会計とロジスティクスの「両利き」でチームを牽引。後進を育成し、お客様に寄り添う
エンタープライズ・アプリケーション & SaaS(EAS)事業部 SAP部門は、DXCのSAPビジネスを牽引する専門家集団です。
「ミッションはお客様のお困り事を解決すること。『SAP社の製品を使いたいけれど、どう進めたらいいかわからない』『SAPでこういうことを実現したい』といったお客様の課題を伺い、製品の導入やコンサルティング、運用保守などを通じてITの目線で解決します」
現在、SAP部門のメンバーは約30名。シニアクラスや、若いメンバーが混じって構成されています。若くしてシニアの役割を担う村上は、自身の役割をこう語ります。
「私はシニア会計コンサルタントとして、お客様へのアドバイザリー業務やジュニアクラスの指導、中途採用の面接などを担当しています。シニアのポジションは、自らフロントに立って課題を解決していくというよりも、チームをリードしていく存在です。
通常はジュニアクラスのメンバーなど、後進を育成することにフォーカスしていますね。それに加え、担当するお客様へのアドバイザリー業務も行っています」
「会計コンサルタント」の肩書きを持つ村上ですが、実はキャリアの始まりはロジスティクス領域だったと言います。会計とロジスティクスの「両利き」であることが村上の強みです。
「DXCに転職する際には『会計もわかるけれど、メインはロジスティクス』と話していたんですが、入社後はいつの間にか、お客様に『会計コンサルタントです』と紹介されたり、会計領域の採用面接を任されたりしていて(笑)。
SAPは、簡単に言えば『ヒト・モノ・カネ』の動きを追いかける基幹統合業務パッケージ。その中で会計は『ヒト・カネ』、ロジスティクスは『ヒト・モノ』にフォーカスします。でも、モノが動けばカネは動きますし、逆もしかり。結局、この業界でお客様と話をするには、すべてを理解している必要があるんです」
多様な業務を担う上で、村上が大事にしているのは「お客様に寄り添う」ことだと話します。
「実は社会人1年目の頃、『自分は仕事ができる』と慢心し、お客様に対しても偉そうな態度を取っていた時期があったんです。しかしある時、お客様の方が業務知識量は圧倒的に多い。ただ、それをシステムにうまく落とし込めていないだけだと気づきました。お客様がそれだけ考えても答えが出ないことを解決するために、高いお金を払って私たちを頼ってくれている。ならば、その期待に応えられる存在でありたいと、お客様をリスペクトし寄り添うことを心がけるようになりました。
ただし、『この方法はお客様のために良くないな』と思ったら遠慮なく提言します。お客様に言われるがまま動くのではなく、きちんと自分で咀嚼して、納得できたことだけを仕事にする。それがプロとしてのスタンスだと思っています」
予期せぬきっかけで身につけた会計知識。新たな成長の場を求め、DXCに入社
独立系SIerでプログラマーからキャリアをスタートし、SE(システムエンジニア)、PL(プロジェクトリーダー)、マネジメントとステップアップしてきた村上。しかし、すべてが意図した道のりではなかったと振り返ります。
「社会人6年目、ロジスティクス領域をメインにしていた時に、同じチームで会計領域を担当していた先輩が、急に亡くなってしまったんです。悲しみの中、その人がいなくなってしまった領域も埋めなけれならず、必然的に私が会計領域の業務を担うことになりました。それが私の会計キャリアのスタートだったんです。
会計の知識がほとんどない中で、経理責任者であるお客様とやり取りするなど、連日必死に仕事に向き合いました。その結果、会計領域の知識がつき、それ以降は会計系のプロジェクトをずっと担当することになりました。言ってみれば、予期せぬ形でのステップアップだったんです」
その後、プロジェクトが落ち着き、さらなる成長のために新たな環境で挑戦したいと考えた村上は、約8年間勤めた前職を離れる決心をします。転職活動の軸は「時には本音で議論を交わせるくらい、お客様との距離が近い会社」であること。他社の選考も受ける中で「ダークホース」として出会ったのがDXCでした。
「転職活動中は、たくさんのスカウトメールが一斉送信されてきますよね。その中で、DXCからのメールは、私の履歴書を詳しく読み込んでいなければとても書けない内容だったんです。
興味を持ってカジュアル面談を受けたら、当初30分だった予定が2時間に伸びるほど話が弾みました。実はその面談の相手が当時のSAP部門のマネージャーで、『当社を受けてくれたら、面接全部通させます』と言ってくれたんです(笑)。『こういうおもしろい人たちがいる会社で働いてみたい』と感じ、本選考に進み、最終的に入社を決めました」
こうして、2024年にDXCに入社した村上。特定のポジションは決まっていませんでしたが、「何を任されてもどんと来い」の状態だったと言います。ロジスティクスと会計、両方の知見を買われ、まずはSAPのパブリッククラウドのデリバリーチームに会計担当としてアサインされました。いくつかのプロジェクトを経て、現在はシニア会計コンサルタントとして従事しています。
「新たな挑戦をしてみたい」という声が即座に届く「風通しの良すぎる」カルチャー
入社して印象的だったこととして、村上はDXCのカルチャーの1つ「大企業だけどベンチャー」を挙げます。
「会社の規模に対して、やっていることが本当にベンチャーのようだと感じました。ルールに縛られずに柔軟な発想で動けるのは、とても魅力的です。
とくに、マネージャーなど上層部の皆さんが、業務に対する私たちの希望をしっかり覚えていてくれることはありがたいなと感じます。たとえば、担当するプロジェクトについて、『別のプロジェクトで新しいことに挑戦してみたい』『今のプロジェクトの業務比率を下げて、別のプロジェクトも担当したい』など声を上げると、その後の業務アサインやキャリアプランに活かしてくれるんです。そんな風通しの良さがありますね」
自身が上司にしてもらった経験は、ジュニアクラスの育成にも活かされています。
「ジュニアのメンバーから出てきた希望は、必ずメモするようにしています。とはいえ、その希望がそのまま通るわけではありません。重要なのは、本人のスキルがその希望に見合っているかどうか。もしスキルが足りていなければ、『その希望を叶えるために、こういうキャリアをめざして、このスキルを磨いていきましょう』というように、育成の観点から具体的なアドバイスをすることを心がけています」
あらためて、DXCのSAPコンサルタントとして働くやりがいを、村上はこう語ります。
「SAP製品の特徴でもありますが、導入や改善の結果が、自分の目ですぐにわかることですね。それに、私はフロント業務も担当しているので、やはりお客様から直接感謝されることが一番のモチベーションにつながっています」
求められるのは、自走して疑問を持てること。SAPビジネスの未来を共に創りたい
SAPビジネスの今後について、村上は明確な自身のビジョンを語ります。
「内製で大規模なシステム開発を行うよりも、SaaSなどを複数組み合わせることがスタンダードなITの世界にしていきたいと考えています。そこで私としては、とくに中小企業向けのサービス『パブリッククラウド』に力を入れたいですね。
この分野は日本でまだ新しいため、『パブリッククラウドといえばDXC』と言われる存在をめざしたいです。さらに、EAS事業部の他のSaaS製品のチームとも連携し、お客様の課題をより最適な形で解決していきたいです」
さらに村上自身にも、ぶれないキャリアの展望があります。
「私の生涯をかけた目標は、製造業のコンサルタントになることです。製造業のすべてを理解したいんです。もともと、旋盤や組み立てといった『古き良き日本のモノづくり』に愛着があり、手に職をつけて自身の手でモノを生み出す仕事をしたいという夢がありました。
大学でも製造業関連の研究をしていましたが、ITのスキルを活かして、現在はITコンサルタントの仕事をしています。この道をさらに突き詰めて、将来的には『製造業のITコンサルティングなら、すべてお任せあれ』と言える専門家になりたいですね」
会社として、個人として、確固たる未来図に向かって邁進する村上。新たな仲間に求めるものを、こう語ります。
「必須なのは『自走できる』ことです。指示待ちにならず、自らアクションを起こせる人こそ、DXCで活躍できるはずです。そしてもう1つは、『与えられる仕事に対して疑問を持てる』ことですね。プロジェクトを成功に導くためには、お客様の要望をそのまま実行するだけでなく、自身で考え抜き、最適なソリューションを提案することが不可欠ですから。
そんな方と一緒に、パブリッククラウドという新しい市場を切り拓き、さらに他のSaaS製品を組み合わせた新しい提案を成功させたい。その夢を共に実現できる仲間をお待ちしています」
※ 記載内容は2025年11月時点のものです
