人との縁が導いた入社までの道のり
学生時代に特に力を入れていたのは、フランス語の学習と個別指導塾でのアルバイトです。大学ではフランス語を専攻しており、「本場の人たちと実際に話してみたい」という思いから、大学が紹介する留学プログラムに参加しました。フランスでの2カ月間の生活は、語学力の向上だけでなく、異文化の中で暮らす経験を通じて自分の視野を大きく広げてくれたと感じています。帰国後は国際交流サークルやスポーツサークルにも参加し、多くの人と関わりながら充実した大学生活を送りました。
アルバイトはコンビニやカフェなどさまざまな仕事を経験しましたが、4年間ずっと続けたのは個別指導塾の講師です。小学生から高校生まで幅広い年代の生徒を担当し、2対1の個別指導形式の中で一人ひとりと向き合ってきました。不登校の生徒や私立小学校に通う生徒、スポーツに打ち込む生徒など、それぞれ異なる背景や個性を持つ子どもたちと接するなかで、相手に合わせたコミュニケーションの大切さを学びました。わからない問題を一緒に考えたり、時には雑談を挟みながら退屈しないよう工夫して授業を進めたりしていました。
特に印象に残っているのは、不登校だった生徒が再び学校へ通えるようになったことです。勉強を教えるだけでなく、その子にとって安心して過ごせる場所の一つになれたのではないかと感じ、とても嬉しかったことを覚えています。
就職活動では、海外や国際的な仕事への憧れから総合商社を中心に受けていました。一般職として選考に挑戦し、最終面接まで進んだ企業もありましたが、残念ながら内定には至りませんでした。それでも、その経験を通して面接への自信をつけることができたと思います。
エントリーシートの作成には苦労しましたが、カフェで作業をしていた際に、たまたま隣に座っていた社会人の方からアドバイスをいただいたことが転機になりました。その助言をもとに内容を見直したところ、書類選考を通過できるようになったのです。面接についても、「まずは経験を積むことが大切」と考え、何度も挑戦を重ねました。
J:COMを知ったきっかけは、大学の先輩の存在でした。とても個性的で魅力的な先輩がJ:COMへ入社したと聞き、初めて会社に興味を持ちました。当時は社名を聞いたことはあったものの、具体的な事業内容まではよく理解していなかったのが正直なところです。
しかし、選考を通じて出会った社員の皆さんは、コミュニケーション能力が高く、とても話しやすい方ばかりでした。「こうした人たちと一緒に働けたら、毎日が充実しそうだ」と自然に感じたことを覚えています。早い段階で内定をいただけたこともあり、家族や友人にも「よかったね」と 喜んでもらえました。人との出会いと直感が重なった選択が、今の自分につながっています。
現場営業で培った経験が次のキャリアを支える力に
入社後の研修では、名刺の渡し方や営業のアポイントの取り方といった基本的なビジネスマナーから丁寧に学びました。当時は細かな内容だと感じることもありましたが、社会人としての土台を築く大切な時間だったと振り返っています。その積み重ねがあったからこそ、その後のさまざまな業務にも自信を持って取り組めたと感じています。
研修後、最初に配属されたのは堺局の戸建て向け営業でした。家電量販店などを巡回しながら販売促進活動を行うラウンダー営業(販売代理店や量販店の店頭を巡回し、販売促進活動を行う営業スタイル) として、2013年4月から2016年9月まで約3年半従事しました。社会人になったばかりの頃は、毎月の目標数字に対するプレッシャーを強く感じることもありましたが、上司や先輩からの丁寧な指導を受けながら、少しずつ自分なりの営業スタイルを築いていきました。
2016年10月には法人営業部へ異動し、家電量販店の本社に向けた獲得強化の営業を担当するようになります。あわせて、関西エリア16局の家電量販チームに対する獲得推進や実績管理も担いました。個人のお客さまと向き合う営業から、企業や組織を相手にする営業へとフィールドが変わり、当初は求められる視点やコミュニケーションの違いに戸惑うこともありました。しかし、現場営業で培った経験は、相手の立場を理解しながら提案するうえで確かに活きていると感じることも多くありました。
そして2020年10月、私のキャリアにおける最大の転機が訪れます。 マーケティング本部デジタルコミュニケーション部へ異動しました。J:COM公式サイトの運営に携わり、オンラインショップの新規構築やアジャイル開発(短いサイクルで開発・改善を繰り返すソフトウェア開発手法) におけるプロダクトオーナー、次期基幹システムへの移管プロジェクトなど、営業とはまったく異なる業務を担当しました。
異動当初は、これまで培ってきた営業の知識や経験がそのまま通用しない環境に飛び込んだ感覚があり、苦労することも少なくありませんでした。それでも、営業時代に培った「お客さま視点で考える力」や「数字に対する責任感」は、デジタル領域でも大きな強みになりました。オンラインショップの設計を考える際にも、利用者がどのように行動するかを想像する力は、現場営業での経験が土台になっていたと感じています。
異なる部署を経験するたびに、前の部署で得た学びが次の仕事につながっていく。その積み重ねこそが、J:COMで働くおもしろさの一つだと感じています。
プロジェクトを動かす立場として感じるやりがい
現在所属しているのは、公共ソリューション西日本営業部です。自治体(地方公共団体) に対してICT(情報通信技術)を活用した提案を行い、公募案件のプロポーザル(提案競技) や入札への参加を通じて事業の拡大を目指しています。また、指定管理事業(自治体が施設の管理運営を民間事業者に委託する制度) にも携わり、幅広い形で地域課題の解決に取り組んでいます。
現在担当している業務は大きく二つあります。一つは、地域コミュニティの活性化を目的とした回覧板アプリの提案です。従来、町内会や自治会では紙の回覧板で住民に情報を届けていましたが、 デジタル化して住民の利便性向上を目指す取り組みで、提案書の作成からプロポーザルへの参加まで一貫して担当しています。
もう一つは、J:COMが指定管理を行うクラフトパークというレジャー施設のシステム刷新です。既存のレジシステムを新しいものに入れ替えるとともに、申込アプリの構築検討も進めており、施設運営の効率化と利用者の利便性向上を目指しています。
入社当初はチームの一員として業務を進める場面が中心でしたが、現在はプロジェクトを主導する立場を任される機会が増えました。提案の方向性を決めたり、関係者との調整を進めたりと、自らが軸となってプロジェクトを動かす場面が格段に多くなりました。 責任の大きさを実感する一方で、それ以上にやり遂げたときの達成感も大きくなっています。
この仕事を続けてきてよかったと感じる瞬間は、自分自身の成長を実感できるときです。さまざまな立場の方々とコミュニケーションを重ねるなかで、相手の意図を汲み取る力や、自分の考えを分かりやすく伝える力が自然と磨かれてきました。
以前であればためらっていたような場面でも、今では積極的に意見を発信し、提案の場でも自信を持って発言できるようになったと感じています。数字や成果だけではなく、人としての成長を実感できることも、この仕事の大きな魅力です。地域の課題に向き合いながら新しい挑戦を続けられる環境が、自分自身を成長させてくれたと感じています。
管理職を目指して磨き続ける「やり抜く力」
今の短期的な目標は、BtoG営業(企業が地方自治体や官公庁などの行政機関を対象に行う営業活動のこと) の経験をさらに積み重ねることです。まだ学ぶべきことは多いと感じており、さまざまな自治体や案件に携わりながら提案と受注の経験を重ねていきたいと考えています。一つひとつの案件に真摯に向き合い、提案の精度を高めながら着実に実績を積み上げていくことが、今の自分にできる最善だと思っています。
もう一つの目標は、管理職として部署全体をリードする立場になることです。チームや組織により大きな形で貢献できる存在になりたいという思いが強くあります。個人として成果を上げることは大切ですが、それ以上に、チーム全体が成果を出せる環境づくりに携わりたいと考えています。
そのために意識しているのが、「やり抜く力」を磨くことです。私は、J:COMで活躍している人たちに共通する特徴の一つが、物事を深く考え抜き、最後までやり切る力だと感じています。
どのような仕事でも、途中で壁にぶつかったり、視点が散漫になったりすることがあります。しかし、一つの案件に粘り強く向き合い、試行錯誤を重ねながら行動し続けることで専門性が高まり、結果として成果にもつながっていくのだと思います。私自身も日々の業務のなかで、この「やり抜く力」を意識しながら取り組んでいます。
最後に、社員訪問を考えている学生の皆さんへお伝えしたいことがあります。社会人と学生では経験が異なるため、話しづらさや緊張を感じることもあるかもしれません。しかし、私自身も皆さんと同じ学生時代を過ごしてきました。
だからこそ、気負わずにありのままで来てほしいと思っています。聞きたいことがまとまっていなくても構いません。リラックスして話せる雰囲気をつくることも、私たちの役割の一つだと考えています。
J:COMにはコミュニケーション力が高く、話しやすい人が多くいます。それは私自身が入社を決めた理由の一つでもあり、今も変わらず感じている魅力です。ぜひ実際に社員と話しながら、その雰囲気を感じていただければと思います。皆さんとお会いできることを楽しみにしています。

