自社製品の開発製造・販売、提携メーカー製品の販売レンタルと、領域は実に多様
前田製作所の営業職を務める北澤 旬平、池田 純也、和田 真幸の3人。職種は同じですが、部署や担当領域はもちろん、役割も三者三様です。
和田:私は産業機械本部の国内事業部 技術営業課で営業係長を務めています。拠点は東京で、課員は12人。当社は建設機械メーカーですが、私たちの部署ではお客様の「こんなものがほしい」というリクエストに応えて生産を行う、少数ロットの受注生産品の設計や製造を手がけています。
お客様のさまざまなニーズに合わせて、土木建設現場や生産・整備工場で必要な機械設備を納めており、同じグループ会社である前田建設や前田道路だけでなく、他のゼネコンや鉄道会社や行政機関など、幅広いお客様を対象としています。
池田:私は建設機械本部に所属し、北長野店の営業係を務めています。国内トップクラスの建設機械メーカーである「KOMATSU」の販売代理店営業職の一員として、建設機械の販売やレンタル営業を担当してきました。
現在、北長野店には8人が勤務していますが、営業担当はそのうち2人。200社ほどのお客様に対して営業活動を行っています。新潟県との県境まで、長野県北部の広範囲が担当領域です。
北澤:産業機械本部の国内事業部 第一営業部という、前田製作所の自社製品であるクレーンを販売している部署に所属し、東日本営業所の営業係長を務めています。通称かにクレーンやクローラークレーンなどの移動式クレーン、高所作業車などをメインで販売しています。
勤務地は東京で、3人の営業で関東圏を担当し、1カ月に訪問するのは100社ほどです。訪問先の多くはクレーンを扱うレンタル会社ですが、個人のお客様もいらっしゃいます。
前田製作所には、大きく分けて建設機械事業と産業機械事業の2つの事業があります。3人の中で唯一、両方の事業に所属した経験がある和田は、研修や食事会を通じて池田や北澤と面識を深めてきました。
地元 長野への愛着から前田製作所へ。それぞれが歩んだキャリア
北澤は2008年、池田は2009年、和田は2010年に入社。入社年度は異なりますが、3人は共に前田製作所が本社を置く長野県の出身です。それぞれ入社の経緯をこう振り返ります。
池田:大阪の大学に通っていましたが、地元に戻って就職したいという想いから地元企業を中心に就職活動をしていました。いくつか内定をいただきましたが、全国各地に営業所を展開し、かつ上場企業であるという安定感に惹かれ、前田製作所への入社を決めました。
入社後は三重営業所に3年ほど勤めましたが、入社4年目以降は長野県の営業所の配属に。地元で働きたいという願いがかなっています。
和田:私は東京の大学を卒業後、地元長野にUターンしたくて前田製作所に就職しました。ただ、前田製作所は全国に拠点のある企業です。入社後は愛知、今は東京で働いていて、地元長野での勤務がかなうことも期待しています。
ただ、振り返ってみるとそれぞれの赴任した部署ごとに良い思い出があり、キャリアも人生も充実しています。また、長野に本社がある企業だからか、前田製作所は東京に拠点を置く他企業とは少し雰囲気が違う印象です。温かく、穏やかな雰囲気が流れているように感じます。
北澤:カレンダー通りにしっかり休みを取ることができて、福利厚生が充実している地元企業を探していて、前田製作所に出会いました。私は工業高校の出身で、入社後の研修で取得をめざすような、 小型移動式クレーンや玉掛けなどの資格をすでに高校時代に取得するなど、学んできた知識や技術を活かせる職場だと感じたことも決め手になりました。
三重、飯山、そして北長野と営業所を渡り歩きながら、池田は入社以来一貫して建設機械の販売・レンタル営業に従事し、専門領域を極めてきました。一方の和田と北澤は、部署異動や職種の転換を経験しています。
和田:入社から10年ほどの間、池田さんが取り組むような建設機械の販売・レンタル営業を担当していました。その後、グループ会社のインフロニア・ホールディングスへ2年間出向し、企画の仕事を担当。2023年10月から現職に就いています。
北澤:入社当初は製造課に配属され、機械加工や組立を5年間経験しました。その後、産業機械本部 東日本営業所のサービス係として整備業務を担当し、2017年から営業職を務めています。
営業職への異動が決まった時は驚きましたが、機械をつくる中で、お客様が実際にどのように機械を使っているのかが見えづらいと感じていたんです。お客様から直接声を聞く絶好の機会だと前向きに捉え、営業職にチャレンジすることを決めました。
お客様から頼られること、お客様の笑顔を見られることが営業職のやりがいに
製造から営業へと大胆なキャリアチェンジを果たした北澤。その異色の経歴が、現在の仕事に大いに役立っていると言います。
北澤:お客様から対面や電話で問い合わせをいただくことが多いのですが、技術面の知識があるのが私の強み。タイムラグなく質問に回答したり、お客様の状況を具体的にイメージしてアドバイスしたりすることができています。
また、16年間のキャリアを通じて、自身の確かな成長も実感してきました。
北澤:入社当時の私を知る人たちから、「変わったね」と言われるほど、意識が変化し、さまざまな人と話をするようになりました。働く場所や役割が変わる中、目の前の仕事に全力で取り組むうちに成長できたと思っています。
周りの人からも影響を受けてきましたね。とくに営業に異動した際に上司から言われた、「いろいろな人がいて、相性が良い時もあればそうでない時もある。相手にどう思われるかはあまり気にしすぎず、誠実に仕事と向き合うことだけを考えればいい」と声をかけられたことが印象に残っています。
一方、建設機械の販売やレンタル営業に従事する池田。顧客から反応やフィードバックがあることにやりがいを感じると言います。
池田:長野は積雪が多いので、農家さんに除雪機をレンタルすることもあるなど、扱う機械も接するお客様もさまざまです。あまり機械に詳しくないお客様が飛び込みで訪ねて来られたときなどは、ニーズや課題について詳細にヒアリングし、最適な機械を提案するよう心がけてきました。
新車や中古車を納品したときにお客様が喜ばれている姿を見ると、この仕事をしていて良かったと実感します。お客様の中には繰り返し利用してくださる方もいて、関係性が深まるほど、うれしい感想や率直なフィードバックをいただけるのがありがたいです。
また池田と同じく、顧客の喜ぶ顔を見ることがやりがいだと話す和田。以前、こんな出来事がありました。
和田:ある個人のお客様に機械の刷新を提案したことがありました。最初は「自分の年齢を考えると、新しく買うわけにはいかない」とまともに取り合っていただけなかったのですが、お客様にとって最良の解決策だと信じて提案し続けた結果、最終的に受け入れてくださったんです。
納品時、「あきらめずに提案してくれて良かった。ありがとう」とお礼の言葉をいただきました。当時、そのお客様は引退を検討されていたのですが、新しい機械を導入したことで活力がみなぎり、ふたたび仕事に精を出すようになったそうです。そんな声を聞くと、営業職をしていて良かったと実感します。
営業職に必要なのは、粘り強さ。そして、相手の立場に立った提案ができる力
これまでの経験と知識を武器に、よりいっそう顧客から頼られる存在をめざしたいと話す北澤。
北澤:営業職としてさまざまなお客様と接する中で、周りの人が何を考え、どんな想いを持っているのかを汲み取れるようになってきました。これからも、お客様ファーストの営業活動を徹底し、「前田製作所からぜひ購入したい」とお客様から言っていただけるような営業になりたいです。
一方、和田はこれまでのキャリアを振り返りながら、組織を活性化できる人材でありたいと決意を新たにします。
和田:これまでを振り返ると、良いことも大変なこともありましたが、常にポジティブに前進し続けてこられたように思います。前田製作所で一緒に働いているメンバーには、同じ船に乗っている仲間のような感覚を抱いているので、自分のためでなく周りの人のために、今後もチャレンジを繰り返していきたいです。
そんな和田の考えに共感しつつ、池田もまた、全社一丸となって仕事に臨む考えです。
池田:前田製作所では社是として「誠実・意欲・技術」と掲げています。社内の仲間たちと一丸となって、今後も誠実に、お客様にとって最適なご提案を続けられるように頑張っていきたいと思います。
10年以上にわたって前田製作所で活躍してきた3人。前田製作所の営業職にふさわしい人物像について、次の和田の意見に賛同します。
和田:元気で明るく、あきらめずにチャレンジを続けられる人でしょうか。社内には温かくなごやかな雰囲気が流れているのですが、私たちのお客様は土木建設業者なので、ときには職人気質の厳しい方もいらっしゃいます。相手の立場を考え、相手のためを思った提案を粘り強くできる方が、前田製作所の営業職として活躍できると思います。
顧客と真摯に向き合い、顧客の喜ぶ声を励みに仕事に打ち込む。前田製作所の営業職のメンバーに共通するのは、そんな顧客第一の哲学です。
※ 取材内容は2023年12月時点のものです
