オープンな環境で自分の考えをアウトプットしたい。海外での経験が仕事を選ぶ基準に
※DGPとはDigital Graduate Programの略称で、Digitalの知見を活用しながら1年半の間6カ月間ごとに計3つの別の部署を経験するというプログラムです。プログラムへの参加は英語力が必須です。
日本で生まれ育った山本ですが、小学2年生のときにアメリカへ。ペンシルベニア州の都市フィラデルフィアで生活を送り、ここでの経験がその後の人生に大きな影響を与えます。
「アメリカでは平日は現地の学校に通って、土曜日だけ日本人学校に通っていました。現地の学校では、最初の1年だけ英語が苦手な生徒向けのクラスに入っていましたが、翌年からは現地の生徒と同じクラスに。
英語をしゃべるのに最初は苦労しましたが、英語を話さざるを得ない環境にいることで自然と話せるようになりました」
5年生の途中になって、「1年位だけ日本に行って、またアメリカへすぐ戻る」と親に言われ日本へ帰国。しかしそれ以降、アメリカへ戻ることはありませんでした。
「アメリカへ戻ると思っていたのにその機会を失って。だから、自分で海外へ行くしかないと思うようになりました。
日本にいると自分の意見を発言することがなかなか難しかったりしますが、海外では、みなオープンに自分の意見を言ったり、質問をどんどんしたり。そういった環境に身を置くことによって、自分の考えをアウトプットするスキルが身につくのではないかと思うようになりました」
しだいに海外志向が強くなっていった山本。海外の大学への進学も視野に入れながら、最終的には早稲田大学の国際教養学部へ進学。在学中に、シンガポール留学を経験します。
「シンガポールでは、アジア各国からさまざまな人種が集まる空間で学ぶことができました。考え方も文化も宗教も異なる人々の中で、自分の考えを自由に発言するスキルが身についたと思います」
このような経験から、仕事は海外の方と関わったり、海外で働いたりできるチャンスが豊富なポジションを希望するようになりました。
「外資系企業を中心に探す中で、出会ったのがFWD生命。まだ自分のやりたいことがはっきり固まっていなかったため、まずはさまざまな業務を経験したいと考えていたんです。
だから3つの部署をローテーションできるFWD生命の“DGP(Digital Graduate Program)”は、そんな自分にとって理想的なプログラムだと感じました。挑戦する機会の多さが魅力で、入社を決めました」
3つの部署のローテーションで得た、たくさんの学びと気づき
DGPとは、3つの部署を6カ月間ずつローテーションできるプログラム。希望すれば特定部署の在籍期間を延長することも可能です。入社後、このプログラムに沿って山本は3つの部署を経験してきました。
「最初に配属されたデジタル&イノベーション部では、新規事業開発に挑みました。フェムテックをテーマに、女性特有の健康課題について、テクノロジーを用いて解決するアイデアを考えるというものです。
ただテクノロジーを提供するのではなく、女性同士がライフイベントごとに相談し、助け合えるようなコミュニティをつくったほか、困りごとを解決するソリューションのひとつとして保険を提供するビジネスモデルを考案しました」
次の部署に移るタイムリミットが訪れたのは、構築したビジネスモデルがテストに移ろうとする段階。そこで山本は延長を希望し、デジタル&イノベーション部に約1年間在籍した後、次のオムニチャネル開発部へ異動します。
「オムニチャンネル開発部で担当したのはまさかのブライダル系の代理店。自分自身が未婚のため、あまりイメージができていませんでしたが、周りの先輩の経験を聞いたり、リサーチをしたりしていくことでイメージを膨らませました。
そして、保険のプロである保険代理店、結婚式を挙げたいご夫婦、ウエディングプランナーの3者が一体となって保険を提案するビジネスモデルを提案し、それまで別々に動いていた3者が連携することで生まれるメリットを伝えたところ、好感触を得ることができました」
同部で3カ月間の提案経験を積んだ山本。2022年8月からはデジタルビジネス推進部に配属されています。
「当社のECサイトのリニューアルや機能改善のプロジェクトに関わっています。デジタルビジネス推進部の業務に興味を持ったため、希望を伝えたところ、DGP卒業後に本配属されることに。2023年6月現在も同じ業務を担当しています」
ECの機能改善の目的は、お客様にとって最もわかりやすいサイトをつくること。それを軸としてチームでディスカッションし、優先順位をつけながら取り組んでいます。同プロジェクトのメンバーは国際色豊かな20名。ベトナムの開発チーム、香港とシンガポールにいるメンバーと日本チームの間に立って仲介役を務める上で、大切にしていることがあります。
「国が違えば考え方や背景にある文化、法規制も違います。仕事をうまく進めるためには、メンバーそれぞれが同じ課題を共有する必要がありますね。相手がどのような立場にあるか、どのような考え方を持っているかに配慮しながら、最適と思える伝え方をするように心がけています。
チームのメンバーはみなオープンマインドで、先輩に比べ知識や経験が不足している自分に対しても、ユーザーに近い目線を持っていることから、よく意見を聞いてくれます。自分の意見が通って、それがかたちになったときは充実感がありますね」
DGPでの成功体験が自信に。自らの努力と周囲の支えがあって実現へ
3つの部署の業務を経験する中で、手ごたえを感じる場面がいくつもあったという山本。そのひとつが、3つめの部署、デジタルビジネス推進部在籍時に、半年以上プロジェクトメンバーとして取り組んでいたECサイトがリリースされたことです。
「プロジェクトメンバーを代表して香港に3カ月間滞在していた経験もあり、本社のメンバーと日本チームのコミュニケーションがどんどん良くなっていくことを実感できました。本社のチームがどれだけ顧客本位の購入体験を提供できるかを本気で考えていることも実感しましたね。
日本は海外と違って法規則が厳しく設定されているので、できることは少なく思いましたが、本社チームと一緒にどうやって法規則を遵守しながらもベストな購入体験を提供できるかを議論していました。
そこで両チームの間に立ってコミュニケーションを取りながら開発していき、たくさんのバグやトラブルの発生もありましたが、プロジェクトメンバー全員で作り上げたものが世の中に出るという経験はとてもやりがいを感じました」
成功体験を手にできたのは、努力や苦労があったからこそ。上司や先輩社員など、周囲からの支えにも助けられました。
「DGPではバディと呼ばれる先輩と1on1で近況を話す場があり、そこで相談できたのは大きかったです。また、各部署でのメンターの方にも支えてもらいました。
毎月の1on1の場で実績をもとに、翌月は何をめざしてどんな行動を取るべきかなど、具体的な業務タスクを提案してくださったんです。やるべきことが整理できたことで前向きに仕事に臨むことができました」
広い視野と深い業務理解。DGPでの学びを武器に、より大きく成長
DGPに惹かれて入社した山本。これまでの約2年で、業務内容はもちろん、部署の雰囲気やコミュニケーションの取り方もまったく違う3つの部署を経験することで、会社の全体像への理解が深まったと言います。
中でも山本がとくに印象に残っているのが、オムニチャネル開発部での経験。代理店とのやりとりが多く、コミュニケーションの取り方や相手への見せ方、自身の立ち居振る舞いに気を配れるようになったと言います。
「『どういった情報がお客様にとって必要なのか』『どういったステップを踏むべきか』といった知見が身につきました。オムニチャネル開発部での経験を通して培ったことは、今のECサイトづくりの業務にも活かせています」
山本は入社直後にDGPがスタートしましたが、総合職として入社後、2年目になり要件を満たせば挑戦できるようになるなど、今後、DGP参加の門戸は広がっていく予定です。
「最初に配属された部署では、社会人としての振る舞いやビジネスマナーを覚えることに時間を取られてしまったので、社会人としての基礎を身につけた上でDGPに挑戦できれば、スタートダッシュが切りやすいはず。さまざまな経験ができて、刺激が受けられる環境はそうありません。自信を持っておすすめしたいです」
一方、DGP では本人の頑張り次第で、海外出向または海外出張の機会が与えられます。これによって山本は念願だった海外で働く機会も実現しました。
「3カ月間、ECサイト制作プロジェクトの一環で香港本社への出張を果たしました。プロジェクト当初は文化や感覚の違いから本社とのコミュニケーションがスムーズにいかない場面もあったのですが、直接対話ができたことで、さまざまなことが解決しました。
この他にも年1回シンガポールで行われるDGPカンファレンスに参加したり、海外オフィスのDGPとオンラインで交流したりといった機会にも恵まれました」
入社前の希望をかなえながら、順調にステップアップを重ねてきた山本ですが、そのキャリアはまだ始まったばかり。DGPで身につけた視野の広さを活かして、さらなる高みをめざし挑戦を続けていくつもりです。
※ 記載内容は2023年6月時点のものです

