プロジェクトマネージャーからバックエンドエンジニアへ。社内異動を志す

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▲東京オフィスで仕事をする柳の様子

現在、ギックスのプロダクトを扱うチームに所属する柳。4名ほどのメンバーとともに、プロダクトのひとつ、「マイグル」のバックエンドエンジニアを担当しています。

柳 「そもそもマイグルとは、マイグルをご利用いただいている企業様の店舗等に訪れたお客様、サービスのご利用者様一人ひとりに対して、最適なスタンプラリーをご提供するWebアプリケーション。toBのサービスでありながら、アプリを利用するのは一般のユーザーという点が特徴です。

直近ではバックエンドエンジニアとして、機能拡張のひとつという位置付けで、より柔軟にスタンプを貯められる機能を実装しました。どちらかというと、ユーザーの目からは見えない機能の構築が私の担当領域です」

作ったものが実際に動くときや、ユーザーの反応を見ながら開発できる環境にやりがいを感じると語る柳。今でこそエンジニアとして働くものの、2015年に入社した当初はデータアナリストとして業務をスタートしました。

それから約3年後にビジネスの拡大に合わせて、データに関するシステム開発を行う仕事にプロジェクトマネージャーとして携わるようになります。

柳 「顧客からいただいたデータを分析して、そこから得られた知見をもとに提言をするというのが、データ分析のコンサルタントとしての仕事。その提言を受けて、ありがたいことに顧客が実際に業務に当てはめてくださるとなった場合、データを準備するところが課題になりがちです。

毎度手作業でデータを集めて加工するにも限界がありますから、定期的にデータを引っ張ってくる作業を始めとして、データをもとに判断を行うまでの準備の部分をシステム化する必要があります。そういうシステムづくりのプロジェクトの管理を当時は担当していました」

システム開発のプロジェクト管理には、3、4年ほど携わった柳。やがてプログラムや技術的な領域について興味を持ちます。同時に、「技術領域の経験や知見をもっと伸ばしていければ、もっと良い仕事ができるのでは?」とも考えるように。

それが、今の部署──エンジニアへのキャリアチェンジにいたるきっかけでした。

異動時に受けた、上司の温かな対応。ギックスで感じる相談しやすい環境

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▲東京オフィスの会議室兼懇親会が開かれるバーカウンター

社内での異動を考え始めたあと、柳はまず当時の上司に「エンジニアの仕事に興味があります」と伝えました。

柳 「すると上司が、異動先の人にも話を通してくれて。異動先の許可を得て、受け入れてもらえることになりました。エンジニア職はまったくの未経験だったにもかかわらず、相談した取締役はもちろん、異動先の上司も快く対応してくれたことがうれしかったです。相談したときも『相談してくれてありがとう』と伝えられましたし、異動することに対して、障壁や問題など一切ありませんでしたね。

このときの経験を経て感じるのが、ギックスには『悩んでいることや気になっていること、何かやってみたいことがあれば言ってほしい』と思っている人が多いということ。まだ組織の規模が大きくないこともあり、言いづらい雰囲気はないように感じます」

異動にあたっては業務の引き継ぎなどが発生するもの。異動の決定はスムーズだった一方、異動時に元の部署のメンバーに一時的に負荷がかかってしまうことは、柳が気にしていたポイントでした。

柳 「短期的には負荷をかけてしまったかと思いますが、目立った問題は起きませんでした。当時のチームメンバーとは仕事で接する機会は減ったものの、関係性の変化もありません。うまく仕事を回してくれたことはもちろん、変わらず接してくれるのはとてもありがたく思っています。

個人的には、これはすごいことだと思っています。メンバーが異動したり、環境に変化があったりしたとき、ネガティブな変化が目立ちがちだと思うのですが、それが感じられないのは当社のメンバーの力や人柄がなせることだなと」

上司への相談から、わずか1カ月半ほどで希望であるエンジニア職へと異動した柳。未経験で新たな業務をスタートしました。

自分が成長できているのは、何よりもチームメンバーのサポートがあるからこそ

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▲自宅のデスク

異動当初は、すぐさま1人前の働きを求められることはなく、できることから少しずつ行っていくことで徐々に仕事の幅を広げていった柳。上司や周りのメンバーのサポートがあったからこそ、自然に今の仕事に慣れていけたと語ります。

柳 「おすすめの本を教えてもらったり、参考になりそうな記事を読んだり、自分でも勉強を進めていました。ただ何よりも、周りの人たちがタスクの難易度を見極め、私のスキルに合ったものを渡してくれたことで、着実に成長していけたように思います。

あとは、いつでも気軽に相談できる状態であることも大きいですね。自分でいろいろ試してみたものの解決できない問題が出てきたときに、社内のコミュニケーションツールでチャットや通話を通じて解決できていました。随時相談できる環境がありがたいです」

業務の必須事項であるコードレビュー等で、実装の細かな内容についても「こうした方が良いよ」「ここ、やり忘れているよ」と具体的に教えてもらっていた柳。その言葉一つひとつがコードの品質を高め、自身の学びにつながっていると振り返ります。

柳 「エンジニアになってからの苦労で言うと、何か大きな課題があったというよりは、小さな課題を見つけ、改善していく積み重ねだったように感じます。私にとっては、時間の使い方が課題のひとつでした。

打ち合わせ主体の業務から、一人でじっくり作業をする業務に変わったことがその背景。当初は慣れない頭の使い方をしていたため、疲れやすさや集中力の持続性に課題を感じていました。

疲れやすさについては慣れで克服できたものの、集中力については今も試行錯誤中です。ランチの後に運動をしたり、昇降デスクを購入して立って仕事をする時間を設けたり。工夫を凝らし続ける日々です」

挫折するほどではない、それでも乗り越えるべき課題を見つけ、今も奮闘している柳。その柳が異動して初めて戦力になれた実感を持てたのは、異動して4カ月がたったころでした。

柳 「1つある程度まとまった機能を作り、無事リリースできたのがそのころでした。エンジニアとしてひとつ価値を出せたと感じられましたし、終わったときの安堵感や、実際に問題なく動いている様子を見て満足感を得られたことは今も覚えています。

今は、コードを読んでいるときに成長を感じます。エンジニアにとって、コードを書くことはもちろん、読むことも大切な作業のひとつ。学びのために読むことに加え、業務としてコードレビューで読むこともあり、コードを読む力は重要なスキルだと感じています。いつもと同じように読んでいるのに、前よりもスラスラ読めていると感じられたとき、自分の成長を実感しますね」

自分の仕事が影響を及ぼす未来を想像する──未経験エンジニアが大切にする指針

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プロジェクトマネージャーからエンジニアへ、未経験ながらもスムーズに転身した柳。今後はまず、エンジニアとしての実力を伸ばすことを考えています。

柳 「ゆくゆくは『この機能を開発したら、プロダクト全体にどう影響するのか?』や、『プロダクトをこう変えたら、ユーザーにどんな価値が生まれるのか?』をほかのチームのメンバーと一緒に考えていければと思っています。

私は“自分の携わった仕事による影響力”を常に意識して仕事をするタイプ。前はデータ分析のコンサルタントとして、このデータ分析がどうビジネスに影響を与えるのかを考えていましたし、一貫して持っている姿勢です」

柳にとって、将来的には前にいた部署に戻ることもひとつの選択肢。ただし、戻るなら以前と同じ立場ではなく、今学んでいることを活かして価値を発揮するという意識で向かっていきたいと言います。

柳 「実際にエンジニアの立場になったことで、気を配るべきポイントも見えてきました。たとえば、プロジェクトマネージャーのころに何気なく質問していた開発の見積もりは、実際に出す側になると難しいと知りました。

実装も、自分でやってみて理想と現実の違いを感じることもあります。以前いた立場ではわからなかった苦労、難しさを体感できているのは、今後立場が変わっても活かせる学びのはずです」

そんな柳から最後に、未経験でエンジニアを志す人へのメッセージがあります。

柳 「私は未経験での異動でしたが、社内には未経験で採用されたエンジニアもいます。ギックスでは経験に関係なく扉は開かれています。その中で求められるのは、知的好奇心。興味を持って、知りたいと自ら探求できる人であれば、きっとエンジニアをめざしていけるはずです。

ギックスには知的好奇心の強い人が集まっていますから、そういう人なら応援してもらえますし、心地良さだって感じられるはず。話を聞きたいという温度感でも良いので、ぜひ一度話を聞きにきてもらえればと思います」

エンジニアとしてのスキルを高めつつ、それまでの業務で培った知識や経験を交えながら、自分らしい仕事のスタイルを探し続ける柳。好奇心のもと、柳の探求は続いていきます。