文系からのエンジニア就職、決め手は将来性と国際的な環境
幼いころからアニメなどの日本文化を通じて、日本に興味を持っていたという張。故郷の中国を離れ来日したのは大学卒業後の2016年のこと。1年半ほど日本語学校に通った後、日本の大学院に入学しました。環境経営学を専攻し、日本企業の環境問題への取り組みについて研究をしていた張は、就職活動を通してIT業界に興味を持ちます。
張 「大学を卒業したころの中国は、深刻な環境問題を抱えていました。日本では環境問題にどう対応してきたかについて学びたいと思い、日本の大学院で環境経営学を専攻しました。
就職活動を通してもっと先の将来について考えた時に、これからの社会では、ITがより重要になると考えて、IT企業を中心に応募しました。大学院の研究科が国際的な議論や研究に注力していたこともあって、さまざまなバックグラウンドを持った人と一緒に、英語も活用しながら働きたいと思っていたので、外資系の企業を志望しました」
学校からの紹介でDXCテクノロジー・ジャパン(以下、DXC)を知った張は、説明会に参加するとすぐに選考に進み、最初の内定をDXCから受けると同時に就職活動を終えました。
張 「説明会で会社の特徴やビジネスについて知って、かなり早い段階からDXCへの入社を強く志望していました。選考の進み方がすごく速かったので、スピード感のある良い会社だなと思って、内定をもらってすぐに入社を決めたんです」
2020年4月にDXCに入社した張は、3カ月の集合研修を経て、保険業界のお客様を担当する部門に配属になりました。文系出身でエンジニアとしてキャリアをスタートすることに少なからず不安もあったという張ですが、配属から2年経った今、「振り返ってみれば、今の部署に配属されて本当に良かったです」と語ります。
オープンなチームで堪能な語学を武器に奮闘する日々
張は現場への配属以降、2022年11月現在まで、同じ保険業界のお客様のシステムを担当しています。配属から半年ほど経ったころには、自身が担当する領域について自ら計画の策定やお客様へのレポートなどを行うようになり、今では小規模なプロジェクトであれば、ほとんど一人で管理できるようになったと言います。そんな成長を支える環境について、以下のように振り返ります。
張 「環境に恵まれていると思っています。配属された当初は、とても緊張しながらコミュニケーションを取っていましたが、お客様はオープンな方が多く、チームの先輩たちもとても優しいので、すぐに慣れました。
チームの先輩たちの年齢は離れていますが、気さくに話してくださる方ばかりで、世代のギャップを感じることも、コミュニケーションについて困ることもほとんどありません。失礼かもしれませんが、あまりに気さくなので先輩であること忘れてしまう瞬間もあるくらいです(笑)」
入社前から、多様なバックグラウンドを持つ人たちと英語を活用して働きたいと考えていた希望も、しっかりとかなえられていると言います。
張 「チームには私以外にも外国籍のメンバーが多く、場面によって言葉を使い分けながらコミュニケーションを取っています。中国人のメンバーとは中国語、日本人のメンバーやお客様とは日本語、ベトナムのメンバーが参加する場面では英語を使って話します。
多様なメンバーがいる環境ということもあり、チーム全体がいつでもコミュニケーションに対してオープンで、困ったことがあってもすぐに誰かが話を聞いてサポートしてくれます。学んだ語学を仕事で活用できることも嬉しいです」
「入社前に想像していたよりずっと良い環境」だと語る張は、堪能な語学を武器にチームでのコミュニケーションを重ねながら、日々お客様のために業務に取り組んでいます。
システムとビジネスのつながりの中に見出したやりがいと課題
プロジェクトの現場に配属されてから2年が経ち、張は徐々に自身の仕事の成果に手応えとやりがいを感じられるようになったと言います。目の前のタスクをこなし、自身の仕事を客観的に見るようになったきっかけについてこう語りました。
張 「社会人になってから体調を崩して病院にかかった時に、初めて保険の大切さを実感しました。私が担当しているのはシステムのほんの一部ですが、お客様が新しい保険商品を市場にリリースするプロセスに関わることができて、人の役に立つ商品の実現に少しでも貢献できたことはとても達成感がありました」
仕事に慣れ始めて見えたものは、当然ながらやりがいだけではありません。お客様のビジネスと自身の仕事のつながりを実感したからこそ、足りないものも見えてきたと言います。
張 「お客様のビジネスについて理解し始めたからこそ、保険業界に関する細かい知識がまだまだ足りていないことを痛感しています。プロジェクトを進めながら必要な知識を順番に身に付けている状況で、自分が担当しているシステムと使っているテクノロジーについては徐々に理解できるようになりましたが、お客様のビジネスとのつながりについて意識し始めたのはつい最近のことで、保険に関してはこれからもっと勉強しなければなりません。先輩に教わったり自分で調べたりしながら、お客様の商品のことや保険に関する一般的な知識を学んでいるところです」
業務の幅を広げながら、より深くプロジェクトに関わり、より良いサービスをお客様に提供したい。プロジェクトの一員としてお客様と向き合ってきたこの2年間で、張の中にプロフェッショナルとしての意識がたしかに根付いています。
日々の支えと目標は、チームへの感謝と新しいテクノロジーへの強い意欲
お客様のビジネスやテクノロジーなど、たくさんのことを日々の業務の中で学びながら奮闘する張ですが、将来はどんなエンジニアになりたいと考えているのでしょうか。
張 「お客様のビジネスや業界のトレンドについて専門的な知識を持って、プロジェクトを推進できるようになりたいです。割り振られたプロジェクトをこなすだけではなく、お客様に自ら新しい提案ができるようにもなりたいです。
新しいことを提案するためには、常に新しいテクノロジーに挑戦し続けなければならないと思います。そんなエンジニアになるために、今は目の前の既存のテクノロジーについて理解を深めつつ、いろいろな新しいテクノロジーについて幅広い知識を身に付けておきたいですね」
お客様への付加価値の提供と新しいテクノロジーの習得。張のモチベーションを支えている存在のひとつは、身近な先輩やマネージャーです。
張 「チームの先輩もマネージャーもチャレンジ精神に溢れた人たちです。私を含めチームのメンバーに対してとても優しく、エンジニアとしても社会人としても今の私の目標です。先輩の仕事はとてもきめ細やかですし、マネージャーは業務だけでなく新しいテクノロジーの勉強も応援してくれます。
入社当初は文系出身でエンジニアとしてキャリアをスタートすることに少し不安がありましたが、素晴らしいチームに支えられてきたおかげで、今では新しいことに挑戦する余裕も持てるようになりました。次々に開発される新しいテクノロジーを、積極的に勉強したいです」
チームへの感謝と、新しいテクノロジーへの強い意欲を繰り返し語る張。エンジニアとしての探求は、まだ始まったばかりです。
