に伝えたいことがあると言います。
「JQAの仕事はとても特殊。入構後に覚えるべきことがたくさんある上、内部の仕組みも複雑なので、これまでの先入観を捨てて、カラカラのスポンジ状態のアタマで来ていただきたいですね。空っぽの状態で、たくさんのことを吸収していただきたいと思います」
JQAに入構すると、手順書やマニュアルがたくさん用意されている上に、先輩が丁寧に教えてくれます。
「質問して、いま忙しいからなんて断られたことはないですね。先輩もさまざまな業種から転職してきて、わからない状態から学んでいった人々。その気持ちがわかるから、たくさん教えてくれます。電話でもメールでも、会いに行っても、親切に教えてくれる。
中でもわれわれの課の課長は知識量が膨大で、物事を穏やかに、わかりやすく伝えてくれるので、尊敬しています。やさしい人が多いところが、本当に働きやすいところですね」
穏やかな人が集まる居心地のよい職場で、今後は営業だけでなく、企画にも手を広げていきたいと話す古賀。積み重ねてきた豊富な経験を活かし、これからさらに、JQAで花開いていきます。
※ 記載内容は2023年6月時点のものです
