自責の考え方と想像力を大切に。先輩従業員のアドバイスを胸に、新たな価値観を備える
Hondaのモノづくりを、一貫した物流システムで支えるホンダロジスティクス。事故や故障による修理で交換が必要となった補修パーツや、Honda車をさらに魅力的・快適・安全にするための純正用品を扱うパーツ用品事業所で、Oは働いています。現在販売している車種だけでなく、これまでのあらゆる車種の部用品をそろえ、求められた商品を送り届ける事業所です。
「2023年7月に、現場業務から物流企画課に異動しました。包装や入出庫、輸送などの多岐にわたる領域で、顧客である株式会社ホンダアクセス(Honda車のアクセサリー部品を手がけるグループ会社)などに対して、よりよい物流を企画・提案しています。東日本と西日本に各1拠点ずつ計16人が在籍しており、私の所属する東日本拠点は7人です。
私が担当しているのは倉庫の領域です。たとえば新しい倉庫を借りる時には、必要な坪数や保管能力値など細かな数字を用いて分析した上で、説得力のある企画や提案を心がけています」
仕事を進める上で、Oが大切にしている価値観があります。それは、起きた問題を「自責」として捉えることです。
「何か不具合が発生した場合は、その工程に自分の非があると反省した上で、以後の再発防止につなげるようにしています。一例を挙げると、協力会社とメールでやり取りする中で、私が依頼していた書類が期日までに届かなかったとします。一見、先方の不備のように思えますが、こちらとしてもリマインドはしたのか、期日は適切だったのか、と自らにベクトルを向けて原因を考えるようにしているんです。
こう考えるに至ったのは、上司が誰かとの電話で『自責思考を大切に』と話しているのを耳にしたのがきっかけです。上司はいつも『なぜそうなったのか?』と根拠を大事にし、ロジカルに仕事をしているのですが、そのような人と普段から関わることで身についた価値観だと思います」
また、「もっと想像力を持って仕事をしなさい」と諭されたこともあると言います。
「現場で働いていた時、決められた範疇を超えて協力会社に業務を依頼してしまったんです。本来であれば発注・見積もり・契約を経て業務を依頼することになるのですが、その当時、自分の想像力が足りずに誤った判断をしてしまいました。
後日、上司から『協力会社へ業務をひとつ依頼するのにも、さまざまな事柄が絡んできて各方面に影響を及ぼす。そのあたりの想像力を持ちなさい』と言われ、その言葉がすごく印象に残っています」
折に触れて導いてくれる先輩たちの存在に、Oは日々感謝しています。
「自分が成長する絶好の機会」。見知らぬ土地への転勤も、生活面で多くの刺激を受ける
自身の就職活動を振り返ると、Hondaグループへのこだわりがあったと話します。
「Hondaのバイクがとても好きで、Monkeyという小型のバイクに乗っています。就活を始めた当初は食品や福利厚生関係など、いろいろな業界の説明会に参加しましたが、やがて本田 宗一郎のカリスマ性、そこから紡がれてきた文化に強く惹かれるようになりました。製品が壊れにくく、アフターサービスが充実しているのも魅力です。Hondaグループの4、5社で採用試験を受けました。
最終的にホンダロジスティクスへの入社を決めたのは、企業説明会や就活サイトなどから『チャレンジする風土』を感じたからです。若手であっても意見を出せば積極的に受け入れてくれるような雰囲気がありました。採用試験の過程で接した人事担当者の空気感や、福利厚生が整っていることも心に響きました」
実際に入社してみて「チャレンジできるのは当初のイメージ通り」と実感したO。一方、現場業務から企画部門に異動した際には、戸惑いもあったと言います。
「以前から、企画部門はプロフェッショナル集団だと感じていたからです。各分野で専門知識を携え、企画・提案する人たちに、自分はまだまだ及ばないのではと思いました。それでも一歩ずつ前に進むために、知識が豊富な上司や、長年現場に携わっている協力会社の人たちにアドバイスを受けるなど、各方面から情報収集しつつ知識を蓄えている最中です。
助言を求める際、工夫していることがあります。社内研修を機にやり始めたんですが、相手との会話の中で認識のずれを感じた際や、専門的で難しい話があった場合、自分なりに都度要約し、『こういうことですよね』と確認しながら進め、理解を深めるようにしています。また、効率的に仕事を進めるため、社内の過去の資料や書籍、ネットサイトに目を通したり、業務の手法や倉庫領域の最新設備をチェックしたりもしていますね」
各地に拠点がある当社では、転勤の可能性もあります。関東出身のOはまず三重に配属され、さらに関東の事業所へと異動。その中で心境の変化もありました。
「知らない土地に行くのは不安もありましたが、実際に行ってみるとすごく楽しいんです。三重では休日に観光地に出向いたり、地元の人たちの温かい人柄に触れたりと、プライベートでたくさんの刺激を受けました。自立して生活するすべを学ぶこともできますし、自らが成長できる絶好の機会なので、転勤には大きな魅力があると思っています」
ベテラン従業員とのやりとりに腐心。課題を一つひとつ克服し、メンタルが鍛えられる
若手従業員にとって、苦労は付きものです。Oが最も骨を折ったのは、現場経験が長いベテラン従業員たちとのコミュニケーションだと言います。
「自分よりキャリアが上の人たちに対しても、不具合などを指摘しなければならないこともあります。たとえば、私が倉庫の現場で入出庫という工程を担当していた時のことです。その前の工程には受付や包装があり、後には出荷が控えていて、双方に挟まれているポジションなんですが、倉庫で何か問題を見つけたら前工程の担当者に伝えないといけないのです。その担当者にとっては、問題の原因究明や再発防止策を講じるなどの新たな作業が生じることになるので、こちらとしても伝え方だけでなく、しっかりと根拠が示せるように気を使いましたね。
そうして神経を使いながらも、一つひとつの課題をクリアするたびに心が強くなっていったように感じます。また、他の現場の人たちとも積極的にコミュニケーションを取って知識を得るなどして、より現場に詳しくなろうと努めてきました」
顧客の近くで仕事をする企画部門に異動し、まだ間もないOですが、少しずつ手応えを感じ始めています。
「私よりもずっと年上で管理職でもあるお客様に業務提案をしたことがあります。具体的な数字を根拠として示し言葉を尽くして説明すると、納得した上で提案を承諾してくれたのは、私としてもうれしい出来事でした」
また、Hondaグループの一員として、「横のつながり」を意識するような機会もあるといいます。
「Hondaグループ内でのつながりについて、業務はもちろんですがプライベートでの交友もありました。三重時代にはHondaの従業員にそば打ち会に誘ってもらったり、今では新春に行われるHondaグループ全体の駅伝大会の運営に携わったりしています。Hondaグループとしての一体感を覚える瞬間ですね」
物流のプロフェッショナルになりたい。先輩を手本としながら、「山」を乗り越えていく
入社前には、物流そのものに対するこだわりは特段なかったというO。しかし、今ではHondaグループを支えるメンバーとして「物流のプロフェッショナルになりたい」という思いを膨らませています。
「そのためには、乗り越えていきたい山がまだ多くあります。やはり、もっと現場を熟知しなければなりません。倉庫に関しても設備、数字面などで知らないことや、自分が思いもつかないようなことがまだたくさんあると思います。
一方で現場の人たちとの関係性を深め、顧客との橋渡しを円滑にできるように、コミュニケーション能力も身につけていきたいですね。身近な先輩を手本として、経験を積み上げていければと考えています」
日々、高みをめざす26歳にとって、職場には相談しやすいような雰囲気が広がっていると言います。
「先輩とは、いつも密に話し合いながら業務を進めています。中でも、私が三重の拠点にいた時からずっとお世話になっている先輩は、倉庫業務に関してとても詳しいので、今もさまざまなことを相談しています。また、同僚と一緒に飲みに行く機会もしばしばあって、そのたびにより打ち解けたりもしますね」
これから入社してくる従業員とともに働く日を、心待ちにしているO。就職活動中の人たちに向けて、こんなメッセージを送ります。
「勉強する姿勢を常に持ち続けてほしいなと思います。世の中の情報は次々と更新されていくので、どんな事柄に対しても常に『なぜ、なぜ』と疑問を持ち、掘り下げていきながら自ら学んでほしいですね。そうすれば仕事の奥深さが見えてきて、いっそう働きがいを感じられるのではないでしょうか。
物流部門はたいてい、どの会社にもあります。この先もずっと社会で必要とされていくであろう物流の知識を学べるのは、本当に有意義なことだと感じています。今後入社してくる皆さんとは、Hondaグループの一員として、そして物流のプロとして、一緒に高い志を持って仕事に邁進していけたらいいなと思っています」
※ 記載内容は2023年12月時点のものです
