「地域の防災」から「日本の防災」へ。インフラを日本中に広めるために選んだ日立
大学進学の際、理工学部土木工学科に進学した鈴木。そこには明確な理由がありました。
「3.11の東日本大震災の時、私の出身地である茨城県でもライフラインが1週間止まり、当たり前の生活が送れなくなりました。そこから社会のインフラを支えるような仕事がしたいと思い、土木学科へ進学。新卒で技術職として建設コンサルタントに入社しました。
建設コンサルタント業とは、道路や橋などの社会インフラ整備において調査・計画・設計を行う仕事です。私は河川防災系担当として、調査や計画に従事していました。お客さまは官公庁で、防災行動計画を立てる際の川のリスクや現在の行動計画、周辺機関との連携などを調査し、実際に計画を組み立てていきました。
私は東京拠点で働いていたのですが、各地の支店や協力会社と連携しながら業務を進め、ジョブマスターというリーダ的な存在も任せてもらいました。おかげでさまざまなステークホルダーとの調整力が身につきましたね」
活躍の場を広げていた鈴木でしたが、働くうちにある思いが芽生え始めます。
「これまでいくつかの地域の防災に取り組んできましたが、それを全国に届けたいと思うようになったんです。そんな時、日立でインフラ関係の求人募集があることを知って。日立のような大きな組織であれば、防災だけにとどまらず幅広いインフラ事業を日本中に広めることができるのではないかと思い、転職を意識するようになりました。
さらに調べていくと、インフラを支えることで社会に貢献する日立の姿勢が自分の思いと重なると感じ、入社を決めました」
こうして2025年に日立へ入社。社会ソリューション第一営業本部にて、東日本エリアの営業支援を担当しています。
「3人のチームで東日本の上下水道や河川、ダムなどを担当しています。営業支援として個別の案件を追いかけるだけでなく、東日本全体のインフラ課題を俯瞰し、日立としてどのような解決策を提示すべきか戦略を練る役割を果たしています。
例えば、上下水道であれば既存の浄水場を更新し、その際に新しいよりよいサービスを入れられないか検討しています」
技術職から営業支援へ。日立へ来て鈴木は新たなキャリアのスタートを切りました。
「正解のない問い」に挑む。技術職から営業戦略へ、異職種転換で見えた景色
入社当初は新しい環境への期待と緊張があったと語りますが、日立メンバーの温かい歓迎に感動したと振り返ります。
「会社全体を通じてキャリア採用者を歓迎してくれる雰囲気があって、すごく温かく迎えてもらえました。これから日立に入社する方にも、ここは安心していただきたいところの1つです。
入社1日目はキャリア採用者全員が集まって研修を受け、その後もキャリア採用者同士が交流できる機会を多々設けてもらって。部署のメンバーにもすぐ迎え入れてもらえましたし、キャリア採用者という軸でもつながりができてすぐに居心地のよい環境になりました」
キャリア採用者に対する歓迎具合の大きさに驚いたと振り返る鈴木。しかし、技術職から営業支援への転換は、想像以上に大きな変化でした。
「もちろん前職の経験や知見が生かせる瞬間もありますが、業務内容が180度変わり、まだまだ模索しながら頑張っている状態です。前職はお客さまから受注した業務を形にする明確なゴールがありましたが、今の仕事は明確なゴールがない中で戦略を作っていかなければならず、考え方がまったく異なります。
そんな中で私が業務に取り組めているのはチームメンバーのおかげです。チームの方針について上司が示してくれるほか、業務を進める上でも『これはこうした方がいい』とアドバイスをくれます。頻繁にコミュニケーションが取れているので、私も安心して業務を進められます」
入社から約1年が経過した現在、鈴木がもっとも印象に残っているのは、年明け前から取り組んでいる水害リスクを軽減するための流域治水に関する営業戦略の策定です。
「日立として流域治水にどう関わっていくか、どんなソリューションを広げていくか、戦略を今まさに考えています。この仕事に関わるにあたって、とくに印象的だったのが規模の大きさですね。金額面はもちろんのこと、幅広い地域を対象としているため、入社の理由となった『日本中のインフラを支えたい』という想いに早速近づけてうれしいです。
また、前職では河川をメインに仕事をしてきましたが、今はダムについても検討を重ねています。これまでやってこなかった分野を勉強しながら進めていくことは大変でもありますが、日々学びの連続で苦労より楽しさが勝ります」
規模の大きさがやりがいになる。One Hitachiで叶える日本のインフラの未来
鈴木が転職の軸として掲げていた「日本中のインフラを支える」という思い。それを実現できる環境が日立にはあります。
「日立だからこそ叶えられる規模の大きさに魅力を感じています。日本全国に日立が作り上げてきた上下水道の浄水場などの設備があるので、それらをよりよくしていくことが私たちの使命。日立がこれまで日本中のインフラを支えてきた歴史を感じながら、それをさらに磨き上げていけることに強いやりがいを感じます。
もちろん規模が大きい分、目標も高くなって大変に感じることはありますが、それ以上に日立に来てからやりたいと思っていたことが次々に実現できてずっと楽しいんです。今はまだチームメンバーにサポートしてもらいながら、自分のできることを広げている段階ですが、若手にも挑戦させてくれる風土があるので、早く成長して自ら動ける存在になっていきたいです」
一方で、働きやすさの観点でも日立には魅力があると語ります。
「雰囲気としては前述の通り本当に温かいですね。日立には何事においても基本を大切にし、正しいことを実行する『基本と正道』の考え方があるので、働いている人も誠実な人ばかり。私たちの部署内もとても風通しがよく、とてもコミュニケーションがとりやすいです。またどちらかといえば男性の多い部署なので、近い部署の女性社員で集まって女子会を開くこともあります。
制度面で驚いたのは有給取得を推奨しているところです。実は前職ではあまり有給が取れていなかったのですが、日立では『どんどん取ってね』という雰囲気があり、ただ制度があるだけでなく、みんなが自由に有給を取れる風潮があることが素晴らしいと思います」
日立のインフラ事業の強みについて尋ねると、鈴木は「One Hitachi」というキーワードを挙げます。
「日立には数多くの部署・グループ会社があり、それらが『One Hitachi』として連携できることは大きな強みですね。他の会社だったら自社内で解決できないような事柄も、グループ会社と協力して成し遂げられることが日立らしさにもつながっていると思います」
「インフラといえば日立」を当たり前に。未経験の分野へ挑み続ける理由
入社から1年弱が経過した今、鈴木は自身の成長について謙虚に語ります。
「業務が大きく変わっているので、考え方も必然的に変わってきていると思います。でも、まだまだ成長過程ですね。『鈴木さん、ここお願い』と任されることが増えてきているので、任されたことを遂行しながらもっともっと成長していきたいです」
まさに今が成長のタイミング。そんな鈴木が今後挑戦したいこととは──
「携わるインフラの幅を広げていきたいです。今ダムに挑戦できているのもすごくうれしいので、今後もこれまでまったく触れたことのない分野にも挑戦し、徐々にできることを増やせるよう頑張ります。
また、私たちの部署は女性が比較的少ないので、『女性でも活躍できるんだよ』ということを示せるような存在になりたいですね。隣の部署に同世代で活躍している女性の先輩がいて、彼女が積極的に業務に関わっている様子に刺激をもらっています。私もライフイベントや性別に関わらず、専門性を武器にリーダーシップを発揮できるロールモデルになりたいです」
そして、鈴木の最終目標は日本中に適切なインフラを整備することです。
「成長過程の私が言うのはおこがましいのですが、将来的には『日立って、日本のインフラを支える企業だよね』と日本中の方に周知してもらいたいと思っています。
さまざまな自治体から『日立さんのおかげで災害による被害がなくなりました』『業務が効率化されてスムーズになりました』と感謝され、住民の皆さんの快適な生活を支える存在になりたい。その感謝を広げていった先にインフラ整備=日立と思っていただけるような世界観が生まれるよう、私も頑張っていきます」
自身の原体験を胸に進み続ける鈴木が思う、日立で輝ける人についても聞きました。
「いろいろな人が輝ける環境だと思いますが、私は『思いがある人』が輝けると感じます。私自身、防災やインフラに対する思いを抱いて入社し、技術職から営業支援へキャリアチェンジしました。初めは正直できることが少なく、『思いしかない人』だったと思います。
しかし、上司や先輩方の助けもあってここまでやってくることができました。もちろんスキルもあった方がいいと思いますが、それ以上に強い思いがあれば、周囲のサポートを受けながら成長できる環境だと思います。ぜひ強い思いを持つ人と一緒に働きたいです」
※ 記載内容は2026年4月時点のものです
