ラクロスで培ったチームワークと化粧品への想い
学生時代、私が最も力を注いだのはラクロス部での活動でした。幹部の一員として戦略の考案や、全体の攻撃力向上に向けた育成メニューの開発に取り組んでいました。理系の大学で練習時間が限られる中、いかに効率よく練習を行うかを常に考え、試行錯誤を重ねました。攻撃や守備といった分野別にリーダーを立て、それぞれの得意分野を活かしながらチームの総合力アップに取り組んだ結果、大学史上初となるリーグ昇格戦進出を叶えることができました。この経験から、大きな目標を達成するために互いの強みを活かすチームワークの大切さを学び、就職活動の会社選びでもチームワークや人柄を重視したいという気持ちが強くなりました。
就職活動では、高校生の時に化粧品によって自分に自信を持てるようになった体験が原点となりました。外見に自信を持てなかった時、化粧品を使って自分を整えることで、内面から自信を持つことができたのです。その経験から同じように悩みを抱えるお客様が、少しでも前向きに毎日を過ごせるような化粧品を作りたいと思い、化粧品業界の研究開発職を希望しました。その中で、ファンケルの「不」の解消という企業姿勢に共感したこと、さらに社員の方々の誠実な人柄やチームワークを重んじる研究所の雰囲気に魅力を感じ、入社を決めました。
入社後の研修
入社後は、全職種(総合職・研究職・生産技術・生産管理職・アソシエイト職)が合同で受ける研修からスタートしました。社会人としての基礎スキルから会社の理念、製品についてしっかりと学んだ後、お客様を知るために店舗での接客研修も経験しました。実際にお客様と接することで、お客様がどんな悩みを持っているのかを知ることができ、とても貴重な経験になりました。
本配属後は、各研究所を回りながらどの部署がどんな業務を行っているのかを実際に体験して学びました。中でも特に印象的だったのは、安全性品質研究センターでの研修でした。開発された製品がどのような安全性試験が行われ、微生物に対する耐性がどの程度あるかを確認する工程を見学し、自分たちが作ったものがその後どのような道筋を辿るのかを知ることができました。ファンケルが品質と安全性にいかに厳しい基準で取り組んでいるかを実感し、研究職としての責任の重さを改めて感じました。
現在の仕事
現在私は総合研究所化粧品研究所スキンケア開発第二グループで、美容液をはじめとするスペシャルケアの処方開発と、スキンケアの効果実感を高めるための技術開発を担当しています。チーム内ではまだまだ経験年数が浅い方ですが、後輩の育成担当や、新規事業への取り組み、新しい製品の開発等様々な業務に挑戦しています。
特に印象に残っているのは、入社3年目の時にファンケル初となる小学生向け化粧品の開発を担当した経験です。高い保湿力とべたつかない使用感の両立がキーでしたが、大人の肌とは異なり自分で確かめることができないため、本社商品企画の方や周りの研究員の方のお子さんに実際に使用していただき、感想を聞きながら試行錯誤を重ねました。最終的に小学生からべたつかないけど保湿感を感じるという狙い通りの声をもらうことができ、自分の日頃の業務が必ずお客様の笑顔や実感につながるということを体感し、大きなやりがいを感じました。
一方で、数多く製品を担当する中で、機能性や使用感を重視すると、安定性が損なわれてしまうという課題に何度も直面しました。試行錯誤を重ねても上手くいかず焦っていた時、グループのメンバーに相談したところ、解決に向けて様々なアイディアをくださり、無事安定な処方に辿り着くことができました。この経験を通して、トラブルに直面しても一人で抱え込まずに、メンバーにサポートを呼びかける大切さを学んだと同時に、他のメンバーが困っている時は自分もサポートできる存在でありたいと感じました。
様々な業務を経験する中で、学生時代よりも主体的に物事に取り組めるようになったと感じています。また、ものづくりに対する考え方も大きく変化し、最終的にお客様にとって意味のあるもので、会社に利益をもたらすようなものづくりをしなければいけないという視点を持てるようになりました。
今後の展望
今後挑戦したいこととして、スキンケア製品の機能性を高めるだけでなく、お客様が使用した時の”効果実感”を高める技術開発に取り組んでいきたいと考えています。スキンケアを使用して肌が良くなったという実感は人によって様々ですが、そんな中でもお客様にしっかりと効果を感じていただける製品づくりを追求したいです。
中長期的には、スキンケア製品に留まらず、様々な剤型の開発を経験し、幅広い知識や技術を持つ研究開発者として活躍できる人財を目指していきたいです。
学生の皆さんには、是非お客様視点のものづくりをしたい方、幅広く色々なことに挑戦してみたい方に入社していただきたいと思っています。入社後の研修から、常にファンケルはお客様に寄り添ったものづくりを大切していると実感しています。それだけでなく、一人一人のチャレンジしたいという声を尊重し、周囲もそのチャレンジをサポートしてくれる会社だと感じています。私自身も、研究業務と新規事業業務の兼務にチャレンジし、周囲の方に沢山サポートしていただきました。前向きにチャレンジできる方なら、きっと活躍の場を広げられると思います!
※2025年9月取材情報
