些細な疑問も改善活動につなげていく。海外工場への物流の要を担う海外物流課の使命
Mは2022年に新卒入社し、現在海外物流課に所属しています。海外物流課では、海外のHonda工場に向けた自動車部品の物流業務を担っています
「私たちの役割は、国内の部品メーカーから自動車部品を自社の倉庫に集約し、適切な荷姿に変換して、最終的に船や飛行機で現地に出荷することです。現在、主な輸出先はアメリカ、台湾、インドネシア、マレーシアの4カ国。課には60名ほどの従業員が在籍しています」
そのなかでMは、船に乗せる部品を扱うコンテナ配車業務を担当しています。Hondaと海貨業者との三角形で密に連携を取り、週単位で計画を立てながらコンテナの手配や管理を行っています。
「大まかな仕事の流れは、まずHondaからコンテナに積載する1週間分の生産計画を受け取ります。それに基づいて船の運行スケジュールを組み、海貨にコンテナ手配の依頼をします。
その後、確定した配車計画を現場と共有し、締切日までに梱包作業を行い、港へ輸送します。これらの管理を、同僚や協力会社の方とコミュニケーションを取りながら進めています」
天候や遅延で計画が崩れてしまう場合もあり、さまざまな要因を加味しながらMは業務にあたっています。
「とくに気をつけなければいけないのが、コンテナを一時保管するコンテナヤードの搬入期限です。非常に厳しい条件の中で、確実に期限までに搬入しなければなりません。
また、船の遅延などで予定通り出荷できない場合は、倉庫内に部品が滞留してしまうことで、現場のスペース確保が難しくなるといった問題が生じます。これらの課題に対して、生産から出荷までの時間を短縮するなど、柔軟かつ効率的な配車計画を立てるように意識しています」
「天才と凡人の違いは何事に対しても“疑問”を持つことである」。これはMが上司からもらった言葉であり、自身のモットーになっています。
「与えられた業務をただこなすのではなく、どういう目的で行っているのかなど、些細なことに対しても疑問を持つようにしています。“仕事は生もの”という言葉があるように、十年前のやり方が今も効率的とは限らないため、日々の業務の中で『本当に必要なのだろうか?』と些細な疑問を大切にし、それを改善活動にもつなげられるよう心がけています」
若手でも裁量権を持って働くことができる。未経験で取り組んだDX化は今では得意領域
ホンダロジスティクスとの出会いは、大学で開催された就活イベントがきっかけでした。そこから入社を決めた理由をこう話します。
「大学時代は英語を学んでいたため、就職活動では語学力を活かせる物流業界を軸としていました。その中でもホンダロジスティクスは、海外駐在の機会があることに加え、福利厚生が手厚く、長く安心して働ける企業だと感じました。
また、就活情報サイトで有給休暇の取得率や離職率などを調べていたのですが、どれも理想的で、それも安心して働くことを想像できる要素になりました」
入社後は半年間の現場実習があります。2カ月ごとにパーツ用品事業部、調達物流課、海外物流課の3つの拠点を回り、物流の基本的な流れを学びます。
「現場実習では、まずメーカーから受け入れた部品が計画に基づいたものなのか、傷などの異常がないかの品質チェックを行います。
その後、部品の梱包作業に入るのですが、部品や仕向け先の要望によって梱包形態が異なるため、ここは慣れるまでに時間がかかりました。そうして適切な荷姿に変換してから、最終的には出荷という一連の工程を経験しました」
実習後、現在の海外物流課への配属が決定します。
「もともと海外物流課を希望していて、その想いを入社時から周囲に積極的に伝えていました。それが直接的に実ったのかどうかはわかりませんが、本人の意見に耳を傾けてくれる環境が当社にはあります。配属後は自由度の高さゆえ、細かいルールが定まっていない部分があり、そこに当時は苦労しました」
そこでMは、作業の効率化やトラブルを未然に防ぐために、これまで紙やハンド作業で行っていた業務のDX化に注力します。
「きっかけは、先輩がDX化を積極的に進めており、1時間かかっていた作業をボタン一つで終わらせるなど、業務の効率化に貢献しているのを見たことです。その仕組みが配車係の業務フローに組み込まれていたため、先輩から引き継いだ際に自主的に勉強を始めました。
ITに関する知識はありませんでしたが、他部署の勉強会に参加するなど、多くの人のサポートを得ながら手探りで始めました。自動化ツールを導入した際は担当の方が県を跨いで、私のいる事業所まで視察に来てくれるなどして、他の事業所とも連携しながら最終的にはDX化を実現。現場やIT部門との調整には苦労しましたが、今では趣味のように楽しく取り組んでいます」
若手の意見を積極的に受け入れ、頑張った分だけ評価してもらえる環境がここにはある
入社間もない頃から裁量権を持って働いてきたM。とくに印象に残っていることは、現在のコンテナ配車業務を担当した時のことです。
「コンテナの配車計画には基本ルールはあるものの、10人いれば10通りの配車表ができる、単一の正解がない仕事です。それに加えて、現場の状況から道路の混み具合まで把握する必要があり、考慮すべきことが非常に多くて最初は苦労しました。
わからないことがあれば先輩だけでなく、実際に作業を行っている現場の方々から直接話を聞いて、一つひとつ解決していきました」
加えて、今年から新たに北米拠点が立ち上げられたことも、仕事と責任の幅が広がる出来事でした。
「北米拠点に関しては仕事のルールがまだ何もない中で、配車係としての業務フローを、一から構築する必要がありました。また、北米は船が遅れやすいという特徴があります。日本から北米までは距離が長く、荒れる海域を通ることや中継地点がないことから、一度遅れると大幅な遅延となります。
そのようなときは、Hondaや海貨業者の方と調整しながら、現地の生産に影響がないように対応していく必要があります。知識だけではこなせない、学ぶことが多い業務だと日々実感しています」
Mは出荷トラブルなく配車業務を終えた時に、グローバルな仕事への貢献を実感できると言います。また、新たな挑戦を後押ししてくれる環境もやりがいに直結していると力を込めて話します。
「入社前は、安定的という意味での典型的な昭和企業だというイメージを持っていたんです。しかし、実際に入社してみると、若手の意見も積極的に取り入れ、業務以外の取り組みに関しても評価してもらえる環境があります。
頑張りたい人にとっては良い環境だと思いますし、固定観念を覆してくれるところに非常にやりがいを感じます」
休日は趣味のバイクを思いっきり楽しむ。目標は培った語学力と経験を活かせる海外駐在
入社3年目のMは、今後のキャリアについて次のように語ります。
「今後は物流についての知識をより深め、将来的には海外駐在に挑戦したいと考えています。現在は、海外物流課の最終工程を担当していますが、海外で貢献するためには物流全体の流れを把握する必要があります。
そのため、まずは国内でさまざまな業務に携わりながら、担当業務以外の知識も広げていきたいと考えています」
もともと自分から行動を起こすタイプではなかったというM。ところがホンダロジスティクスに入社し、自身の課題であった主体性を養うことができたと言います。
「黙々と自分の仕事だけをこなすこともできますが、それではおもしろくないと考え、DXプロジェクトのように、課や事業所をまたいだ活動にも積極的に取り組むようにしました。その結果、自身の経験値が深まるだけでなく、主体性を身につけることができたのは大きな変化です」
最後に、採用候補者に向けてMからメッセージを送ります。
「私は自ら学ぼうとする姿勢や、積極的にコミュニケーションを取ることを日頃から心がけています。プラスアルファで、やる気さえあれば若手が活躍するチャンスは非常に多い環境です。
世界中で愛されるHonda車は、私たちホンダロジスティクスが物流面で関わっています。やりがいの感じられる職場でぜひ一緒に働いてみませんか」
※ ご本人の希望によりイニシャル表記としています
※ 記載内容は2024年12月時点のものです
