安定した環境と多様なキャリアの可能性を求めて
振り返ると、学生時代は何か一つのことに熱中していたタイプではなかったと思います。部活動やサークルに打ち込むというよりは、アルバイトをしながら友人と過ごし、学生らしい日常を送っていました。また、当時は卒業後のキャリアについて明確な目標を持っていたわけではなく、「将来どうなりたいか」を深く考えることもあまりありませんでした。そのため、就職活動を始めた頃は、自分が何をしたいのか分からず悩むこともありました。
就職活動を始めたのは、ちょうどコロナ禍で先行きが見えにくい時期でした。まずは景気の影響を受けにくい安定した業界で働きたいと考え、生活や仕事に欠かせないインフラであるインターネットに注目し、通信業界を中心に企業を探しました。また、有給休暇やボーナスなど福利厚生が充実した職場でアルバイトをしていた経験から、長く安心して働ける環境であることも大切な軸としていました。さらに、若いうちから多くの経験を積みたいという思いがあり、お客さまと直接向き合いながら成長できる営業職を志望しました。
J:COMを知ったのは、就職活動中に社名を耳にしたことがきっかけです。調べてみると、通信サービスだけでなく、チャンネル運営や地域サービスなど幅広い事業を展開しており、営業以外にもさまざまなキャリアの可能性があることに魅力を感じました。地元・福岡に事業所があることも安心材料の一つでした。
また、選考を通じて出会った社員の方々が、私の考えや価値観にしっかり耳を傾けてくださったことも印象に残っています。そうした姿勢に触れ、「この会社なら安心して働けそうだ」と感じたことが、入社を決めた大きな理由でした。
飛び込み営業で鍛えられた力と新たな挑戦
入社後は、福岡オフィスのお客さまサービス推進部に配属されました。既にJ:COMをご利用いただいているお客さまへオプションサービスを提案する営業を約半年間担当し、お客さま対応の基本や自社サービスに関する知識を身に付けました。営業としての土台を築くことができた時期だったと感じています。
その後は営業部へ異動し、戸建住宅を対象とした新規の飛び込み営業を約3年間担当しました。飛び込み営業とは、事前のアポイントを取らずに直接お客さまを訪問する営業スタイルです。断られることが続く日々でしたが、その経験を通じて精神的な粘り強さや、お客さま一人ひとりに合わせた提案力が身に付きました。うまくいかない時には、「なぜ失敗したのか」を振り返り、改善を繰り返しました。その積み重ねによって、自分なりの営業スタイルを少しずつ確立していくことができました。
新卒4年目の10月には、本社の営業推進部トレーナーチームへ異動しました。それまでは「自分が成果を出すこと」が仕事の中心でしたが、この異動を機に「周囲が成果を出せる仕組みをつくること」が求められるようになりました。全国の営業所や業務委託会社(当社から特定の業務を受託している企業)へのトレーニング、新卒研修の実施、新しい営業手法の検証や体系化など、これまでとは異なる視点で仕事に向き合うようになりました。今振り返ると、この異動が自身のキャリアにおける最も大きな転機だったと感じています。
人が成長できる環境をつくることが、今のやりがい
現在は営業推進部トレーナーチームに所属し、営業担当者の育成や新卒研修などを担当しています。
現場で成果を上げている営業手法を整理・体系化し、再現性のある取り組みとして全国へ展開することも重要な役割です。そのため、自ら営業活動を行うこともあれば、責任者と目標設計やチーム運営について議論することもあります。単に営業スキルを伝えるだけではなく、現場の課題を把握し、成果につながる仕組みづくりや組織づくりを行うことも求められています。
後輩育成で特に意識しているのは、「教えること」ではなく、「自ら考えて行動できるようになってもらうこと」です。お客さまや地域、市場環境によって最適なアプローチは異なります。そのため、一方的に答えを伝えるのではなく、「なぜその行動が成果につながるのか」を理解してもらえるよう心掛けています。私自身も営業担当時代に多くの失敗を経験してきたからこそ、思うような結果が出ない時には、一方的に指導するのではなく、相手の立場に立って一緒に課題を考えることを大切にしています。
この仕事を続けてきて良かったと感じるのは、トレーニングや現場支援で関わった業務委託会社の方々から、「成果が出ました」「教わったことを実践したらうまくいきました」といった報告をいただく瞬間です。以前は自分自身が成果を出すことにやりがいを感じていましたが、今は関わった方々の成長や成果向上を通じて喜びを感じています。誰かの挑戦を支え、その成長が組織全体の成果につながっていくことが、この仕事ならではの魅力だと思っています。
「人と組織の成長を支える人材」を目指して
短期的な目標は、営業トレーニングの実施にとどまらず、会社全体の成長に貢献できる仕組みづくりに携わることです。現在は営業担当者の育成や営業手法の展開を中心に業務を行っていますが、今後はより広い視点を持ち、会社の獲得目標や予算達成に貢献できる取り組みにも挑戦したいと考えています。現場の営業活動と経営目標を結び付ける役割を担えるよう、日々意識しながら仕事に取り組んでいます。
中長期的には、マネージャーとして組織を牽引できる人材になることが目標です。既加入者営業、新規営業、営業トレーナーとさまざまな立場を経験する中で、自分自身が成果を出すことだけでなく、人材育成や仕組みづくりを通じて組織全体の成果向上に貢献することにやりがいを感じるようになりました。今後は営業現場の実態を理解した強みを生かしながら、現場と会社をつなぐ存在として、継続的に成果を生み出せる組織づくりに挑戦していきたいと考えています。
就職活動中は、「営業職は仕事中心の生活になるのではないか」と不安に感じていました。しかし実際には有給休暇も取得しやすく、年に数回海外旅行へ行くなど、プライベートも大切にしながら働くことができています。今年はアメリカと韓国にも訪れました。
これから就職活動を迎える皆さんも、あまり難しく考え過ぎず、まずはさまざまな会社や社員の話を聞いてみてください。その中で、自分が大切にしたい価値観や働くイメージが少しずつ見えてくると思います。肩の力を抜いて、就職活動を楽しみながら取り組んでください。応援しています。
