チーム一体でプロジェクトを進行するために。自ら積極的なコミュニケーションを
官公庁や民間企業をお客さまに、ITソリューションで社会課題の解決に貢献する公共・社会システム事業部。その社会システム本部に所属する天野は、日立グループに向けた電力系システムを開発するチームを率いています。
「チームが発足してまだ1カ月程度しか経っていないため、現在は一人ひとりの強みを把握しながら、チーム全体の生産性を上げるための環境づくりに注力しているところです。私たちのチームでは、システムの要件についてまとめられた基本設計の機能を実現するための『詳細設計』の作成から、要件定義で定めたとおりにプログラムが動作するかを確認する『結合テスト』までを担当しています」
チームには若手のメンバーも多く活気があると話す天野。プロジェクトリーダーとしてチームビルディングに取り組む上で、大切にしていることがあります。
「生産性を上げるには、相談しやすい人間関係や、楽しく仕事ができるような環境づくりが欠かせません。そのために重要なのが、コミュニケーションです。毎日ミーティングを行い、なんでも話せるオープンな雰囲気づくりを心がけています。
困ったことがあればいつでも私を頼りにしてもらえるだけでなく、私もメンバーを頼りにすることができる。そうした信頼関係を築くために、自ら積極的に話しかけ、いつも前向きに仕事に取り組む姿勢を大切にしています」
天野はお客さまを含めプロジェクト全体で500名が携わるほどの大規模な案件も担当。重責がある中で、前向きに仕事に取り組めるのは、周囲の支えがあるからだと話します。
「悩んでいても前に進まないので、自分ができる最善を尽くした上で、周りの力を借りることも大切にしています。課題にぶつかったら上司にアドバイスをもらったり、関係部署に相談してサポートしてもらったり、当社には組織で一体となってプロジェクトを成功させようという風土が根付いているため、周囲の協力がとても得やすく、仕事が進行しやすいと感じます」
幅広いフィールドに魅力を感じて入社。社員の想いを尊重してくれる会社の姿勢を実感
大学時代は経済学部に在籍し、プログラミングの基盤となるアルゴリズムを中心に学んでいた天野。学んだ知識を生かせる環境を求めて、就職活動に取り組みました。
「IT業界への就職を希望していたものの、具体的にどういう仕事がやりたいのかが分からず、自分の適性についてもよく見極められていませんでした。そうした中で、日立システムズエンジニアリングサービスに興味を持ったのは、自分の可能性を広げられそうだと感じたからです。公共や民間を問わずさまざまなフィールドで社会課題の解決に貢献していて、エンジニアとして幅広い経験を積める環境に魅力を感じました」
ほかにも日立グループという安定性や充実した研修制度が決め手となり、2009年に入社。当時はリーマンショックにより世界的な金融危機が起きており、天野の配属にも影響を及ぼしました。
「私は中部支社にて、一から設計やプログラミングに取り組む開発業務を担当したいと希望を出していました。しかし担当することになったのは、既存システムの運用保守やサーバーの更改業務で、勤務先は神奈川県にある本社。リーマンショックで新規開発の受注が難しい状況を受けての配属でした。
まだ若かった私は納得がいかずその想いを伝えたところ、配属予定先の上長がわざわざ面談に来てくれたのです。気持ちはよく理解しているから、現状を乗り越えるために3年一緒に頑張ってもらえないか──その言葉を聞き、すっと気持ちが切り替わりました。リーマンショックの状況で仕事ができるだけでもありがたいし、とにかく3年頑張ろうと思いました」
そして3年後、上長との約束通り中部支社で開発業務を担当することになった天野。数週間から数カ月単位のプロジェクトなど、比較的短期間で完了する小規模な案件を担当しました。その後2018年には初めてプロジェクトリーダーを任されます。
「私は文系出身のため、入社当初から技術を極めるよりもチームをまとめるような存在になりたいという考えがありました。面談ではそうした思いを上司にも伝えていたのですが、自分が思っていたより早くプロジェクトリーダーを任せてもらえることになりうれしかったです。
入社当時は社会の状況的に希望の配属は難しかったものの、社員の思いを尊重してくれる会社だということを日々実感しています」
初めて挑戦したプロジェクトリーダー。お客さまとメンバーの間に立つ中で得た学び
入社当初に描いていたキャリアを実現し、初めて担当することになったプロジェクトリーダー。その経験から、天野は多くのことを学びました。
「製造業向けに大規模な業務アプリケーションのスクラッチ開発(システムをゼロから開発する方式)を担当することになったのですが、業務範囲が一気に広がったと感じました。中でも新たな経験として成長につながったのが、社内やお客さまとの調整業務です。それまではプログラミングなど技術力を磨くことがシステムエンジニアとして大事だと思っていましたが、コミュニケーションスキルがいかに重要であるかに気づきました」
社内やお客さまとの折衝を通じ、システムエンジニアに求められる幅広いスキルを知った天野。プロジェクトリーダーとして、お客さまとチームメンバーの双方と関係を築く大切さも学びます。
「大規模なスクラッチ開発は、数年単位の長いスパンで取り組むことになります。そのためしっかりと要件定義を行っていたのですが、途中で当初とは異なるご要望が出てきてしまいました。開発作業をするメンバーは、要件定義に合わせて業務スケジュールを組んでいるため、途中で変更することは負担が大きく現実的ではありません。
最終的にそのプロジェクトは残念ながら頓挫してしまったのですが、コミュニケーションを綿密に取り、要件定義で決めたことを細かいフェーズごとに確認する必要があったと反省しました。そしてお客さまのご要望を伺うだけでなく、メンバーにも進捗を丁寧に説明しながら社内で助け合える環境をつくること。そのようにしてお客さまと私たちがWin-Winの関係を築くことを大切にするようになりました」
プロジェクトを成功させることはできなかったものの、初めてリーダーに挑戦した経験は、天野を大きく成長させました。臆せず新たなことに挑戦できたのは、人を育てる環境があるからだと話します。
「数値に表れる成果だけでなく、目標に向かってどういう取り組みを行ったか。そうしたプロセスについても評価してもらえる仕組みが整えられているので、社員の努力を認めてくれる会社だと感じます。また、評価をきちんと待遇に反映してもらえるので、頑張った分だけステップアップでき、モチベーション高く仕事と向き合い続けることができています」
大規模案件に携わるやりがい。今後はプロジェクトマネージャーをめざして成長したい
新卒で入社し、今年で15年目を迎える天野。さまざまな案件を担当してきた中で感じるやりがいを、次のように語ります。
「民間だけでなく官公庁をお客さまとして、規模の大きな案件を担当できることがやりがいです。自分がシステムの開発を担当した製品のCMを見かけることもあるなど、たくさんの方々に利用していただき、社会の課題解決に貢献しているという実感があります。そうした大型案件に携わることができるのは、日立グループという基盤があるからこそだと思っています」
大型案件を担当し、チームをけん引する立場として、今後天野が描いている展望があります。
「現在はプロジェクトリーダーとしてメンバーをまとめていますが、今後はプロジェクトマネージャーになることが目標です。複数の案件を同時に管理し、予算の配分やプロジェクト全体の進行についても意思決定ができるようになりたいと考えています」
マネジメントのスキルアップだけでなく、システムエンジニアとしての知識やスキルの向上が欠かせないと語る天野。これから共に働く新しい仲間にも、同じ姿勢を持ってほしいと話します。
「ITは変化のスピードがとても速い業界です。そのため自分の仕事に関連する幅広い情報に常にアンテナを張り、新しい知識や技術を貪欲に吸収しようとする向上心がある方が向いていると思います。私自身、システムエンジニアとして必要な最新情報はもちろん、政治や経済に関する動向も追うようにしています。とくに法律の改正などはシステムにも関係してくるため、常に知識をアップデートすることが大切です」
システムエンジニアとして活躍するためには、スキルや知識を身につけるだけでなく、仲間と協力して仕事に取り組む姿勢も大切です。
「技術がどれだけ高くても、プロジェクトを1人で進めることはできません。周囲と積極的にコミュニケーションを取り、メンバーと協力しながら共に課題を乗り越えていく姿勢が求められます。
日立システムズエンジニアリングサービスは、社員の成長を支えるサポートが充実している会社です。困ったことがあれば、上司や周りのメンバーが必ず助けてくれます。また、システムの開発だけでなく、サーバーの更改や基盤構築、サポートデスクなど、幅広いフィールドがあるので、ITに興味があれば未経験でもぜひ挑戦してほしいです」
※ 記載内容は2023年11月時点のものです

