現場に足を運び地域に貢献する。青森で持続可能な事業をめざす先駆者
開発第5部は、青森県における洋上風力発電の開発を主なミッションとしています。青森での洋上風力発電事業は、再生可能エネルギーへの転換という国の方針の下、地域経済の活性化にも寄与する重要なプロジェクト。その一翼を担うプロジェクトを成功に導くため、日々業務に取り組んでいます。
「私が部長を務めている開発第5部は、商社や電力会社、海外金融機関などさまざまなバックグラウンドを持つ16人のメンバーで構成されています。男女比の偏りはなく、60代以上の方も3人おり、多様性に富んだ環境で仕事をしています」
当部は4つのチームに分け、各チームには数名人が所属、それぞれの専門分野に応じた業務を担当しています。
「洋上風力に関連する業務に応じて4チームに分けています。その中で、私がチームリーダーとして兼任しているのは、プロジェクト全体の枠組みを作り地域貢献を行う企画チームと許認可の取得を担当する許認可チームです」
C氏の携わるプロジェクトは、地域の自然環境や漁業にも影響を与えるため、地域住民や漁業者との協議がとくに重要になると話します。そのためには、地元の声に耳を傾け、理解し、尊重する姿勢が求められます。地域と共生する持続可能な事業を築き上げるために、C氏には仕事をする上で大切にしている価値観があります。
「チームワークとコミュニケーションを大切にしています。『一人ひとりが専門分野を持ち、それを活かしながらも、他のメンバーとの連携を怠らないこと』『地域の方々や関係者との対話を通じて、信頼関係を築くこと』が、この仕事の成功には不可欠です。
青森県の洋上風力発電をリードする存在として、チーム一丸となって、この責任あるミッションにあたっています」
専門スキルを持って取り組める環境──広がる活躍の場で地方創生に臨む
公認会計士としてキャリアをスタートさせたC氏は、8年にわたり監査法人で会計監査やコンサルティング業務に携わりました。その後、活躍の場を変えて商社での食品事業に従事し、中南米やアジア各国での事業投資やPMIに関わります。
「国を越えての仕事は、言葉の壁・文化の壁に触れるとともに、壁を乗り越えた時の達成感がありました。異なる文化の中にも臆せず飛び込んで、関係性を構築するというこの時の経験が、現在、青森で事業を進める上でも役立っていると思います」
そんなC氏は、2011年の東日本大震災を機に地方創生に興味を持ち始めました。もともと父親が石油関連事業に携わっていた体験も相まって、再生可能エネルギー開発事業への参画を決意し、2016年に日本風力開発株式会社に入社しました。
「転職活動の際に私が大切にしたのは、経験を活かせる環境と新しいことに挑戦できる機会とのバランスです。当社を選んだ理由は、革新的な事業展開とそれを支える組織文化に魅力を感じたからです」
入社後は社長室に配属され、経営企画業務に従事することとなったC氏。戦略策定やアライアンスに関するプロジェクトを手がけました。2年間の経営企画業務を経て、前社長の方針により、現場への異動が決定。そこで、新たな挑戦と成長のステージを迎えることになったのです。
「社長室での経験は、会社全体を俯瞰する視点を養うのに大変役立ちました。その視点を持って現場で直接事業を推進することで、より具体的な成果と周囲の反応を肌で感じることができるようになりました」
新たな責任と使命を背負うC氏が、部長に就任したのが2023年4月のこと。C氏にとって、本社から現場への移動は、単なるポジションチェンジではなく、自らのアイデンティティを再確認し、リーダーシップを発揮する場となりました。
「今までの日本にない新しいことをやるんだという気持ちで、地域を盛り上げていこうと日々心がけています」
地域の人々とともに経済を作る。目標に向かってできることから着実に
現在、C氏が関わるプロジェクトは、ただ電力を生産するだけでなく、地域経済にも積極的に貢献しています。地域の要望を受け、水産業を支援する新たな事業を立ち上げました。
「小泊漁港洋上プロジェクトは青森県の中泊町にある漁港区域内に洋上風車の設置を計画するものです。実現すれば全国初の取組となりますが、現在は漁業関係者や地域住民と相談しながら各種調査を実施している段階です。
このプロジェクトに関する地域貢献の一環として、水産業を盛り上げるための組織を立ち上げ地域の雇用も生まれました。風力発電事業、水産業ともに解決すべき課題はたくさんありますが、関係者一同が同じ目標を持ってこの事業にあたることで、少しずつでも前に進めていけるようにするのが、今の私の仕事の一つだと考えています」
また、地元の高校で風力に関する授業も行うほか、地域の子どもたちの協力も得るなど、長期的な視点で青森に風力事業を定着させる取り組みにも注力しています。
「中泊町で起こした会社の名前は、地域の中学生を対象に事業名を募って『ミラスタイル』と命名しました。これから20年、30年と時を経ていく中で、次世代を担う子どもたちに名前をつけてもらったんです。みんなで一緒に事業を進めましょうという想いを込めています。
それから教育機関とも連携して、風力に関する授業を年間9コマ分行っています。風力発電そのものの知識のほかに、地域と漁業とのつながりや、ひいては世界や自然との共生について、できるところから知見を広げるお手伝いをしています」
このようにC氏の仕事は、環境への配慮だけでなく、地域の人々との絆を深めることにも大きく関わっています。
「さまざまなプロジェクトを進めていくたび、自分の責任の重さを実感します。チームをまとめ、プロジェクトを成功に導くことが求められるので、常に適切な判断が試されている感じがします」
その責任の重さと同時に、仕事の魅力とやりがいもまた、C氏にとっては大きなものだと話します。
「これらのプロジェクトが地域に良い影響をもたらしているのを見ると、本当にやりがいを感じます。自分たちの仕事が地域社会に貢献している実感があります」
洋上風力発電と共に歩む未来。新しいビジネスモデルの可能性に向けて
再生可能エネルギーの普及に伴い、社会に貢献すると同時に、環境に配慮したビジネスモデルを確立することが求められている中で、C氏の推し進めるプロジェクトは単に一企業の利益追求ではなく、地域社会や環境への深い配慮が込められています。そのためには、多様な経験と知識を持ち寄り、一丸となって取り組む仲間が不可欠だと話します。
「情熱を持っている方、地域を盛り上げることに興味がある方、困難に負けない方と一緒にこれからも働きたいです。洋上風力発電プロジェクトは技術的な挑戦はもちろん、地域の理解を得るためのコミュニケーションも重要です。そういった多角的な視点を持って取り組める方と、この目標を達成したいと考えています」
自身の成長はもちろん、チームメンバーの成長にも目を向け、全員で高いレベルの目標を達成するための環境づくりに努めたいと話すC氏。このプロジェクトが成功すれば、社内外における再生可能エネルギー事業のモデルケースとして位置付けられ、さらなる事業拡大への足がかりにもなると続けます。
「私たちがめざすのは、単なる事業の成功だけではありません。地域社会に根差し、環境と共生するビジネスモデルを築くことです。そこには、多くのステークホルダーとの協働が必要となります。そのために、私たちは一人ひとりが持つ価値観を大切にし、それぞれの強みを活かすことができるチーム作りをめざしています」
最後にこれから迎える新しいメンバーに向けて、C氏は次のように話します。
「皆さんに伝えたいのは、ここには自身の可能性を広げ、社会に貢献できる仕事があるということです。困難に直面した時に、一緒に乗り越えられる仲間がいる。そして、その経験が自分自身の成長につながるということ。それが当社で働く醍醐味であり、やりがいだと思います。
私たちと一緒に、新たな価値を創出し、社会に貢献していく仕事に挑戦したい方を心から歓迎します。あなたの情熱と能力を、ここで存分に発揮してください。一緒に未来を創っていきましょう」
これまでさまざまな地域に足を踏み入れ、それぞれの環境に寄り添いながら幅広く業務に携わってきたC氏は、その身につけた持ち前のタフさを強みにこれからも前進し続けていきます。
※ 記載内容は2024年4月時点のものです
