仕事の目的と背景を大切に、電力インフラを支える新たなパッケージシステム開発に挑戦
公共・社会システム事業部は、交通や電力といった社会インフラや行政に関わる大規模システムの開発を手がけています。佐藤が所属する社会システム本部 東日本第二社会システム部では、10名強のメンバーがそれぞれのプロジェクトに携わっています。佐藤が参画しているのは、電力会社向けの新規パッケージ商品の開発プロジェクトです。
「このプロジェクトでは、大手電力会社が導入しているシステムをベースに、他の電力会社にも展開可能なパッケージシステムの開発をめざしています。
現在はシステム開発に向けた検討段階。現行システムから汎用性の高い機能を抽出し、新たな機能を追加していくというパッケージ化に向けた準備をしています。複数の企業が協力して進めており、チームは15名ほどの規模です。今後システム開発が本格化すれば、さらに人数が増えていく予定です。
私が担当しているのは、ユーザーが画面上でデータを編集できるようにするための機能です。関係者にヒアリングを行いながら、ユーザーにとって必要なデータの洗い出し、それぞれのデータに対するシステム規模の算出を行っています」
これまでもシステム開発における一連の業務を経験してきた佐藤。仕事をする上でもっとも大切にしているのは、目的や背景を理解することだと言います。
「ただ作業をするのではなく、『なぜその作業が必要なのか』『この作業がどこにつながっているのか』を理解することを大切にしています。そこを理解しているかどうかで、その先の仕事の質が大きく変わってくると思うのです。
これは社会人になったばかりの頃に、上司から繰り返し指導されて身についた習慣です。あたりまえのことかもしれませんが、とても重要なポイントだと思っています」
文系学部からエンジニアを志す。きっかけはデリバリーのアルバイト
学生時代は経営学部で学んでいた佐藤。IT業界、しかもエンジニアを志したきっかけは、アルバイトでの経験でした。
「ピザのデリバリーのアルバイトをしていました。もともとパソコンにはあまりなじみがなかったのですが、勤怠管理や発注、締め作業などで使う機会が増えたんです。
先輩に教えてもらいながら使い方を学ぶうち、その便利さに感動しました。それがきっかけで、自分もこういったシステムを作る側になりたいと考えるようになりました」
卒業後に就職したのは、物流業界に特化したシステム開発を行う会社でした。
「どんなにデジタル化が進んでも、物流は必ず必要なサービスです。ということは、物流に関わるシステムも絶対に必要であり続けると考えました」
入社後は、交通機関向け運行管理システムの開発部署に配属された佐藤。まずは先輩社員の補助的な業務や資料作成などからスタートし、徐々に業務の幅を広げていったと振り返ります。
「私自身が開発作業をするというより、メインで開発を行う協力会社とお客さまの間に立って、双方の調整を行うことが主な役割でした。調整役だからこそ、全体を把握していなければいけませんが、まだ分からないことばかり。しかも、運行管理システムですから、一歩間違えれば大きな影響を及ぼします。
そのため、実際にシステムが使われている現場に足を運び、どのように使われているのかという最終目的を確かめながら進めていました」
6年ほど勤務した後、会社の体制変更に伴い自身のキャリアを見直すことに。転職活動では、システム開発の一連の工程に携われる環境があることを重視。その中で日立システムズエンジニアリングサービスに入社を決めたのは、面接での印象でした。
「面接官の雰囲気がとても良かったんです。私の話を常に前向きに聞いてくれて、面接なのにずっと褒められているような時間でした(笑)。こういった人たちがいる会社なら安心して働けると感じました」
フラットな視点で異なる文化をつなぎ、プロジェクトの推進力となる
2023年11月に入社後、メインで担当したのは交通機関向けの車両情報管理システムの開発。走行距離に基づいて部品交換や検査時期を管理するシステムを新たな環境に移行する業務に携わりました。
このプロジェクトに携わる上で、以前の経験を大いに生かせたと言う佐藤。それは、交通機関向けシステムに関わっていたという知識面だけではなく、コミュニケーションにおける姿勢だと話します。
「前職で、関係各所の意見が食い違って苦労したことがあったのです。その際に学んだのは、メンバー間で意見が対立した時には、中立の立場を保ちながらそれぞれの意見をしっかり聞くことの大切さ。フラットな視点でそれぞれの考えを理解した上で、皆が納得できる解決策を見出すことで信頼関係ができ、プロジェクトがスムーズに進みます。これも当時の上司の姿勢を見て学んだことです。
協力会社の方も含めて皆が心地よく仕事ができる環境を作ることも私の役割。年齢もスキルも所属する会社も異なるメンバーが集まるからこそ、それぞれの文化を理解してまとめることが必要だと考えています」
また、面接で感じた雰囲気の良さに加え、日立システムズエンジニアリングサービスで仕事をする上で実感するのは、情報共有の密度だと言います。
「部署内で情報共有するための時間が定期的に設けられるほか、業績報告や今後の方針、セキュリティインシデント事例など、経営層やマネジメント層から丁寧な説明があるんです。
会社がどういった方向をめざしているのか、そこに自分が関わっている仕事はどうつながっているのかを知ることができるので、とても仕事がやりやすいですね」
さらに、働き方においてもワークライフバランスがとれている社員が多いと続けます。
「計画性を持って事業やプロジェクトを進めていることが背景にあると思います。納期やリソースを考慮した上で、過度な負荷がかからないように配慮してもらっていると感じるんです。マネジメント層も現場をしっかりと見て適切にアドバイスをくれるので、安心して働けます」
キャリア支援制度の充実した環境で、マネジメントにも挑戦したい
交通機関や電力会社など、社会インフラに関わるシステム開発でキャリアを積んできた佐藤。お客さまや協力会社から感謝の言葉をもらった時が一番うれしいと笑います。
「規模が大きいプロジェクトが多いので、ミスが許されない場面も多く責任感も抱きますが、自分が携わったシステムが社会で活用されている様子を見られることがやりがいです。これからもこの分野で経験を積んでいきたいですね」
今後のキャリアを考える上では、日立システムズエンジニアリングサービスのキャリア支援制度も役立っていると言います。
「入社10年目までの社員には、一人ひとりにキャリアアドバイザーがつき、自分の理想とするキャリアと、そのために必要なスキルアップ方法のアドバイスをもらうことができます。また、中堅以上の社員向けにも職種に応じた教育コースがあり、マネジメントなどを学ぶ体制も整っています。
こういった制度を利用することで、自分のめざす姿に近づくことができるのではないかと思います」
佐藤自身は今後、マネジメント業務にも挑戦したいと話します。
「前職でもマネジメントには携わっていたので、この会社でも挑戦したいと面接で話しました。その準備として、書籍などでマネジメントの知識を得るだけでなく、上司や先輩社員の仕事ぶりを見ながら、実践的な学びを得ています。
当社は、要件定義から開発、運用保守まで一連の業務ができる環境があります。さらに、社会インフラだけではなく幅広い分野の仕事があります。もちろん、必ずしも希望がかなうことばかりではないですが、やりたい仕事に挑戦できる、スキルを伸ばせる環境があるので、ぜひチャレンジしてほしいですね」
※ 記載内容は2025年2月時点のものです

