ITとの出会いが切り拓いた未来。それぞれの原点と道のり
──学生時代のこと、その中でのエンジニアとしてのキャリアを歩み始めるきっかけとなった出来事について教えてください。
依岡:幼少の頃から海外への関心が高く、大学では外国語学部に進んでポルトガル語を学び、ポルトガルに約10カ月間の留学も経験しました。もともと私は人見知りな性格でしたが、海外では小声で話しても誰にも聞いてもらえません。「相手が何を考えているのか」「自分がどう思われているのか」と考え込む前に、言葉にして伝えることを意識し、積極的にコミュニケーションをとるようになりました。
ITの世界を志すきっかけとなったのは、現地で日本のデジタルインフラの成熟度を再認識したことでした。異なる文化圏で生活する中で、電子マネーや鉄道予約システムの利便性を実感し、ITの可能性に対する興味がいっそう深まりました。
虫明:エンジニアの仕事への漠然とした憧れが情報系学科への興味を持つきっかけで、高校時代から学校の授業でプログラミングを学んできました。実際に学んでみると非常に楽しく、夢中になって勉強を続ける中で資格も取得しました。
とくに印象に残っているのは、高校3年生のときに受験した基本情報技術者試験です。授業内容の範囲を超える難易度の高い試験でしたが、先生のマンツーマン指導のおかげで理解が深まり、無事に合格することができました。
早い段階で体系的な知識を身につけられたことが自信につながり、専門学校に進学した後も高度試験に合格するなど、さらなる成長のきっかけになったと感じています。
当時、IT分野の中でもとくに興味を持っていたのが業務システムでした。高校時代に学んだ簿記の知識を活かし、卒業制作で会計システムをつくった経験が非常に楽しく、この分野への関心をさらに高めるきっかけとなりました。
その後、専門学校でデータベーススペシャリスト試験に合格したことをきっかけに、データベースへの興味がさらに強まりました。そして、業務システムを扱う地元のIT企業に入社することとなりました。
成長機会と自分らしい働き方を求めて、次のステージへ
──エンジニアとしてキャリアをスタートした後、どのようなキャリアを積んできましたか。
虫明:新卒で入社した会社では、WebシステムやAPIの詳細設計などを担当していました。さまざまな経験を積むことができましたが、社内の事情で希望する案件に携わる機会が限られ、本当に自分がやりたいことに挑戦できる職場で働きたいと思うようになりました。
私が探していたのは、小規模な組織でした。社員の数が少なければ裁量が大きくなり、それに応じてチャンスが広がると考えていました。
依岡:私は鉄道系システム子会社に新卒で入社し、鉄道運行に関するシステムの開発や運用、問い合わせ対応、障害対応などを担当していました。
社会的責任の重い仕事で大きなやりがいを感じていましたが、システム全体の中で自分が関われる範囲は非常に限られていました。担当できる工程が少なく、お客さまと直接やり取りする機会がほとんどないことにもどかしさを感じていました。
私が転職を決めた理由も、虫明さんと同様で、裁量のある環境で働きたいという思いがあったからです。医療系eラーニングシステムを扱う会社に転職し、看護師さんが現場の手技を学ぶためのシステム運用のほか、医療系セミナーの運営や新システムの要件定義などにも携わりました。
──転職のきっかけと、フレクトへ入社した背景を教えてください。
依岡:前職時代には、初期段階から参加していたプロジェクトが、開発直前で急に打ち切られるといった経験もありました。それをきっかけに、さらに能動的に挑戦ができる場を探していたのです。
フレクトを知ったきっかけは、エージェントの紹介です。会社について調べる中でtalentbookのページを見つけ、社員が楽しそうに働いていること、新しい技術に積極的に挑戦していることを知って興味を持ちました。
入社の決め手は、挑戦を後押しする前向きな組織風土でした。フレクトでは社内の勉強会活動が非常に盛んで、社員同士が教え合い学び合う文化が根づいています。「ここなら新しいことにチャレンジできる」と考えて入社を決めました。
虫明:2社目に選んだ会社は、社員数が少ない分、案件の規模も小さく、私が担当できる範囲も限られていました。「仕事にワクワクする気持ちを忘れず、技術を楽しんでいたい」 をモットーとする私にとって、それは理想的な環境とは言えませんでした。
フレクトを知るきっかけとなったのは、エージェントによる紹介でした。さらに、1社目の同期だった仲間がフレクトに在籍していることを知り、「楽しい会社で、とても勉強になる」と聞いて興味を持ちました。
入社の決め手となったのは、面接時に感じた技術への熱量の高さでした。勉強熱心な社員が多く、技術的な話題が日常的に飛び交う職場は、「まさに自分が求めていた環境だ」と確信し、フレクトへの入社を決意しました。
学び合い、高め合う文化の中で成長。新しい技術への挑戦がモチベーションに
──現在、CI事業部で活躍するお二人ですが、具体的な仕事内容について教えてください。
依岡:ふたつの案件を担当し、どちらもPoC(概念実証)の段階から関わっています。また、新卒社員向けのMuleSoft研修でトレーナーを務めるなど、後輩の育成にも携わっています。
MuleSoftの案件では、プロジェクトの初期段階から参加するケースが多く、お客さまの状況を把握し、要望を整理しながら、ゼロからシステムを構築していく過程に大きなやりがいを感じています。
とくに、MuleSoftの標準コネクタには、社内で使用実績がないものも多く存在します。技術調査では、トライアンドエラーを繰り返しながら原因を突き止めていくのですが、その試行錯誤の過程そのものに大きな楽しさを感じています。
虫明:私も依岡さんと同じ案件に参加し、Salesforceと外部システムをつなぐAPI部分を担当しています。現時点では要件定義から基本設計までを手掛けており、今後は詳細設計や実装工程にも携わる予定です。
また、Databricksというクラウドベースのプラットフォームの技術調査・技術検証も担当しています。このプラットフォームは、データエンジニアリング、データサイエンス、機械学習、BIなどを統合的に実行できる分析ツールであり、データの取り込みから処理、分析、可視化までを一元化できる点が大きな特徴です。
現在、このプラットフォームをどのように活用できるかを上司と共に検討しています。試行錯誤を重ねるその過程自体が楽しく、まさに自分がやりたかったことに取り組めているという実感があります。
社内でDatabricksに取り組んでいるメンバーはまだ少ないため、自らの取り組みが会社への貢献につながっていると実感できることも、大きなモチベーションになっています。
──フレクトで急成長ができる背景や魅力として何が挙げられると思いますか。
虫明:資格取得に関する社内の取り組みは、私にとって大きな刺激になっています。社内チャットで仲間が合格報告をしている様子を見るたびに、「自分も頑張ろう」と励まされてきました。知識を分かち合い、高め合う環境が、成長への大きなモチベーションになっています。
依岡:社内ではナレッジ共有の仕組みが非常に充実していると感じています。資格試験の受験レポートが共有されていて、それを読めば効果的に試験対策ができる点がとても助かっています。
また、MuleSoft技術者向けのLT会が定期的に開催されるなど、社内での勉強会が非常に活発です。前回は約8名の方が、それぞれの案件で得た知見や効率的な実装方法を共有してくれていました。こういった情報は実際のプロジェクトで活用されることも多く、非常に貴重な学びの機会になっています。
虫明:そうですね。私自身、入社前はクラウド関連の技術に触れた経験がほとんどありませんでしたが、社内での充実したナレッジ共有のおかげで、成長スピードを大きく加速できました。
挑戦を止めない。理想のエンジニア像を追い求めて
──未来の仲間に向けて、メッセージをお願いします。
依岡:刺激を求める人や、新しいことに興味がある人にとって、フレクトは最適な会社だと思います。「もっと成長したい」「新しいことに挑戦したい」と考えている方に来ていただきたいです。
虫明:やりたいことが明確で、向上心のある人にとって、とても居心地の良い環境です。「ITが好き」と自信を持って言える方と、一緒に働ける日を楽しみにしています。
──お二人がめざす未来の姿について教えてください。
虫明:技術を軸にキャリアを築いていくつもりですが、それと同時に、自分の知識や経験を共有し、ほかのメンバーをサポートできる存在になりたいと考えています。
高校時代の恩師のように、広い視野と豊かな知識を持ちながら、それを惜しみなく周囲に伝えられる大人になりたいです。さらに、誰からも話しかけやすく、どんな質問にでも答えられる「縁の下の力持ち」として、チームを支えていくことを目標にしています。
依岡:私には、理想とするエンジニアが身近にいます。その方は、技術力が高く向上心に溢れ、人柄が良く謙虚で、さらに周囲への気配りを忘れない人です。
私もそんなエンジニアになれるよう、技術力はもちろん、人間力も向上していきたいと考えています。また、新しいリリース情報を積極的にキャッチアップし、機会があれば海外のカンファレンスにも参加してみたいです。
※ 記載内容は2025年3月時点のものです
