教育学部から多様な経験を経てブライダル業界へ挑戦
私はもともと、何か一つの物事を極めるのが得意ではない性格だったので、学生時代は何かに特化して頑張るというよりは、枠を決めずいろいろな経験をすることを意識していました。ノートをまとめることがすごく好きだったので、ノートをまとめて分かりやすく人に伝える、且つ、人と関われる仕事という面で教育学部を選びました。教育学部で学びながら、私は「自分はどんな大人になりたいのか」を考え続けてきました。人が好きで教えることにもやりがいを感じ、教員免許も取得しましたが、同級生の多くが教職を目指す中で、私は“自分の力で誰かの心を動かし、前向きにできる仕事”にも挑戦したいと思うようになりました。
転機になったのは接客のアルバイトです。とくにマクドナルドではスピード感のある現場で、相手の状況を読み取りながら声をかけ、提案し、笑顔になっていただける瞬間がありました。「あなたの対応で元気が出た」と言われた経験が、自分の関わり方次第で人の一日を変えられることを教えてくれました。さらにアルティメットのサークルでは、練習量の多い競技に本気で向き合い、仲間と成果を追う過程で、チームで目標を実現する面白さを学びました。
その延長で参加したブライダル企業のインターンでは、チームで一組の結婚式を企画し、限られた時間で準備を進める難しさと、想いが形になる高揚感を体感しました。帰宅後に母と姉へ話した際に「ブライダル業界が合うんじゃない?」と言われたことが背中を押し、働く自分を想像したときのワクワクが、進路を定める決め手になりました。
教育実習の合間を縫っての就職活動は心細さもありましたが、同時に『自分の未来を自分で選んでいる』という実感が支えでした。中でもIKKは、面接で私の迷いまで受け止め、「あなたはあなたのままでいい」と向き合ってくれました。ストレスへの向き合い方まで一緒に考えてくれる姿勢に、ここなら等身大の自分で成長できると確信しました。入社を伝えたとき、家族は不安も抱えながらも「あなたが決めたなら応援する」と背中を押してくれ、友人からも「キラキラ働く姿が想像できる」と言われました。その言葉が最後の一歩を後押ししてくれました。
新卒研修と社内転職、手厚いサポートで歩んだ二つのキャリア
入社後は部署ごとの研修に加え、ビジネスマナーやパソコンの基礎など土台づくりの時間がとても充実していました。新入社員研修ではロールプレイを通じて“目の前のお客さまが何を感じ、何を求めているのか”を考え続けました。頭では分かっていても言葉に落とし込むのは難しく、何度もつまずきましたが、フィードバックを受けるたびに視野が広がっていく感覚がありました。また、同期とのつながりを大切にする研修も定期的に組まれており、グループディスカッションで悩みを打ち明け合ううちに、支え合える仲間ができたことが心強かったです。
最初の2年間は愛知県岡崎市の支店で営業として勤務し、ブライダルフェアのご案内からご成約まで担当しました(ウェディングプロデューサー)経験を重ねる中で、プランナーとして結婚式当日まで寄り添う場面もあり、お客さまの想いを形にしていく喜びと責任の重さを実感しました。
結婚を機に地元へ戻り、3年目からシステム部へ異動しました。バックオフィスの仕組みに以前から興味がありましたが、プログラミングは完全な初心者でした。それでも約半年間みっちり研修をしていただき、研修の終盤に課題を自力で形にしていく段階で苦戦しながらも、「分からないことは抱え込まず早めに相談する」姿勢を身につけました。今は社内スタッフが使うシステムやアプリの運用・改善に携わり、支店が変わっても部署が変わっても温かく迎えていただき、育成環境があることがすごく幸せなことだと感じています。
今の仕事で学んだ「成功ばかりでなくとも、見てくれる人は必ずいる」ということ
現在はIT戦略部門のシステム部で、スタッフやお客さまが日々使う社内システムの開発を担当しています。毎月現場から挙がる要望や部内の改善案を整理し、システムに落とし込み、より使いやすい形でリリースするのが開発チームの役割です。入社当初はプログラミングも仕組みも分からない状態でしたが、半年間の研修と実務を通じて、基本的な開発の姿勢を身につけることができました。アルゴリズムのように複雑に絡み合う領域はまだ勉強中ですが、予測を立てて検証する姿勢は少しずつ鍛えられています。最近はリーダーエンジニアとして、上と下をつなぎながらチームの前進に貢献したいと考えています。
私にとっての仕事のやりがいは、作った機能が月次でリリースされ、現場の方に「こんな機能が欲しかった」と言っていただける瞬間です。一方で、設計の甘さからエラーを出してご迷惑をおかけし、「他の人ならもっと良いものを作れたのに」と落ち込んだこともあります。それでも抱え込まず早めに相談し、レビューで学び直し、次に活かすことを積み重ねた結果、昨年社内MVPをいただきました。在宅中心の働き方でも、タスクを分解し時間を管理して動けるようになったのは大きな成長です。転んでも見てくれている人がいて『あなたなら大丈夫』と背中を押してくれる環境があるからこそ、私はここで成長し続けたいと思っています。
技術力と人間力、両輪で描く未来への挑戦と覚悟
システム部へ異動してからも、私の根っこにある「結婚式が好き」という気持ちは変わりません。今、私たちの目の前にあるのは画面の中の「システム」ですが、その先には現場スタッフがいて、さらにその先にはお客さまの笑顔があるということを忘れてはいけないと思っています。だからこそ、機能を作るときも「便利にすること」だけで満足せず、誰の負担が減り、どんな瞬間がより良くなるのかまで想像しながら開発に向き合いたいと考えています。
一方で、技術は凄まじいスピードで変化していきます。これからはAIなど新しい領域にも触れ、自分が納得できる技量を積み上げていきたいと思っています。ただ、変化に合わせることばかりに目を向けるのではなく、変化してはいけないものもあると感じています。それこそが、結婚式が持つ価値だと考えています。結婚式を通して生まれるものの価値は、これからも変わらず伝えていきたいですし、AIでは代替できない「人が人を想う力」を忘れずにいたいです。
新しく入ってくる仲間の成長を支え、背中を押せる存在になりたいです。強い才能があるわけではなくても、困ったときに応援してくれる人がいて、挑戦を見守ってくれる文化があります。支店が違っても同じ志を持つ仲間がいるこの環境で、想像力と適応力を武器に、一緒に学び続けてくれる方と成長していけたら嬉しいです。
