「伝える仕事」がしたい。その想いが導いたJ:COMへの入社
大学1年生の頃から約2年間、カラオケ店でアルバイトをしていました。私が働いていた店舗では、一人で店舗業務を担当する時間帯が多く、複数のお客さまへの対応を同時に進めることが日常的に求められていました。しかし当初は、目の前の業務を優先するあまり、ほかのお客さまをお待たせしてしまうこともありました。
そこで、自身の業務の流れを見直し、作業の優先順位や進め方を改善しました。例えば、フライヤーでの調理中に別のお客さまの受付を行うなど、隙間時間を活用しながら複数の業務を並行して進められるよう工夫しました。また、効果のあった方法を同期や後輩にも共有し、店舗全体で実践できるよう働きかけました。その結果、1組あたり約5分かかっていた受付時間を2分弱まで短縮し、お客さまをお待たせする場面を大幅に減らすことができました。
この経験を通じて、自分の課題を客観的に捉え、改善策を周囲と共有しながら取り組むことの大切さを学びました。
就職活動では、「自分の言葉で情報を伝えられること」「多角的に事業を展開していること」「若手のうちから裁量を持って挑戦できること」の3つを軸に企業を探していました。
もともとはアナウンサーを志望していましたが、自己分析を深める中で、「なぜアナウンサーになりたいのか」を改めて考える機会がありました。その結果、職業そのものへの憧れだけでなく、自分なりに情報を整理し、相手に分かりやすく伝えることにやりがいを感じていることに気づきました。そこから、アナウンサーという職業にこだわるのではなく、自分の言葉で情報や物事の魅力を届けられる仕事に携わりたいと考えるようになりました。
業界としては、人々の生活を支える通信業界や、多様な企業・サービスの魅力を発信する広告業界を中心に見ていました。職種では広報職と営業職に関心を持っており、どちらも相手のニーズを捉えながら魅力を伝えられる点に惹かれていました。
J:COMへの入社を決めた理由は大きく2つあります。1つ目は、就職活動の軸としていた「自分の言葉で情報を伝える仕事」ができると感じたことです。通信業界の中でも、お客さま一人ひとりのニーズを捉えながら、サービスの価値を自分の言葉で届けられる点に魅力を感じました。2つ目は、事業領域や部署が幅広く、さまざまな仕事に挑戦できる環境があると感じたことです。研修制度や入社後のサポート体制が充実していたことも、安心して社会人としての一歩を踏み出せる大きな理由でした。
入社前は、営業目標に対して高い意識が求められる環境という印象を持っていました。一方で、多様なサービスを扱うからこそ、幅広い知識や提案力を身につけられる環境でもあると感じていました。その期待を胸に、社会人としてのスタートを切りました。
新規営業への挑戦とキャリアの転機
入社後の研修では、座学だけでなくグループワークを通じた実践的な学びの機会が多くありました。特に印象に残っているのは、BtoB営業担当者を想定し、企業への商談依頼メールの作成や提案活動を行うプログラムです。ビジネスメールの基本や、相手の立場を考えた提案の重要性を実践的に学ぶことができました。
研修後は堺局のお客さまサービス推進部へ配属され、既存のお客さまに対する料金プランの見直しや追加サービスの提案を担当しました。お客さまとの関係性を深めながら、一人ひとりに合わせた提案を行う中で、コミュニケーションの基礎を身につけていきました。
2023年1月には営業部へ異動し、新規のお客さまに対してインターネット回線や携帯電話サービスなどを提案する業務を担当しました。初対面のお客さまと信頼関係を築き、会話の中からニーズを引き出すことに最初は苦労しましたが、まずはお客さまのお話を丁寧に伺うことを徹底しました。
生活環境や利用状況を理解したうえで、一方的に商品を紹介するのではなく、お客さまと一緒に課題を整理しながら最適な選択肢を考えることを意識しました。その結果、徐々にお客さまとの距離の縮め方やニーズを引き出す力が身につき、自身の成長を実感できるようになりました。
実際に働いてみると、入社前に抱いていたイメージ以上に研修制度やサポート体制が充実していました。困ったときには上司や先輩に相談できる環境があり、安心して挑戦を続けられたことはJ:COMの大きな魅力だと感じています。
そして2025年7月、営業推進部へ異動しました。新入社員やパートナー企業向けの営業研修の企画・実施、営業担当者への同行支援、新しい営業手法の検証など、組織全体の営業力向上に関わる役割を担うことになりました。
現場営業とは求められるスキルも大きく異なり、研修資料作成のためのPCスキルやプレゼンテーションスキルなど、新たな知識や技術を一から学ぶ必要がありました。しかしその分、視野や仕事の幅が大きく広がり、自分の経験を組織全体の成長につなげられることに大きなやりがいを感じています。この異動は、私のキャリアにおける大きな転機となりました。
「誰かの成長が、自分の成長につながる」営業トレーナーとしての挑戦と気づき
現在は営業推進部で営業トレーナーとして、新入社員やパートナー企業の営業担当者に向けた研修や同行支援を担当しています。研修での知識提供だけでなく、営業成績に課題を抱える担当者へのトレーニングや、新しい営業手法の効果検証などにも携わっています。
入社1〜3年目は、自身の業務を着実に遂行することが求められていました。しかし現在は、自ら課題を見つけて改善策を考え、周囲を巻き込みながら成果につなげることが求められています。役割の変化とともに、仕事に対する視点も大きく変わりました。
後輩育成で大切にしているのは、相手の意見をすぐに否定しないことです。まずは「なぜそう考えたのか」という背景を丁寧に聞き、お互いが納得できるまで対話を重ねるよう心掛けています。相手が自ら考え、納得して行動できることが主体的な成長につながると考えているからです。
フィードバックの方法も試行錯誤してきました。以前は改善点の指摘を重視するあまり、相手の意欲を下げてしまうこともありました。そこで現在は、まず良かった点を具体的に伝えたうえで、改善点は優先度の高いものを3つまでに絞るようにしています。さらに、改善後に期待する姿まで共有することで、前向きに行動へ移せるよう意識しています。
印象に残っている成功体験は、新卒研修を担当した際の経験です。過去の反省を踏まえて話し方や構成を見直し、準備を重ねた結果、上司から高い評価をいただくことができました。これまで積み重ねてきた努力が成果として表れ、自身の成長を実感できた瞬間でした。
一方で、幹部や他拠点のグループ長へ取り組み内容を報告した際、内容を十分に整理できず、うまく伝えられなかった経験もあります。この経験から、目的・結論・根拠を事前に整理し、自分の言葉で説明できる状態をつくることの重要性を学びました。現在では準備を徹底するとともに、周囲からフィードバックを受けながら改善を続けています。
この仕事のやりがいは、研修を受けた新入社員から「学んだことを実践し、成果につながりました」という報告を受けたときです。自分の経験や言葉が誰かの成長につながったと実感できる瞬間に、大きな喜びを感じています。周囲の成長を支えながら自身も成長できることが、この仕事の魅力だと感じています。
「伝える力」を磨き続けた先に描く広報への挑戦
今後の目標を考えるとき、私の原点にはいつも「自分の言葉で情報を伝える仕事がしたい」という思いがあります。この考えは、就職活動の頃から変わっていません。
短期的な目標は、研修担当者としてさらに幅広い対象者への研修に挑戦することです。これまでは主に新卒向けの研修を担当してきましたが、今後は中途入社者やパートナー企業の営業担当者など、さまざまな立場や経験を持つ方々への研修にも携わりたいと考えています。
受講者によって知識量や課題は異なるため、一人ひとりの状況を理解しながら内容や伝え方を工夫し、本当に成長や成果につながる研修を提供できるようになりたいです。
そして中長期的には、広報職に挑戦したいと考えています。J:COMは多様な事業を展開し、幅広い地域と接点を持っています。だからこそ、社会へ発信できる価値や魅力も数多くあると感じています。
営業として培ったお客さまのニーズを汲み取る力や、相手に合わせて伝え方を工夫する力、さらに営業トレーナーとして磨いてきた「相手の立場や知識量に合わせて分かりやすく伝える力」は、広報の仕事にも活かせると考えています。
将来的には、J:COMと社会をつなぐ存在として、自分の言葉で会社の価値や思いを発信できる広報担当者になることが目標です。
最後に、社員訪問を考えている学生の皆さんへお伝えしたいことがあります。学生のうちに将来の方向性を明確にすることは簡単ではありません。私自身もそうでした。しかし、自分が何を大切にしたいのか、どのようなことにやりがいを感じるのかという軸を持つことで、進むべき方向は少しずつ見えてくると思います。
ぜひ社員訪問を通じてさまざまな価値観や経験に触れ、自分自身の軸を見つけてください。私の経験が、そのための一つの参考になればうれしく思います。
