お客様からの期待に応えることが使命。チームワークを強みに多岐にわたる業務を担当
グランビスタ ホテル&リゾートが運営する「神戸須磨シーワールド」。2023年に入社した長津は、現在は料飲・売店部門に所属しています。
「神戸須磨シーワールドの魅力は、西日本で唯一シャチのパフォーマンスが見られること。そのため、当館のシャチグッズが購入できるミュージアムショップ『ブルーフラッグ オルカスタディアム』には多くの人が訪れます。
中でも、全5色あるシャチぬいぐるみが必ず当たる『オルカくじ』は人気があります。オルカくじは、お客様に券をご購入いただき、回転式の抽選機からくじを引いてもらいます。そして、当たった等級に応じてシャチのぬいぐるみをお渡ししています。
私たち売店課は売店業務の全般を担っており、13名のキャストメンバーが従事していますが、それでも繁忙期は人手が足りないこともあります」
長津は、レジ打ちや品出しなどの売店業務に加え、オルカくじの担当やパフォーマンス前のポンチョ販売など多岐にわたる業務を行っています。
「当館の目玉であるシャチのパフォーマンスでは、シャチが豪快な水しぶきを観客席にかける演目があります。そのためパフォーマンスが始まる30分前に、スタジアムでポンチョの販売も行っています。
日々さまざまな持ち場を担当するため、業務を円滑に進めるためにはキャスト間の協力が不可欠です。売店に勤める皆さんは、『力を合わせて乗り越えよう』とチームワークを大切にしている方ばかり。それぞれが協力意識を持って働いています」
そんな長津には、お客様との関わりの中で心がけていることがあるといいます。
「お客様からは売店のことだけでなく、当館にいる生きものに関するご質問もたくさんいただきます。すぐに答えられない場合は、飼育員に直接聞いてみたり、自分で調べたりして日々勉強し、どんなご質問にも答えられるように心がけています。よく聞かれるのは、シャチの名前や見分け方ですね」
お客様に神戸須磨シーワールドの魅力を伝えたい。その一心で知識の習得に取り組む日々
海に生息する海獣(海洋哺乳類)に興味を持っていた長津は、学生時代は飼育系の専門学校に通っていました。卒業後は、前身である神戸市立須磨海浜水族園の売店で働き始めます。
「当初は飼育員をめざしながら働いていたのですが、“こんなに楽しい仕事ってあるんだ”っていうくらい、売店の仕事が自分に合っていたんです。とくに印象的だったのが、お客様がグッズを購入する際に『すごく楽しかったよ』とキラキラした表情で思い出話をしてくれたこと。そういうお客様との対話が楽しくて、たくさんの温かい言葉をかけていただき、この仕事を続けたいという想いが強くなりました」
その後、長津は正社員として神戸須磨シーワールドへ入社します。
「グランドオープンするにあたり、神戸須磨シーワールドで正社員の募集をしていたんです。そこで、どうしても売店のキャストとして働かせてほしいと伝え、念願かなって最初は開業準備室に配属されました。そこでは業者から提案される商品の中から、新しい施設の特長を捉えたグッズの選定や、お菓子の箱のデザインなどを一から決めていきました」
その後、グランドオープンと同時に長津は売店課に配属されます。お客様と関われることに楽しさを感じる一方で、当初は苦労したことも多かったといいます。
「生きものに関するご質問をお客様からよくいただくのですが、最初は知識不足で答えられないことが多くて。もともと負けず嫌いな性格のため、それが自分の中ではどうしても許せず、ひたすら知識を吸収する日々でした。業務とは別で覚えていくのは大変でしたが、少しずつ答えられることが増えてきたのは嬉しい変化です」
お客様が喜ぶ姿を見ることが原動力。チームの協力があったから商品化に成功
グランドオープンして間もない頃、長津にとって印象的な出来事があったといいます。
「お客様からイニシャルが描かれたハンカチがショップの中のどこに置いてあるか聞かれたのですが、あいにく店頭分はすでに完売しており在庫がなかったため、お客様にお詫びをしてからレジ業務に戻りました。その後に『さっきは探してくれてありがとう』と言いに来てくださったんです。パフォーマンスの時間があるため、急がれているお客様が多い中で、わざわざお礼を言いに来てくださったことが印象的でした」
また、神戸須磨シーワールドは「スマスイ」の愛称で親しまれた神戸市立須磨海浜水族園の閉館後、その跡地に2024年6月にグランドオープンしましたが、スマスイ時代からのファンの方との再会も、忘れられない思い出です。
「閉館時に『お姉さん、やめちゃうの?』と声をかけてくださったお客様がいて、その方と神戸須磨シーワールドで再会できたんです。私のことを覚えていてくれて、『また会えて良かった』と喜んでもらい、本当に嬉しかったですね」
お客様の喜ぶ顔を見られることに、長津は大きなやりがいを感じているといいます。
「オルカくじでは、1等や2等が当たった時には鐘を鳴らして、『おめでとうございます』と声をかけるんです。お客様もすごく喜んでくださって、そういう喜ぶ姿を見るのが私は大好きなんです」
長津の提案で実現した商品開発においても、お客様への想いが込められています。
「当館では、身に着けるタイプのグッズが好評で、とくに人気なのは斜めがけできる『シャチショルダー』です。このショルダーバッグは、私の提案で開発された思い入れのある商品なんです。以前とある施設を訪れた際に、スタッフが身につけていたグッズをヒントに提案しました。キャストが実際に身につけることで、それを見たお客様も一緒に身につけて館内を楽しんでいただける。そんなグッズを作りたいと考えました」
ところが、開発過程では思うように進まず苦労したことも。しかし、チームのアドバイスや助けがあったからこそ実現できたと話します。
「思い描いていた形のポーチを作ることが難しく、業者と何度もやり取りを重ねました。このままでは商品化できないかもしれないとなった時に、上司やチームメンバーが相談にのってくれて、一緒に解決策を考えてくれたんです。一人では達成できなかったことも、チームの協力があったからこそ形にできたと感じています。何か困ったことがあった際に、みんなで協力し合える環境があることはありがたいですね」
「また来たい」と思ってもらえる場所に。誰よりもお客様に寄り添えるキャストをめざす
「お客様と話すことが好き」と話す長津には、めざしている将来像があります。
「“また遊びに来たい”と思っていただけるようなキャストになることです。お客様が困っているときには、自分から積極的にお声がけし、誰よりも多くお客様とコミュニケーションを取れるようになりたいですね。また、私にはめざしている先輩がいます。どんな状況でも常に笑顔を絶やさず、とても丁寧な対応ができる方で、私もそんな風になれればと思っています」
神戸須磨シーワールドでは、長津のように「人と話すことが好きな人」が活躍できる環境があるといいます。
「初めて来館されるお客様が非常に多いので、日々いろんなご質問をいただきます。そういった際に、ただ聞かれたことに答えるのではなく、プラスアルファで施設や地域の魅力を伝えられるのが理想的だと考えています。人と話すことが好きな人はもちろん、生きものに興味がある人にとっても、やりがいのある仕事になるのではないかと感じています」
最後に、神戸須磨シーワールドで働く魅力をこう話します。
「お客様がワクワクした気持ちで来場される中、お客様と一緒に思い出づくりができること。その期待に応えるためには、私たちも楽しんで仕事に取り組むことが大切だと感じています。今後は、お客様により楽しんでいただけるように、イベント時期には店舗の装飾をさらに充実させるなど、雰囲気作りにも力を入れていきたいです」
お客様との出会いを大切にしながら、神戸須磨シーワールドならではの思い出づくりのお手伝いがしたい。その想いを胸に、成長を続ける長津の活躍に今後も目が離せません。
※ 記載内容は2024年11月時点のものです

