「誰かのためになれる」と思えば、難しい法律やコンプライアンスの勉強も楽しい
総務部でコンプライアンス・安全安心担当を務めるC。営業コンプライアンスチームの一員として、大丸松坂屋百貨店で働く従業員からの問い合わせに対応しています。
「百貨店に関わりの深い、景品表示法や薬機法を主に担当しています。私たちのチームに送られてくるのは、各店舗で判断を迷われる難易度の高い案件。そのため、調べたり、法務担当や弁護士に確認したり、また5名のチームメンバーで話し合って対応を決めたりと、やるべきことはたくさんあります」
加えて、今期からコンプライアンスの教育研修プログラムを策定し、全社展開する業務にも携わっています。
「今期は、『現場の知識・意識の向上』を目標に掲げています。というのも、新たに担当として配属された社員が多くなったことから、コンプライアンスの知識を十分に習得できていない状況があるためです。学べる環境づくりを私たちが主導すべきだと考え、この取り組みを始めました」
ほかにも、親会社であるJ. フロント リテイリンググループの「2030プロジェクト」にも、大丸松坂屋百貨店の代表メンバーとして参加。グループ内の各社の若手社員らとともに、2030年に向けてどんな組織をめざしていくべきかについて議論しています。
さまざまな業務、プロジェクトに精力的に関わるC。その原動力となっているのは、「人の役に立ちたい」という想いです。
「『誰かのためになりたい』といつも考えながら仕事に向き合っています。私たちのもとに法律に関する問い合わせが寄せられるのは、誰かが悩みに悩んだ結果、解決できなかったから。法律関連のセミナーや薬事系の研修に参加して得た知識を使って力になれていることに、大きなやりがいを感じています」
相手の立場になって考えることの大切さ。この気づきが仕事の糧に
海外で生まれ育ち、高校生のときから日本で暮らし始めたC。異国の文化に関心があり、「文学を通して文化を学びたい」と、文学部に進学します。
大学時代は京都で暮らし、新幹線駅の構内にある土産屋で働いたり、ファストフード店で接客したりと、さまざまなアルバイトを経験。それらの経験を経て、彼女が就職先に選んだのは、「好き」が集まる大丸松坂屋百貨店でした。
「職種へのこだわりはありませんでしたが、接客やディスプレイを考えること、洋服をコーディネートすることがとても好きでした。自分の好きなことをあらためて書き並べてみて、そのすべてに携われると思えたのが百貨店。
中でも、キャラクターグッズ専門店を誘致するなど、おもしろい取り組みをしていた大丸松坂屋百貨店に興味を持ち、入社を決めました」
2013年の入社後、上野店や東京店の店頭に立ち、販売員として紳士用品や婦人洋品の販売を手がけました。この時期に受けた研修で教わったことが、いまも仕事をする上での指針になっていると言います。
「教えてもらった中で、とくに印象に残っているのが、『相手の立場になって考えること』。たとえば商品を販売するとき、『なぜお客さまはこの商品を選ぶのか、または選ばないのか』という視点で考えてみることで、接客の仕方が大きく変わることを学びました」
その後、2016年3月に東京店の営業推進部へ。そこで広告・Web担当を務めました。
「大丸東京店のHPのコンテンツ担当として、写真を撮影したり、簡単な記事を書いたり、ライターさんと一緒にコンテンツをつくり上げたり。このような業務の中でも、以前の研修で学んだ相手目線を意識し、『どうすればこの商品が魅力的に映るだろう』と考えながら、業務に取り組んでいました」
当時は、周囲からダイレクトな反応があることが仕事への意欲を掻き立てていたと言います。
「記事で紹介した商品の売れ行きが良かったときや、広告を出してお店に行列ができたときなど、『ありがとう』『助かりました』という言葉をかけられて。良い施策にはちゃんと反響があるので、手ごたえを感じながら仕事に取り組めていました」
一方で、現在の部署に移り、社員にとっては馴染みのない法律に関する事柄を扱うようになりました。これまで以上に相手目線を意識することの意義を感じていると話します。
「現在、法改正に対応するための説明会を全従業員向けに実施しています。難しい法律内容をよりわかりやすく理解してもらうために相手の立場に立つことを強く心がけ、説明会の資料やプレゼン方法を見直している最中です」
産休育休を取得。自由度の高い働き方ができる環境のもと、復職後は無理なく両立を実現
現在、一児の母でもあるC。2020年11月から2022年4月にかけて産休育休を取得していますが、出産後も仕事を続けることは以前から決めていたと言います。
「周囲にワーキングマザーが多くいたので、復帰後に働き続けることに迷いはありませんでした。これまで仕事をする中で多くの人と出会い、さまざまなことを学びました。
子育てをしていく中で、自分の子どもにさまざまな場面でアドバイスすることを想像したとき、仕事をしているほうが伝えられることが多いと思ったんです」
復職後は、育児勤務制度を活用し、思い描いた通りの働き方ができていると話します。
「復職後しばらくは9時30分〜15時15分までの短時間勤務とし、いまは16時15分まで働いています。復職前の人事面談で『家庭と仕事を両立するためにも、在宅勤務が多い部署で働きたい』と伝えていたところ、現部署に配属されました。
テレワークが基本で、出社は月2〜3日程度。自由度の高い働き方をさせてもらっています」
テレワークの時は通勤がないため、生活に余裕が生まれ、自分の時間を確保できていると言うC。育児と仕事とを両立する上で、大切にしていることがあります。
「まずは自分のことを大事にしようと。疲れがピークに達して余裕を失うと、『早く家事をしたいのに、どうして寝てくれないの』とイライラしてしまったり、子どもが泣き出したら、『なんで私ばっかり』と悲観的になってしまったり。
心にゆとりがあれば、子どもは思いどおりにならないものだからと、包容力を持って接することができます。だから休めるときにたくさん休むようにしていますね」
自分らしい働き方ができているのは、大丸松坂屋百貨店だからこそ
短時間勤務をするようになってからも、自分らしい働き方ができていると話すC。大丸松坂屋百貨店の魅力をこんな言葉で表現します。
「復職後、短時間勤務を希望したので、単純作業が中心の仕事だと勝手に思い込んでいましたが、実際、教育研修プログラムの設計をすべて担当するなど、大きな裁量権を与えてもらっています。復職後もやりがいのある仕事ができて、自分らしく働けるのは当社の魅力だと思います。
また、上司や同僚には、『子どもが体調を崩してしまって』『イヤイヤ期で話を聞いてくれない』など、家庭や子どもの状況を率直に伝えるようにしているんです。そうやって情報を共有しておくことで、いざというときに理解してもらったり、ベテランのママさんからアドバイスをもらったり、なにかと助けてもらっていますね」
そんなCのいまの目標は、周囲の期待に応えながら自分の得意領域を広げていくことだと言います。
「これまでのキャリアを振り返ると、専門的な領域の仕事に携わってきたとあらためて思います。広告・Web担当時代、会社で一番Webに詳しい人になるつもりで取り組んでいましたが、いま携わっているコンプライアンスや法律の面でも、頑張って勉強すれば社内で第一人者になるのも夢ではないはず。地道に専門性を深めていきたいです」
「誰かのために」を原動力に、常に全力投球してきたC。今後もその姿勢が変わることはありません。
「広告やコンプライアンスの勉強を頑張れているのは、『どうすれば喜んでもらえるだろう』と、仕事の先にいる人の存在をイメージできているから。人の喜ぶ顔が見たいという気持ちが根底にあるので、今後どんな部署に異動になったとしても、意欲的に仕事に励む自分の姿が想像できます」
人の役に立ち、ひとつでも多くの笑顔をつくるために。Cはどんな場所でも、しなやかにパワフルに目の前の仕事に向き合い続けます。
※ 記載内容は2023年8月時点のものです

