森林資源の社会課題解決や、事業立ち上げを支援する。多様な新規事業に携われる魅力
(記事の内容は、2022年10月、取材当時のものです)
──イグニション・ポイントの特徴を教えてください。
高橋: 当社には、「コンサルティング事業」をはじめ、スタートアップなどの新しい事業の芽を育てる投資を担う「インベストメント事業」、持続可能な社会基盤の構築を担う「イノベーション事業」の3つ事業の柱があります。
そして、この3つの事業に基づいて、一種のエコシステム形成をグループ内で体現しています。この相互のシナジーを生み出しているエコシステムこそが、他に類を見ないイグニション・ポイントの大きな特徴であり、私たちコンサルタントが意思決定を早く、柔軟で機動性高くチャレンジできる理由だと考えています。
中でも私が所属するコンサルティング事業内のストラテジーユニットは、「戦略」を主幹に、戦略立案から企画・開発、実現までワンストップに顧客企業に寄り添い、とくに新規事業の柱を創出すべく伴走しています。
──具体的にどのような新規事業の開発案件があるのでしょうか。
高橋:たとえば大手製薬会社の案件では、セルフケアの推進を目的とした統合PHR(Personal Health Record)プラットフォーム構築を支援しました。データ統合や顧客体験を重視した戦略・設計を行うほか、クリエイティブ制作を担う社内人材と協力して、情報を図やイラストに落とし込むインフォグラフィックスなどを制作することもあります。
阿部:おもしろい案件としては、大手SIer企業様での社会課題解決に寄与する新規事業立案が挙げられます。木材流通業界のDX化に向けた事業構想および具体化に取り組むという、他ではあまり見ない案件です。
日本の国土の約66%が実は森林なのですが、日本の木材需給率は40%程度と言われており、十分に森林資源が有効活用されていないことが社会課題となっています。
さらに林業においては慢性的な人手不足もあいまって、森林の管理不足による洪水被害や、輸入木材に頼ることでのCo2排出量の増加などの問題が起こる恐れがあります。この社会課題の解決に向けて、事業構想からお客様にサービスを届けるところまでワンストップに支援しています。
満永:私が担当する大手保険代理店の企業様は、デジタル化が進む中で持続的に企業を成長させるため、DX関連の新規事業を初めて設立するということを進めています。
そこで、私たちは実際にクライアント先に常駐し、社内の現場にまで入り込んで伴走支援を行うなど、現場目線でとことん課題に向き合っています。構想を練ることに留まらず、実行までも担うというイグニション・ポイントらしさが表れている案件だと思いますね。
新規事業を成功させるために必要なプロとしての考え方
──新規事業を成功させるために必要な「プロの考え方」はありますか。
阿部:うまくいくまでやり続けること、伴走にこだわることだと思います。多くの新規事業は残念ながら成功しません。その中でも成功する事業は、苦しい時期を必ず乗り越えています。
そこには、人を引っ張るリーダーが必ずいて、情熱の火を持っている。その人の持つ火種を絶やさないように、火を灯し続けられるような情熱を私たちも持ち続け、こだわりを持って最後までやり遂げる。このマインドこそが、事業の成功のためには必要です。
もちろん、コンサルタントには、第三者的な立場から事業を俯瞰して捉え、ロジックを組んで進めることが求められます。しかし新規事業の場合、「あるべき姿」を追うと失敗することが多い。なぜなら、従来のビジネスモデルに思考が偏ってしまうからです。
この罠にはまらないようにしつつ、トライ&エラーを繰り返す。うまくいくまで走り続ける伴走者となることが、重要な役割だと考えています。
満永:私にとってのプロとは、ロジカルな筋道・方法論を理解した上で、エンジンのイグニション(点火装置)になれる人。事業責任者や経営者の情熱に共感し、応援する人です。
そんな人になるには、私たち自身もエンジンになることが重要です。なぜなら「方法論」や「あるべき論」をロジックで展開するだけでは、うまくいかないからです。
孤独になりがちな新規事業の担当者や創業者の情熱の火をいかに絶やさず燃やし続けられるか――そんなエンジンにならなければならない。つまり、お客様のマインド面も支えつつ、実行部隊も担える。この両輪で回せることがプロだと思います。
高橋:プロの考え方として求められるものは数多くありますが、私が、新規事業を率いるプロフェッショナル人材に求めたいのは、“エコシステムカタリスト”であることです。
「エコシステムカタリスト」とは、“競争”から“共創”へ、“モノづくり”から“コトづくり”へ変容していく産業構造に対応した動きが求められている中、触媒となって、業界や経済圏を横断して革新を生むエコシステムを形成していける人材のこと。そうした人材こそが、まさにこれからの時代に求められる存在だと私は考えています。
また、ストラテジーユニットでは、当社のビジョン「ゆたかさを生みだすあらゆる革新のプラットフォームになる」を実現するために、この“革新のプラットフォーム”の中核機能を担う“エコシステムカタリスト”になることをめざしています。そのため、まさに当社のビジョンを実現するために欠かせない人材とも言えるでしょう。
裁量、学べる環境、理念──入社の決め手はカルチャーフィット
──新規事業のプロフェッショナルになるために、なぜイグニション・ポイントを選んだのでしょうか。
満永:私が新卒でイグニション・ポイントを選んだ理由は、「新規事業色が強い」からでした。
私は就職活動の際に候補をコンサル企業に絞り、「自分の好きを深堀り、新たな価値をつくり、広げられる」フィールドを求めていました。たとえ自分の興味の対象が変わっていったとしても、好きを見つけながら好きを広げていくことで、自分自身の市場価値を上げて成長できるはずだと考えていたのです。それには、教育体制と裁量の大きさのバランスの良い環境に身を置くのがいいだろうと思い、当社を選びました。
入社してからもギャップはありません。自由度が高いですし、案件に取り組むのも楽しくて自分の性にマッチしている上、新規事業の柱を創る経験も積めています。期待以上の環境に満足していますね。
阿部:新卒から7年半勤めたコンサルティングファームでのキャリアを経て、イグニション・ポイントに転職した一番の理由は、「ゆたかな人生のきっかけを」という理念に共感したからです。
当社の理念「ゆたかな人生のきっかけを」の意味するところは、一緒に働く仲間や家族、環境や社会にゆたかさを生みだす中心的存在として、私たちイグニション・ポイントが先頭を切って未来を創るということ。入社後も働く中では「ゆたかな人生を送れているか?」と、自分に問いかける機会が増え、必然的に自分を顧みるきっかけになっています。
──高橋さんはこれまでに大手企業を何社か経験されていると思いますが、イグニション・ポイントの強みをどんな点に感じられていますか?
高橋:イグニション・ポイントは、理念やバリューの浸透度、体現度が高いです。採用面接の中でも理念やバリューなどのカルチャーフィットを重視しています。それにより、いっそう「理念への共感の和」が広がり、理念に惹かれる人が集まる好循環が生まれている実感です。
また、大手コンサルティングファームで課題となりやすい、「専門人材同士のコラボレーションの難しさ」についても、お客様のご要望やフェーズに即して都度、ユニット横断で最適なメンバーを柔軟にアサインするという工夫によってカバーしています。こうしたしくみの存在も、強みの一つではないでしょうか。
意思を尊重してくれる上司がいて、実現できる環境がある。当社でキャリアを描く理由
──今後、どのような経験やキャリアを積みたいと考えていますか?
高橋:長期的には起業を考えています。短期的には、2つの観点でビジョンを見据えています。1つは、イグニション・ポイントのさらなる成長に向けて、今後も所属ユニットに留まらず会社全体のスケールに貢献し、より多くのクライアントに価値提供をしていくこと。
もう1つは、40名ほどがいるストラテジーユニットのメンバーが「ゆたかさ」を実現できる場をつくり続けること。たとえば「本気で〇〇のビジネスをやりたい」と言うメンバーがいれば、その想いをどうやったらかなえられるか、アサインを考えるのがマネジメントの立場としての私の仕事です。メンバーの志向性や希望を把握した上で、采配を行っていきたいです。
そしてそのためにも、メンバーすべての案件を「自分ごと化」して取り組むことがディレクター(当社では、シニアマネージャーの上級職に相当)としての肝だと考えています。
満永:私は、ゆくゆくは事業側にキャリアを進めていきたいと考えています。そう考えられるのも、当社に個人のやりたいことに合わせて、ユニットの垣根を超えて柔軟に挑戦できる環境があるからこそ。
たとえば私はストラテジーユニットの研修内容を考えるタスクを持っていて、一般的には人事が担当するような「会社を創る」業務も、新卒のメンバーとして、裁量とやりがいを持って携われているのです。ジョイントベンチャーや自社事業を創ることも多い環境ですので、将来のためにもまずはこの環境下でさまざまな経験を積んでいきたいと考えています。
阿部:私は、優秀でアイデアをどんどんと生み出すピッチャータイプの方と組んで多くの仕事をし、そうしたインプットを糧として自分を一流に磨き上げていく、「キャッチャー」のような経験を積むことを重視していきたいです。
その点で言うと、これまでの3年間、経験を積む場としてイグニション・ポイントを不満に思ったことはありません。これからも、まだまだ成長段階に位置する当社で働き続け、新規事業創出など新しい価値を生み出す場に身を置くことで、ゆたかな経験を積んでいければと思っています。
──最後に、どんな人と働きたいか、どんな人がイグニション・ポイントにマッチすると思うかを教えてください。
満永:「自分がある人」がいいですね。当社を希望する方は何か自分の軸を持っていることが多いと感じます。また、「お客様からありがとうと言ってもらえた瞬間」にやりがいを感じられるような人だと最高ですね。
阿部:想いを持っている人と一緒に働きたいです。私自身は「人と人をつなぎ、その中で必要とされる人でいたい」という想いがあります。ぜひ面接の場では、皆さんの内発的な想いを聞かせてください。
高橋:イグニション・ポイントは採用に際して、マインド面を重視する会社です。新しいことを創造していくシーンが多いので、好奇心を持ち、常に前向きなディスカッションを行える姿勢が問われます。社内だけに閉じることなく、社外とのコラボレーションもいとわないような、オープンマインドが必要です。
コンサルタント未経験の方であっても、傾聴力、論理的思考力、構造化などのベーシックなスキルと強みとなる専門性があれば、ぜひ積極的にチャレンジしていただきたいです。その上で、「尖っている方」にぜひ来ていただきたいです。
取材・文:山岸 裕一
