研究で培った探究心を、多様な経験が広がるファンケルで
学生時代は研究室でゼニゴケというコケ植物を使った研究に没頭していました。活性酸素の一種であるROSという物質が、細胞の成長や発達にどのような役割を持っているかを調べる研究でした。ROS を作る遺伝子を持たない変異体を育て、通常のゼニゴケと比較することで、ROSが正常な成長に大切な役割を果たしていることを明らかにしました。研究テーマは与えられたものでしたが、論文の要約や英文読解力、実験計画の立案やトライ&エラーの方法論など、多くのスキルを身につけることができました。
就職活動では、理系職への憧れから化粧品や化学、食品メーカーなど様々なメーカーを検討していました。常にモチベーション高く学び続けられる環境、具体的には様々な経験を積める環境や複数の部署で経験を積める環境を重視していました。ファンケルには誠実で優しいというイメージを持っていましたが、入社の決め手となったのは化粧品とサプリメントという2つの商材を扱っていることで多くの経験ができると考えたことと、面接での社員の方々の温かい雰囲気でした。特に人事担当の方が面接後のメールで個別のコメントをくださったことが印象的で、細やかな気配りを感じることができました。
コロナ禍から始まったキャリアと、現場で学んだ経験
2020年入社の私は、コロナ禍という特殊な状況下でキャリアをスタートしました。本来なら対面で行われていた本社研修が全てリモートに変更され、3ヶ月間という長期間をオンラインで過ごすことになりました。初めてのリモート環境で、同期とのコミュニケーションの取り方に試行錯誤しながら取り組んだのが印象に残っています。
その後、千葉工場で2ヶ月間の化粧品実習、1ヶ月間のサプリメント実習を経験しました。実際に生産現場に入って3ヶ月間という長い期間、現場の方々と一緒にお仕事ができたことで、現在現場作業をしていなくても、現場スタッフの困りごとや具体的な作業内容を理解できる貴重な機会となりました。
配属後のキャリアは、2020年10月に横浜工場の充填グループからスタートし、2021年3月に三島工場の充填グループ、2023年7月に千葉工場の製造第2グループ、そして2024年12月に現在の生産管理グループへと異動してきました。入社前は想像していなかったのですが、思った以上に若手に挑戦をさせてくれる社風だと感じています。
現場を支える生産計画と効率化への挑戦
現在私は、生産管理部で充填工程の生産計画立案を担当しています。本社からの販売予測や在庫状況を確認しながら、約3ヶ月分の受注予測をもとに工場全体の稼働率を見て計画を立てる仕事です。直近1週間の予定については、関係部署や現場との調整を行い、無駄な作業や無理な作業負荷が発生しないよう細心の注意を払って計画を立案しています。
この仕事で最も大切にしているのは、現場に負荷をかけないことです。実際に作業をしてくださるのは現場のパートさんや社員の皆さんなので、いかに無駄や無理なく動ける環境を考えながら計画を立てることを心がけています。また、販売終了商品や新商品の情報確認のため、技術・購買・製造現場・本社商品企画との連携も欠かせません。
改善活動にも積極的に取り組んでおり、特に業務効率を上げるためのマクロ開発に力を入れています。生産計画立案の際に必要なデータ抽出が手作業で行われており、ミスも発生していた課題を、チャットAIを活用したマクロを開発し解決しました。さらに確認作業も組み込むことで、従来の業務時間を3分の1程度まで短縮することができました。人員配置についても、機械の操作に必要な教育状況や作業者の足りない部分を自動で管理できるシステムを構築し、一元管理を目指しています。
現場で学び、改善力とリーダーシップを育む生産管理職の挑戦
今後は生産管理の中で全ての工程を見れる人になっていきたいと考えています。現場のことをしっかりと学び、そこから何が求められているのか、生産管理で改善できることは何かを自分事として捉えるスキルが必要だと感じています。
最終的には、部門にかかわらず様々な場所と連携して、今ある問題点を改善し、より良い職場に導けるようなリーダー的なポジションを目指しています。そのためには、様々な現場や部署から情報をよく聞き、自分の意見をしっかり伝えられる説明能力を身につけたいと思っています。
学生の皆さんに、お伝えしたいことはとにかく人が優しく、休みも取りやすく、ワークライフバランスがすごく整っています。その反面挑戦したい環境も整っているので、自ら率先して何かをやりたいという人には向いていると思います。改善活動での発表の場や委員会活動など、具体的な挑戦の機会も豊富にあります。
生産技術・生産管理職では生産活動における改善活動がメインの業務となります。既存の方法からより効率よく品質を向上できるかを考えていかなければなりません。そのため、受け身ではなく自ら学ぶ意志があり、一つの視点ではなく色々な方向から問題を見ることができる人と一緒に働きたいと思っています。
※2025年9月取材時情報
