20名超の社員のうち約3割が20代。若手社員の育成も仕事のやりがいに
中国支店 広島営業所で工事課長を務める藤岡。年間の事業計画を立案し、その事業計画を達成すべく、社員の育成やマネジメントを行う役割を担っています。
「工事課が手がける工事数は1カ月間で約100件で、年間にして1200件ほどの現場監督を担当しています。100件のうち約3割を占めるのが道路の公共工事で、残りの7割は建築された物件の外構工事です」
1日で終わるものから半年かかるものまで工期はさまざま。月100件の現場で、それぞれの担当がお客様との信頼関係を築きながら、工事課全体の事業目標をめざしています。
「目標を達成するためには、工事課の一人ひとりが自分たちの役割を全うし、100%以上の力を出しつつ成長していくことが欠かせません。課をまとめる立場として責任は重大ですが、そうやって社員の成長を見守ることは私の大きな楽しみのひとつでもありますね」
現在の広島営業所を構成する21名中、7名が20代であり、若手主体の組織をまとめることに大きなやりがいを藤岡は感じています。
「これだけの若手社員の育成に携われるのは、とても貴重な経験です。どうなりたいのか、何ができるようになったのか、何を大切にして仕事に取り組んでいるのかを一人ひとりから聞き取りながら理解し、誰もが満足度高く働くことができる組織づくりをめざしています」
チームを率いる上で藤岡が心がけてきたのが、個人の成長度合いに応じたマネジメントです。
「一人ひとり、得意不得意や許容量は異なりますから。現状維持ではいけませんが、あまりに背伸びをしすぎるのもプラスにはなりません。社員に対してはキャパシティの1.1〜1.2倍程度ストレッチした業務量を担当してもらえるようにしています」
課長職でありながら、普段は外回りすることが多いと話す藤岡。若手社員が担当する現場を中心に視察しつつ、これまでの自身の経験から、若手社員の成長につながるアドバイスも行っています。
祖父の背中に憧れ、道路舗装業の道へ
大学時代は土木工学を専攻し、道路舗装業界への就職を志してきましたが、藤岡がそもそもそういった夢を抱くきっかけとなったのは、祖父の存在でした。
「私の祖父は道路工事の会社を経営していて、私が中学生や高校生になると、お客様先に同行して工事の依頼や見積の提出が行われる現場に立ち会ったり、工事現場に連れて行ってもらったりしていました。
いま振り返ってみると、仕事そのものの内容よりも、ひとつの会社を社長として切り盛りする祖父の姿への憧れがあったのかもしれません。お客様と良好な関係性を築きながら工事を完遂していく祖父のことをとても尊敬していた記憶があります。
やがて『できることなら祖父を超えたい』と考えるようになり、道路業界で働くことを決めました」
道路舗装業界の中で、選んだのは前田道路。合同企業説明会で前田道路のブースに立ち寄ったことがきっかけでした。
「当時の人事部長の方が、前田道路の事業内容や強みについてとても楽しそうに紹介してくれていたことが印象に残っています。また、私が『土木工学を専攻していて、工事部で働きたいと思っています』と伝えたところ、『前田道路の工事部なら、入社してすぐに多くの現場でさまざまな人と接する機会がある。多様な経験をしながら成長できるよ』と教えてくださいました。
実際、人事部長が話してくれた通りだったと感じます。長い期間をかけてひとつのことだけに携わるよりも、数多くの現場に携わって幅広い方たちと数多くの関係性を築いていくことにやりがいを感じる私にとって、工事部の仕事はとても性に合っていると思います」
2009年の入社後、工事現場監督や工事課係長を経験して、2020年には課長職に昇格。マネジメントに携わるようになってからは、チームワークを発揮できる組織づくりを意識してきました。
「誰かが失敗をしてしまったとしても、周囲に相談しながら前進できるようなチームが理想だと思っています。メンバーにもそう伝えてきたので、社員同士が声をかけ合う風土が形成されてきましたし、おそらく社員それぞれに、『悩んだときはこの人に相談しよう』と思える存在がいるはずです。
振り返ってみると、私自身が小学生のときから野球をしていて、チームメンバーが補い合うことの大切さを知っていたのも今まで影響しているかもしれません。チームが団結して目標を達成する団体競技が、自分の性格に合っていたとも言えますね」
周りのフォローに救われた経験も。ミスを糧にして遂げた成長
社員の成長を見守ることにやりがいを感じ、チームで支え合いながら目標を成し遂げていく過程を楽しんできた藤岡。その背景にあるのは、藤岡自身が周囲に助けられた経験でした。
「入社2年目のころ、私の現場管理が行き届いていなかったために、なんと公共工事の検査が通らず、工事自体をやり直すことになってしまったことがありました。当社に依頼してくださったお客様をはじめ関係者の方々の信頼を失うだけでなく、追加費用が発生したことで社内にも迷惑をかける大失態でした」
原因は、相談・確認不足。当時のことを次のように振り返ります。
「自分ひとりでかたちにしなければという想いが強すぎたことが、悪く働いたのかもしれません。当時は、まだ若手で知識や経験が不十分だったため、早期にミスに気づくこともできませんでした。もっと周りと連携を取りながら進めるべきだったと大反省しました」
失意に陥る藤岡に優しい声をかけてくれたのが、当時の上司でした。
「戒めるどころか、『次、頑張ればいいから』と、親身になってフォローしてくれました。私はもともと失敗を引きずらないポジティブな性格ということもあり、上司からの励ましの言葉をもらったことで、『失敗を失敗のまま終わらせず、次に活かそう』という気持ちが強まりました」
失敗から得た学びを成長の糧としてきた藤岡。課長としてチームを舵取りする一方、社員を寛容な目で見守り続けてきました。
「お客様や関係者との信頼関係を築くには、工事を完遂する過程も、高い完成度を実現することも重要です。ミスが発生すること自体は実は大きな問題ではありません。誰もが経験するものですから。ただ、大切なのは、各人がそのミスからどれだけ学び、その先の肥やしに変えられるかだと考えています。
また、ミスをできるだけ未然に防ぎ、社員の成長を促すことが課長の責務です。とくに若手社員に対しては、その経験や性格を考慮し、『この点には気がつかないかもしれないから、事前に一声かけておこう』といった具合に、個々に合わせたサポートを心がけています」
社員が満足度高く働ける組織づくりに貢献できる存在に
道路業界を歩むこと15年。現在の仕事に大きなやりがいと誇りを感じていると藤岡は言います。
「岡山営業所、東広島営業所、広島営業所と複数の拠点での経験を通して、各現場で多くの人々と信頼関係を築きながら、工事の遂行という共通の目標に向き合ってきました。新しい現場へと移るたびに、新しい学びが自身の成長につながっているのを実感しています。
また、経験を積むことで、今後挑戦したいことや自分のキャリアプランがより明確になってきました」
そして今後、藤岡はマネジメント領域でキャリアを重ねていくつもりです。
「営業所が掲げる数値的な目標の達成はもちろん重要ですが、現在、広島営業所にいる21名のメンバーにはひとりも欠けることなくこれからも一緒に働き続けてほしいと思っています。満足度高く仕事に取り組んでもらえるような組織づくりをしていきたいですね。
そして将来的には、より大きな組織のマネジメントに携わり、影響力の及ぶ範囲を広げていきたいと考えています」
良いものづくりにはフラットな関係性が重要との考えを貫き、入社1年目の社員に対しても対等な立場で接することを意識してきた藤岡は、これからの仲間に向けて次のように呼びかけます。
「前田道路の仕事内容は多岐にわたりますが、入社後に業務を通じて学ぶことができるので、心配はいりません。当社で活躍できるのは、仕事の知識を吸収することと同じくらい、人との関わりを大切にできる方です。自分がいまできること、できるようになるべきこと、やりたいことを探しながら、周囲と共に成長しようとするマインドを持った方と一緒に働けることを楽しみにしています」
社長として社員をまとめ、組織を先導した祖父の背中を追いかけながら。藤岡はこれからも後輩育成に力を注ぎ、マネジメント職としてさらなる高みをめざします。
※ 記載内容は2023年12月時点のものです
