「なんでもやる&嫌がらない」便利屋として、クリエイターにバフをかける日々
私が所属しているのは、デジタルコンテンツグループという「ゲーム市場」に向き合う部署です。ここには1,000名を越えるクリエイターが所属する、ゲームの開発・制作を行うスタジオ(https://crdg.jp/games/)があります。その部署の中にある「営業推進室」に在籍しています。「営業推進室」とは、まさに字の如く営業を推進できるなら何でもやる部署です。ただ、「営業職」の推進だけじゃなく「クリエイター」のパフォーマンスアップも含まれるので、全てに対するバッファーのような存在だと思ってください。
私の役割は、クリエイターにバフがかかる、つまり価値が上がることなら何でもやることです。本当に何でもやっているので羅列してみますね。
・イベント開催 →クリエイター勉強会&懇親会の開催
・採用 →新卒採用全般&ダイレクトリクルーティング&採用広報
・営業 →各部門の困ったコールを聞いて案件を探してくる、パートナー(クリエイターや技術者など)を探す
・キャリアデザイン →CA支援、ポートフォリオ支援、書類添削、模擬面接、カウンセリング
・マネジメントサポート →インフラや制度、環境の整備(みんなで一緒に組織創ろう…!変えてこう…!と巻き込む人
・学校講師 →新卒採用をする上で、学校側の事情も勉強したいと、週1で学校に常駐して講師業をしています
・クリエイティブ業務 →社内外への発表資料の作成、広報用のデザイン制作、Webサイトのラフ案制作、極稀にイラストも描きます ※Y.Yは元々イラストレーター
・ライター業務 →ゲーム業界を解説する記事を月次で数ページ連載しています
その中でも力を入れているのが、新卒採用です。なぜかって、新卒がいるだけで皆にバフがかかるからです。先輩社員が「僕も過去にこんな熱い想いで仕事してたなぁ、頑張らなきゃ!」と奮起したり、「新卒に教えると『何となく』だったナレッジが可視化・明文化できたぞ!レベル上がったかも」と成長したり、その効果は本当に絶大なのです。私自身も新卒のキラキラな眼差しを受けてデバフが解除され、バフがもりもりに載るので、私のパフォーマンスアップにも繋がっています。
仕事をする上で大事にしている価値観は、「なんでもやる&嫌がらない」ということです。これは、定年まで生涯現役で働いた方の言葉がきっかけでした。その方は「一芸を磨きあげて生涯現役で行くのは難しい、だから人の役に立つことを何でもやってきた、だから定年まで現役でいられた」と仰っていました。「現役」とは、「偉くなる道」ではなく、「イチプレイヤーとして汗水たらして働く道」です。
武器一本で戦い抜けるのは、その道で絶対名前を聞くような著名人だけです。多くの人は目指したとしても、正直一部のコアな層は知ってるけど、大半は知らない…という立ち位置に行くのがやっと。その話を聞いて、じゃあ便利屋になろう、便利屋になるには頼られる人、相談しやすい人になろうと思いました。嫌な顔する人には相談しづらいですから、嫌な顔しないようにしよう…!となったわけです。
無職からゲーム業界へ、イラストとゲームが繋いだ人生の転機
専門学生時代は、マルチメディア科という学科に在籍していました。アナログからデジタル、2Dから3Dまで、デザイン全般を幅広く学べるところです。マルチに活躍したかった、それだけの理由で選んだ学科でした。イラストも、動画も、3Dも、デザインも、何でもやれるクリエイターになりたかったんです。
当時注力していたことと言えば、オンラインゲームと個人Webサイトの運営でしょうか。いわゆる学チカで参考になるようなことは、ほぼしていませんでした。MMORPGの「ラグナロクオンライン」というゲームにどっぷり浸かっていて、一番夢中になった理由は「人との繋がり」だったと思います。今で言うSNSと同じ感覚かもしれませんね。みんなと話したいからログインして、話す話題作りのためにレベリングしたり、レアドロップを狙ったり。当時は今ほど時短文化じゃなかったので、課金すれば極端に強くなるというわけでもなく、時間をかけて楽しんでいました。Webサイト運営も同じで、記事やイラストを見に来てくれる方との交流がメインでしたね。
ただ、実はこのオンラインゲームどっぷりの日々が、色んな縁を生んで仕事に繋がったんです。オンラインゲーム仲間かつイラストレーター仲間から声をかけてもらって、「良かったらウチ来る?」みたいなノリで就職することができました。何がどうなるか本当に分からないものですね。
というのも、私は就職活動を一切しなかったんです。目だけは肥えてしまって、自分の力に自信が無く、1社も応募せず卒業、無職になりました。本当にしんどかったです。家族から何でもいいから応募しろとか、こうしろああしろとは、ほとんど言われませんでしたが、めっちゃ心配していたと思います。言われなければ辛くないかと言えば、辛いんですよね。心配は伝わる、だから安心はさせてあげたい。
でも可能性があるなら夢を狙いたいという甘い想いもあり、中途半端にバイトしながら中途半端に絵を描く生活をずっと続けていました。時間が経つと焦りもある。確かに自分の腕は成長しているけど、上を見たらキリがない。SNSやUGC(ユーザー生成コンテンツ)も当時すでにあって、今まで知らなかった無名なのに超上手い人達をたくさん見る。もう無理だって分かっているけど止まれなくて、ネガティブなスパイラルで落ちていく感じでした。
そんな状況から救ってくれたのが、ゲームやイラストを通じた縁だったんです。ネット上の友人の力で就職し、ゲーム業界のクリエイティブに携わり、無職だった頃考えていた一通り夢だったことは半年ほどで叶えてしまったんです。遊ぶにしても人の縁が増えるものは、学生時代にやれると運が良ければ何かのチャンスが巡ってくるきっかけになるかもしれません。
「転職してもOK!」と背中を押す。クリエイターファーストを貫く文化と人の良さ
前職でクリエイティブに携わる事業の後、新規事業として人材紹介業の立ち上げに関わっていたのですが、「業界に入りたくても入れない人を助ける」のが自分の人生とも重なり、自分にとってのやりがいだと気付いたんです。残念ながら前職は事業継続が難しく、これからもクリエイターを支えたいなぁと思っていた際に出会ったのがC&R社です。「未経験を育成し就業に導く仕組み(現:C&Rクリエイティブアカデミー)」に驚きました。未経験の方の支援がたいへんなのは、前職で身に染みて分かっていました。未経験の方を育てて送り出すのは、本気でクリエイターのことを想っていないとできないんです。クリエイティブへの愛がなければ続かない。だから「この会社は本当にクリエイターのことを考えているかもしれない。騙されてもいいや、入って内部を見てみよう!」という気持ちで入社を決めました。
入社して感じた当社の魅力は、クリエイターのやりたい!を叶えようとする姿勢、柔軟さですね。環境もありますが、どちらかというと「人の良さ」。これに尽きます。
本当に常軌を逸しているんですが、当社には「転職してもいいよ」という文化があるんです。クリエイターってやりたいことが人によって違いますし、見ている分野や専門領域、技術も色々あります。だから、やりたいことや一番成長できる場所って人によって違うんですよね。なので、やりたいことや圧倒的に成長できる環境が他社にあるなら、その会社に行けた方がいいよね!って背中を押してくれるんですよ。
普通、新卒で採用して育成して、これからを担ってくれる人が抜けていくのは戦力ダウンですし、売上も減るはずです。それでも「その人の価値が最大限高まることを優先させる」、そんな文化があるんです。しかも、それを上司だけが許してくれるわけではありません。同僚もポートフォリオの添削をしてくれたり、アドバイスしてくれたり、推薦文も書いてくれます。みんなで支えるんですよ。あったかくないですか…?!
そんな文化だからか、退職したメンバーともずっと縁が続くんです。当社の所属から離れた方も、パーティーやBBQ、懇親会には顔を出してくれますし、退職した後、また戻ってくるのも歓迎なので戻ってくる方もいます。そもそも取引先に転職することがほとんどなので、仕事で良好な関係が続くこともあります。
退職した後も、困っている友人がいたら、クリークなら力になってくれるよと紹介してくれるなどして、そこから採用に至ることもあります。退職したのに友人紹介経由の採用みたいなのが続いていて、「辞めた方からほぼリファラル採用ってどういうことなの」とツッコミたくなることもあります。
こうした人の良さは、ミッションに掲げる「クリエイターの生涯価値の向上/クライアントの価値創造への貢献」が全てにおいて最優先とされていることに表れています。仕事で何か迷った時は必ず「そのアクションは本当にクリエイターの価値が上がることなのか?」と自分に問いかけるよう訓練されているんです。だから、大体みんな考えていることが同じなんです。根っこが同じなので健全かつ建設的な話ができることが多いですね。
そんな利他的マインドな人が多すぎるおかげで、有志で集まって会社の環境を良くしていこう!という部門に属さない組織「HATARAKU+(ハタラクプラス)」も最近できました。役職も立場も全然みんな違うんですが、みんな意見を出し合って、会社に良いことがたくさん生まれています。例えば、中途入社者にも優しい、大体の困り事が解決するスターターキットの作成やオフィスの環境や風紀を守るポスター制作などです。自分の利より他人の利、人のために動けるというのがC&R社らしさ、魅力なんじゃないかって思います。
「原動力」と「行動の証明」。クリエイターとして生きる熱量を語ってほしい
やりたいことがある方、好きなことがある方に応募してほしいですね。クリエイターとして生きていくのに必要な大事な大事なあつ~~い「原動力」を持っている方を採用したいです。私もイラストを描くのに普通に40時間とかかけられるんですが、絵を描かない方からしたら40時間かけるって苦痛だと思うんです。でも、クリエイターという生き物になると8時間くらい余裕でぶっ続けて作業できるんですよ。多分これ「原動力」があるからなんです。
何かしら頭の中にあるものを現実にアウトプットすることが楽しくて仕方ないとか、目標に近づいている成長の実感とか、アウトプットした後に妄想するのが楽しいとか。多分何かクリエイターとして生きるエンジンを動かす原動力があるハズなんです。なので、夢中になっているもの、目標、夢、何でもいいので語れる人に来てほしいですね。
欲を言えば、ただ好きや楽しいだけじゃなく、好きだからこれだけのことをした、こんなものを作ったという実績、つまりポートフォリオはほしいです。どんな職種でもポートフォリオはあって良いのです。行動を可視化し人に分かりやすく伝える力があるか。我々は画集が見たいのではなく、「本気でこの職業になりたいと考え努力したことを証明してほしい」んです。
面接では、その原動力は何なのか聞きたいですね。それが弊社のミッションにある「クリエイターの生涯価値の向上」の『価値』にあたると思っています。一緒にその価値の上げ方や、価値が上がった先にある未来の姿を想像して話したいです。WHY(なぜやるのか)・WHAT(何をしたいのか)・HOW(どうやりたいのか)で言うと、私が特に知りたいのはWHYの部分です。例えば「3Dキャラモデルの肌を本物の肉感に近づけたい」という情熱も大事ですが、それは何でやりたいのか、やるとどういう報酬が自分にあるのか。ゲームのプレイヤーに本当にキャラクターが生きてそこにいるような体験をして心を動かしたいから、とか。
自分が実際プレイヤーとして体感したエピソードであれば、具体的なタイトルやキャラクター名なども交えて恥ずかしがらず語ってほしいです。
原動力が強ければ、本気であればあるほど「行動」をしているので、その行動をよく見ています。ただ思っているだけ、考えているだけ、なんとなく楽しいだけだと、ゲームやクリエイティブの生みの苦しみを乗り越えられないと思うので、魂を削るほどの努力、これ以上ないってぐらい全力を尽くした行動があるかは見ています。
堅苦しい姿勢で、綺麗な言葉で話す、なんてのは求めておりません。言葉がつたなくても、本気の情熱が伝わればまったく問題ありません!面識はない友達の友達と話すぐらいの気持ちで挑んでいただけると、お互い一番良い時間になると思います。一緒に価値の上げ方や、価値が上がった先にある未来の姿を想像しながら話しましょう。クリエイティブは楽しいぞ……!この先の未来、みなさんとお話できるのを楽しみにしています。
\C&R社の「利他的マインド」とは?/
例えば、社員が独立して起業したいと言ったとき、当社は、「最初はたいへんだと思うから、社員時代と同じ報酬水準で仕事を発注しようか?人がほしいけど採用はまだ早いと言うなら、スタジオの人を常駐させようか?常駐する人が手隙にならないぐらいには仕事は渡すけど、その仕事だけをやってほしいわけじゃない、むしろそちらの環境でしか経験できないことも積極的にやらせてあげてほしい」といった提案をします。他社の方がこういう話を聞くと「そこまでするの?」「むしろやっていいの?」と驚かれることが多いです。
また、経営難に陥った会社を支えることもあります。固定費(毎月の人件費など)の支払が難しくなった会社に対して、「弊社で固定費を負担しましょう、ついでに仕事も渡しますね」と提案することも。ビジネスライクに考えれば競合やライバルになり得る会社ですら、そうするんです。「業界を盛り上げたい、業界を支えたい」という気持ちがあるからできるんですが、普通に考えたら「人が良いを超えて、ちょっと怖くない?!」という常軌を逸してる感じしますよね!でも、そんな会社だから好きなんですよね。
