証券会社での社内横断プロジェクト参画後、未経験でギックスに入社
新卒で証券会社に営業として入社した加藤。2年目以降は投資銀行部門で社内を横断したプロジェクトに取り組んできました。
「入社して1年間は個人顧客を対象とした部門、2年目以降は上場企業を顧客としてIR活動・株式公開・増資に関わる提案を行う投資銀行部門で働いていました。
とくに社内調整能力は鍛えられましたね。複数の業務を社内の専門部署に依頼し、定められた期日内に確実に揃えるためのハンドリングは自身が所属する部門の役割でした。
誤りは許されない、骨が折れる業務でしたが、社内を巻き込む大きなプロジェクトを推進するおもしろさがありました」
転職を検討する中で、ギックスに興味を持ったのは当時株式市場でも注目されていた「ビッグデータ」がきっかけだったと言います。
「私が転職活動をしていたのが2016年で、世間ではビッグデータへの関心が集まっていた時期です。前職の顧客との商談の中でも頻繁に出てくるワードだったこともあり、今後の見通しも明るく、興味深い領域だと感じていました。
とはいえデータに関する知見はなかったので、ギックスの選考を通してデータアナリストとしてオファーをもらった時には驚きました。未経験で不安はありましたが、それ以上に興味深い領域に携わってキャリアを築いていきたいという想いが勝り、チャレンジするなら今だと思い切って飛び込んだのが始まりです」
2022年に上場し、現在は社員数42名(2023年6月時点)と拡大したギックスですが、加藤の入社時は創業4年目、社員は10名程度。当時を振り返って続けます。
「入社当初は今のように『行動指針やカルチャー』は言語化されていませんでしたが、業務におけるスタンスや重要視していることは変わらないと感じています。
とくに『チャレンジするスピードの速さ』はギックスの特徴だと思います。
たとえば新しい技術を『お客様に提供するサービスの中で』積極的に活用したり、これまでの慣習にとらわれずに新たな分析手法を検討したりと、常により良い方法を探る姿勢があります。
一般的に、上場してガバナンス強化のためのルールが整備されると制限も増える傾向があると思いますが、ギックスには『チャレンジするスピード』を重視する文化が残っていると感じています」
システム開発プロジェクトにアサイン、プロジェクトマネージャーへキャリアチェンジ
入社当初はデータアナリストとしてデータ分析に取り組んでいましたが、ある時クライアント顧客にデータ基盤となるシステムを作る開発プロジェクトにアサインされることとなります。
「現在DIプラットフォーム事業となっている領域は、当初はデータを用いたコンサルティングが派生したものでした。コンサルティングプロジェクトで適切な分析手法を見つけた結果、クライアント顧客の業務の中で活用できる仕組みが欲しいというニーズが出てきたのです。
私がそのプロジェクトにアサインされたのは、システムを開発することが決まった段階でした。
当時もプロジェクトマネージャーのような役割を求められていたのだと、今ではわかりますが、当時は開発自体が初挑戦。なんとか納品は叶いましたが『何もできなかった』という反省の気持ちでいっぱいでしたね」
システム開発プロジェクトへの参画後、自ら開発を手掛ける期間もありました。そこから、プロジェクトマネージャーへのキャリアに進んだのは、同僚の異動がきっかけでした。
「プロジェクト推進は柳さん、その下で私が開発を行うという体制が1〜2年ほど続いたころ、柳さんは『エンジニアとしてキャリアチェンジしたい』という意向により、エンジニア組織に社内異動することになりました。
一緒に働く中で、柳さんの関心領域にも気づいていたので、挑戦を後押しすることになんの違和感もありませんでしたね。
結果的に私がプロジェクトマネージャーとしての役割を引き継ぐことになり、そのころからプロジェクトの推進側に軸足が少しずつ移っていきました。開発に携わった経験は今でも業務に活きています」
新たな知識・スキルのキャッチアップには多大な時間がかかるもの。未経験ながら次々と新たな役割を担ってきた加藤は、なぜ努力を続けてこられたのでしょうか。
「何よりクライアントとの関係が大きいです。クライアントはカウンターパートでもありますが、共通の目的を持ったチームでもあり、私はそのプロジェクトを達成するための責任者にあたります。
どんな要望でも、良いシステムを作り上げるという目的のためにまず受け止め、実現手段を共に検討してきましたし、時には期間や工数の観点からNOを伝え、現実的な代替手段のディスカッションも重ねてきました。
何度も苦境を一緒に乗り越えながら目的を達成したことでクライアントの信頼を得られるようになり、気づけばスキルも身について、今に至っているという感覚が大きいです」
社内のサポートで「お客様と直接話せる」ポジションにこだわるキャリア選択を実現
現在、加藤は大型プロジェクトも含め3社を担当し、社内はもちろんのこと、パートナーのエンジニアとも協業する多種多様なチームでプロジェクトを推進しています。
「ギックスでの開発はパートナー企業の方と協業する機会も非常に多くあります。とはいえ、所属している会社は関係なく、誰もがチームの一員です。日々感謝や信頼を直接お伝えすることを強く意識していますね。
年齢層・経験・スキルも多様なチームなので、理解しやすいコミュニケーションを意識しています。自身が未経験で開発に携わり、少しずつ知識やスキルを身につけてきた経緯があるので、メンバーによってどう伝えるとわかりやすいのか、どんなアドバイスが必要なのかは肌感があります。今となって、これは私の強みになっているなと感じています」
プロジェクトでは直接関わりがなくても、社内の連携は密に取れていると続けます。
「毎週実施する社内定例会議やSlackで、社内のメンバーとの情報交換を日常的に行っています。
とくにDIプラットフォームを統括する岡村さんは上長でもありますし、プロジェクトマネージャーとしての先輩でもあります。技術的なことだけでなく、プロジェクトの進め方は気軽に相談できますし、常に状況を共有しているので、いつも適切なアドバイスをもらっています。
また、ギックスではクライアントの上層部の方と当社の役員のリレーションも存在しています。自身のプロジェクトで、より上流からのアプローチが必要となる場合、クライアント内の社内調整が比較的スムーズに進められることは、スピード感を持って価値を与えられる理由になっていると思います」
さまざまな役割を経験する中で自身のポジションを確立してきた加藤。働く中で重視してきたのは「クライアントとの関係性」だと言います。
「ギックスは、社員の良いところを伸ばして専門性が身につくキャリアパスを共に考えてくれる会社だと思います。
私は複数の職種を経験しましたが、それは会社の都合というより、1on1で常に伝えてきた『お客様と直接話せるポジションに居たい』という希望によるものです。『最新技術を使いこなすエンジニア』のような存在よりも、クライアントとチームとして対話し、目的を共に達成することが私にとっては重要だからです。
もちろん順調に進むことだけではありませんが、自分たちが作ったシステムが実際に使われているかのフィードバックや、これからもっとこうしていきたい、といった生の声は直接対話していないと聞けません。
これが私にとっての何よりやりがいなので、役割を与え続けてくれた会社には感謝しています」
データを使いこなす環境整備で、誰もが平等に発言できる文化浸透をめざす
ギックスでは『あらゆる判断を、Data-Informedに。』をパーパスとして掲げています。
経験、勘、度胸などを踏まえた人間の判断を、データを用いることにより従来よりも論理的かつ合理的なものにアップグレードする「データインフォームド」な行動様式にクライアント顧客が変革していく過程を、常に顔を突き合わせてきた加藤は直接目の当たりにしてきました。
「クライアントから『データから考えましょう』という言葉を聞くたびに、提供していることの価値が感じられます。
普段の業務からデータを使いこなしている企業はまだ日本では多くない中、ご一緒するうちに『この課題を解決したいがデータからわかることはあるか』、システムを使って『こんなデータからこのような仮説を持っているがどうしたら検証ができるか』といった会話が浸透していくのを何度も目にしてきました。
大企業では役職のある方が発言権があると考えられがちですが、データを使って話せば誰もが平等に発言でき、FACTベースで物事が決められるようになります。誰にでもチャンスが生まれ、発言が歓迎される文化が醸成されていくのです。
1つのシステムの影響力は小さいかもしれないですが、確実に変化が生まれます。それが全社に広がればクライアント全体の業務・物事の見方が変わり、社会を変える力にもなると信じています」
クライアントとの協働や生の声を聞くことがやりがいという加藤に、プロジェクトマネージャーにとって大事なことを聞きました。
「ビジネスの場で利害関係者と話すのが苦にならず、楽しめることだと思います。
折衝の場では、楽しいことばかりではなく期間・技術的側面からNOを伝えたり、クライアント顧客に要望を伝えたりせざるを得ないこともあります。
ただそれは『プロジェクトを完遂させる』目標を達成するための一過程です。その瞬間は真剣に議論をする一方で、夢中になりすぎず冷静に物事を俯瞰して見られる方は適切に進行できますし、結果的に信頼していただけるのではないでしょうか」
未経験でプロジェクトマネージャーを志す方に向けて、最後にエールを送りました。
「学ぶことは多いですが、クライアント顧客と共に仕事ができ、反応やフィードバックを直接いただける非常にやりがいのある仕事です。
未経験であっても社内の複数の部署を横断するプロジェクトなど、利害調整に携わった経験や、そのようなダイナミックな業務におもしろさを感じたことがある方は、ギックスで活躍できる環境があると思います。
信頼してくださるクライアント顧客とサポートしてくれるメンバーの存在を信じて、ぜひチャレンジしていただきたいです」
※記載内容は2023年11月時点のものです
