2024年9月に発足したInnovation TOGETHER推進室は「主体性・挑戦・共創」という行動指針を体現する25人の社員たちで構成され、4チームに分かれて活動しています。今回は各チームの代表者に自ら手を挙げて参加した経緯や活動内容、そこから見えてきた新たな可能性について聞きました。
それぞれのチームの役割とミッション──企業カルチャー変革の4つの視点
▲左から岸本(和)、浅井、乾、岸本(健)
──まずは、Innovation TOGETHER推進室の4つのチーム、「カルチャー」「ソリューション」「イベント」「イノベーション」の役割について教えてください。
岸本(健):カルチャーチームは、全社へInnovation TOGETHERのスローガンを発信しながら、社員の好事例や役員の事例を公開することによって文化を醸成していくチームです。
今期は全社員に対して実施しているサーベイをInnovation TOGETHER推進室が一丸となって推進することになり、カルチャーチームでアンケートフォームの作成や全社配信を担当。その後の分析はソリューションチームに引き継ぐという流れで進めています。今期はサーベイを一緒に実施するというミッションだったので、乾さんの所属するソリューションチームと非常に密接に関わってきました。
乾:アンケートを取っていただくところまではカルチャーチームにやってもらって、私たちソリューションチームではその分析をかけ、社長への報告資料を作成しています。チーム名の通り、全社的な課題を吸い上げて解決策を練り上げ、社内の各部署と連携してよりよい会社にしていくことがミッションです。
浅井:私はイベントチームに所属しています。イベントチームでは、サーベイの結果から浮かび上がった社内のコミュニケーションに関する課題を、イベントの企画運営を通して解決することをめざしています。
岸本(和):イノベーションチームは現在、社内のAI活用文化を推進するような活動を行っています。
4人がInnovation TOGETHER推進室参画に手を挙げた理由とは?

▲カルチャーチームの岸本 健太郎
──皆さんは自ら手を挙げてこのプロジェクトに参加されたそうですが、その理由を教えてください。
乾:私は2021年新卒入社でまだまだ若手社員に入るので、若手や同期など、近い年齢の方々に刺激を与えられたらいいなと思って立候補しました。また日頃、事業本部を超えた他部門との接点がほとんどないため、さまざまな人と出会いたいという気持ちもありました。
岸本(健):10年ほどの職務経験の中で、今回のような社長直下の全社横断型プロジェクトという機会は初めてでした。全社からさまざまな人が集まると思い、新しいつながりを作りたいという思いがありましたね。普段の業務にもプラスになると思ったんです。
浅井:私も普段関わりのない人たちと意見交換ができることがとても魅力的でした。私たちは一期生ということで、前例がない中でゼロから作り上げるという点にも大きな興味を感じました。
──このチームに参加することで横のつながりは大きく変わりましたか?
岸本(健):かなり変わったと思います。ICT事業本部やコンシューマ事業本部の人々など、幅広い業種のメンバーとこれほど話す機会は本当になかったので、いい刺激になっています。
時には飲み会なども開催して、各事業本部ならではの話を聞くことができる貴重な気づきがありました。こういった交流が全社に広がればいいなと思っています。
浅井:これだけ大きな会社だと、他部署がどんなことをしているのか知る機会が少ないんです。今回、同じ会社でも部門によって業務内容がかなり異なることにあらためて気づきましたね。「そんなことをやっているんだ」という新たな発見や刺激はとても大きいです。
フラットな組織作りの挑戦──リーダーのいない自由闊達な組織の在り方
▲ソリューションチームの乾 大樹
──実際のプロジェクトの進め方や雰囲気を教えてください。
岸本(健):カルチャーチームはメンバー全員のスケジュールを考慮して、週1回の分科会という形で実施しています。年齢層が30代から50代までと幅広く、事業本部もバラバラという構成です。年次が上のメンバーは過去の実績に裏付けられた発言をされるので、説得力があり、非常に勉強になります。
加えて、所属する事業本部の異なるメンバーが集まっているので自分の部署にはない視点や発想を得ることができ、毎週の分科会が新鮮で楽しいと感じています。
乾:ソリューションチームは隔週に1回の分科会を行っています。そのほか全体では、月1回の定例会で各チームの活動報告を行っています。
私は普段営業を行っており、営業の業務はもちろんお客さまありきで進みます。一方でInnovation TOGETHER推進室の活動は筋書きが一切なく、自分たちで決めていくことができます。その分納得感を持って進められる点が、普段の業務とは異なるおもしろさだと思います。普段の業務とは違った角度から物事を考えられるので楽しいです。
浅井:私は、実はカルチャーチーム内では最年少なんです。しかし、Innovation TOGETHER推進室は年齢や役職に関係なく全員がフラットに活動するチームなので、最年少だからといって意見が言いづらいということもなく、自分から発言できる環境があることは新鮮でおもしろいと感じています。チームの雰囲気もよく、なんでも言い合える環境ですね。
岸本(和):私も普段の仕事はもともとお取引いただいているお客さまを受け継ぐ形ですが、Innovation TOGETHER推進室では0から1を作る仕事なので、とても楽しいです。皆さんが話しているようにチームメンバーが協力的で雰囲気がよく、他部署のメンバーとのコミュニケーションもスムーズに取れています。
岸本(健):Innovation TOGETHER推進室全体に、基本理念として「リーダーは作らない」という考え方があります。それは役職のある方がリーダー的な役割を担うと、自由な発想や若い人のアイデアを取り入れづらくなってしまうからです。全員がフラットな立場で活動している点が重要だと思います。
業務との両立は難しい?忙しさの中にある成長と変革への期待
▲イベントチームの浅井 奈々
──皆さんは普段の業務と並行してInnovation TOGETHER推進室の活動をされているわけですが、正直なところ大変ではないですか?
岸本(健):施策を実行する段階になると確かに大変です。サーベイではフォーム作成や全社配信のダブルチェックなど、考慮すべきことや作業が多くあります。工数が足りているのかと聞かれれば、正直足りていないです(笑)。
ただ逆に、普段の部署では行わない仕事なので、それが息抜きになっている面もあります。
乾:僕は正直に言うと、かなり大変ですね。思っていたよりもスケールの大きいことができるのでおもしろいと思う反面、こんなに工数がかかるというのは予想外でした(笑)。
でも、忙しさを理由にこのような機会を逃してしまうのは違うと思いますし、自分の活動が今後会社のさまざまな場所に結びついていくだろうと感じています。今は自己成長のための機会として取り組んでいます。
浅井:私も率直に言うと、思っていたより大変です(笑)。ただ、イノベーションチームの皆さんが取り組んでいるように、会社としてもAIに力を入れているので、AIを活用して業務効率化を図れば、今後両立もしやすくなるのではないかと思っています。
──どのようにモチベーションを保っているのでしょうか?
乾:「誰もやらないなら自分がやる」という思いで取り組んでいます。いずれこのような活動に参加する人が増えれば、1人が負担を抱え込むのではなく、みんなで分担していける形になると思います。その状態をめざして、今は限られたメンバーで一丸となって汗をかいている段階だと考えています。
岸本(健):取り組み自体が発足したばかりなので、まだまだ伸びしろがあります。今はチームの中でも、自分で「これをやります」とやるべきことを見つけて取り組める人が主体性を発揮している印象です。このような姿勢が最終的には全社に広がっていけばいいですね。
よりよいSB C&Sをめざして4人が思い描く未来とは?今後の展望について
▲イノベーションチームの岸本 和樹
──最後にInnovation TOGETHER推進室の活動を通して、どんなSB C&Sになってほしいと思いますか?また、今後やってみたいことがあれば教えてください。
岸本(健):カルチャーチームとしてはやりたいことはある程度決まっていて、優先順位をつけて効果的なものから進めていく予定です。来期は全社員が使えるコミュニティプラットフォームの普及に向けて動きたいと考えています。
そのためには情報システム本部を巻き込んだり、セキュリティの問題を検討したりと、かなり大がかりな取り組みが必要になりますが、それらを乗り越えて全社員が横のつながりを持てるようにしたいです。
乾:当社には大小さまざまな課題があると思いますが、それをInnovation TOGETHER推進室の取り組みを通じて1つでも多く解決していきたいですね。そして、この活動に賛同してくれる社員がどんどん増えてくれればうれしいです。
浅井:イベントチームはイベントの企画運営を通じて社員のコミュニケーションを活性化し、それによって離職率の低下や社員のモチベーション向上につながるイベントを企画していきたいと考えています。
ただ、社員が強制的に参加しなければならないというのではなく、主体性を持ってイベントに参加してほしいという思いがあります。そのため社員が「参加したい」と思えるような楽しいイベントをこれからも企画していきたいですね。
岸本(和):イノベーションチームではこれからもAI活用を活発化させていきたいですね。自分自身のことで考えると、やはり給料が上がるとうれしいと思うんです(笑)。
そのためにはAIを活用することによって単純作業に費やす時間が減り、より付加価値の高い業務に時間を割き、ひいては会社全体の収益が上がるという構造が理想だと思います。
当社のAI活用はまだ十分に浸透していないのが現状ですから、イノベーションチームで推進して、まずは自分から、そして周りの部署、全社へと広げていき、さらに効率化になり収益が上がるという生産性の高い会社になればいいなと思っています。
※ 記載内容は2025年3月時点のものです
