食べることが大好き!──「食」を通した幸せや喜びをお客様に届けたい
もともと食べることが好きだったと言う松井は、自身の進むキャリアに食品業界を選んだ理由を次のように話します。
「お菓子を食べたときに味わえる幸せのように、日常の中で感じられる喜びみたいなところが『食』にはあると思っています。そういった幸福感を提供できるような、一部でも開発できるような仕事に就きたいと考えて、日常に欠かせない食に携われる食品業界を選びました」
中間原料メーカーである池田糖化工業株式会社(以下、池田糖化)では、多岐にわたる商品を取り扱っています。そこに魅力を感じたと松井は言います。
「カラメル、エキスといった素材からレトルトカレーといった最終製品まであり、いろいろな商品に携われると感じました。また、創業110年以上という長く続いている会社であるということは、安定性があり、時代のニーズに柔軟に対応してきたからではないかと感じました」
水あめ製造から始まった池田糖化は明治37年に創業。時代に合わせて柔軟に対応することで、今ではさまざまなシーンで使用される幅広い商品群を持っています。
「たとえば、レトルトのカレーといった最終商品もあれば、それらの原料ともなる調味料の鰹や昆布のエキスなど、原料一つひとつの品質を厳選したものもあります。他には、天然着色料なども取り扱っています。
さらに、商品ごとに独自の技術があるので、当社の開発の仕事ではいろいろなことに挑戦できると思いました。選考中に開発の先輩方と話す機会があったのですが、開発という仕事のやりがいや楽しさを聞いたほか、皆さん明るく生き生きと働かれている様子を見たことで、良い職場だなと思いました」
就職活動をするまで池田糖化の存在を知らなかったと言う松井。知れば知るほど惹かれていきました。
「就職活動を進めるにあたり、両親と同世代の地元の方から話を聞く機会がありました。その方によれば、池田糖化は良いものづくりをしており、良い会社というイメージがあるとのことでした。
長い歴史があること、そして良いものづくりをしている会社ということを知り、安心して働ける会社だと思いました」
多様な素材を、知識と技術で開発。池田糖化にしかできない商品を
松井は2016年から池田糖化グループの開発室で、開発業務に全力で取り組んでいます。
「現在はフリーズドライの即席スープ、ふりかけやお菓子への練り込み用などの具材の開発をしています。お客様からの依頼内容に沿って、原料の選定や風味の調整を行い、試作品を作成しています。
また、規格書や見積書の対応や、製品化となった場合の実生産に向けた工場との調整や、試験製造への立ち合いなども行います」
これまでに携わった業務の中で、松井がとくに印象に残っている出来事がありました。
「通常、開発開始から製品化までは、6カ月から1年程度の時間がかかります。そんな中で、約2年という長い時間をかけて、ようやく製品化までたどりついた製品の開発に携われたことです。
国産原料使用、添加物の配合なしといった条件を満たしつつ、お客様から求められる味を何度も何度もサンプルとして提出し、評価していただきながら、ご満足いただける品質で実現することができたこと。さらに、物性や乾燥性の問題など製造工程上の課題も解決し、工場での実製造まで進めることができたことがとても印象に残っています」
また、一番うれしかった出来事については次のように話します。
「全国的に有名な食品メーカーのお菓子のトッピング原料として採用いただいたことが、何よりもうれしかったですね。当社の業態上、周りには言えないのですが、本当にたくさんの消費者の皆さまに手に取ってもらえる商品を作り上げることができて感慨深いです」
そんな松井は開発者として、より一層知識を深め、池田糖化の素材や技術を生かした製品開発に携わることで、お客様に喜んでもらえるような商品開発をめざしています。
「食品の開発業務では、素材に関することや、技術的なことなど、本当にいろいろな知識が必要になってくることを実感しています。より良い製品を開発していくためにも自分の知識や経験をさらに深めていき、池田糖化のさまざまな技術を組み合わせて、当社にしかできない製品を立ち上げてみたいです」
控えめで優しい笑顔を浮かべながらも、仕事に対する熱い想いを包み隠さず語る松井。その姿からは、確かな情熱が伝わってきます。
ご要望に応えるために──お客様の求める製品を追求する喜び
松井が所属する第2開発室は、主にお客様からの依頼を受けて製品を作っています。試作品の提出と評価をお客様との間で繰り返すことで、より良い製品を生み出していくのです。
「お客様の求められるものを作りあげることができ、お客様から良い評価をいただけたときに喜びを感じています。
また、味や物性、価格などの条件をクリアし、製品の立ち上げに携わるときにも、とてもやりがいを感じます。お客様が思い描いている味や形を作り上げることができて、お客様から『イメージ通りの味』などと良い評価をいただけたときは喜びもひとしおです」
そんな開発室の様子を「自分の意見を言いやすい職場」と話す松井。
「風通しの良い職場だとよく言われますね。私も上司に相談しやすいですし、自分の部署だけでなく、他の部署の方とも仕事上いろいろ意見を交換する機会があります」
また、ここは女性も働きやすい職場だと言及します。
「産休、育休取得後も時短勤務することができるところや、家族の用事などで急な有休取得の際も周りでサポートするような雰囲気があり、子育てにも理解がある職場だと感じています。
また、性別に関わらず、お客様へのプレゼンテーションや工場での製品立ち上げなどにおいて、平等に機会があるところも良いところだと思います。当社の開発は女性社員も半数以上在籍していますので、女性特有の悩みも共有できるところもあり、家庭を持たれている方も多いので、産休や育休が取りやすい環境だと思います」
生き生きと語る松井の表情からは、周囲からのサポートを受けつつ、「お互いさま」の精神で安心して働ける職場環境であることが伝わってきます。
消費者の健康と、安全を第一に。信頼してもらえる会社であり続けるために
普段の生活でも池田糖化の製品を意識する機会が多いと話す松井。
「スーパーやコンビニなどに行ったときに、陳列棚に並んでいる商品を見て『あ、これうちの製品を使っていただいているものだ!』と感じる機会があって密かにうれしくなることがあります」
消費者にとって身近な製品を取り扱うからこそ、開発において大切にしている想いがあります。
「食品は人の口に入るものです。そのため健康面や安全面に十分に配慮しながら製品を立ち上げていかなければいけないと、いつも気持ちを引き締めて仕事をしています」
最後に、就職活動中の学生に向けてメッセージを伝えます。
「就職活動中は悩んだり、人と比べて焦ったりすることもあると思いますが、逆に自分を棚卸して向き合える良い機会として捉え、自分のやりたいことができる、働きたいと思える会社に出会えるよう前向きに取り組んでいってほしいです」
池田糖化という食品会社の信頼感を築く要素のひとつに、松井の存在があると言えます。仕事に対するひたむきな姿勢や、優しいたたずまい──そうした魅力を持つ松井の活躍が、安全・安心な食品製造会社である池田糖化のファンを、きっと増やしていってくれることでしょう。
※ 記載内容は2020年9月時点のものです
