2025年10月23日、ボッシュ横浜本社にて、AIの最新トレンドと未来を体感する一大イベント「Bosch Japan AI Day 2025」が、ボッシュの従業員向けに開催されました。
昨年に続き2回目の開催となる今回のイベントでは、本社含めグローバル拠点では未実施の、日本独自の体験型プログラムも多数展開されました。
日本の伝統とAIの融合:ダルマの目入れで未来を拓く
オープニングセレモニーでは、代表取締役社長クリスチャン・メッカーのメッセージに続き、日本の縁起物である「ダルマ」に片目を入れ、イベント成功への願いが込められました。これは、ボッシュが日本文化を尊重しつつ、AIという最先端技術で未来を切り拓くという強い意志を象徴するものでした。
グローバルとローカルが織りなすAI活用の最前線
イベントのハイライトの一つは、自動車部門向けAI活用ネットワーク「BBM AI Performance Hub」の紹介です。
ここでは、AIマーケットプレースに集約されたbe EQUIPPED (従業員が利用できる既存のAIソリューション)、be EMPOWERED (社内で活用できるAIツール、ソフトウェア)、be ELEVATED (従業員が参加可能な学習プログラムや社内コンペティションなど)プロジェクトをリードするメンバーや国内のAI活用推進責任者が登壇し、ボッシュのグローバルでの連携、そして社内で実現しているAI活用の最新事例について詳細に解説しました。
グローバルな知見とローカルなニーズが融合し、いかに革新的なソリューションが生まれているかが示されました。
「Let’s Talk」で深まるAIの未来像
午後のパネルディスカッションでは、GitHub社の服部佑樹氏、Spark+社CEOの本田 純平氏、そしてボッシュ社内でDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するメンバーらが登壇し、AIの未来について熱い議論を交わしました。
会場やオンラインから寄せられた多岐にわたる質問にも丁寧に回答がなされ、参加者と登壇者が一体となってAIの可能性を探る活発な意見交換が行われました。
リアルなAI体験と明日から使える実践スキル
「AI@Action」と題された午後のセッションでは、外部企業5社を含む23のAIユースケースマーケットプレイスが登場し、最先端のAIソリューションが紹介されました。参加者は実際にAIに触れることで、その可能性を肌で感じていました。(関連:データサイエンスの競技大会を通じて実戦形式で学ぶ勉強会、「AIデータサイエンスクラブ」設立)
さらに、参加者がAIに関する知識やスキルを「明日から実践できる形」で持ち帰れるよう、全8種のブレイクアウトセッションも実施されました。AIツールのハンズオン講習、GitHub Copilotのスペシャルゲストとの交流、AIコミュニティの活動紹介、そして製造現場でのAI活用方法など、多岐にわたるテーマが扱われ、参加者の興味関心に応じた学びの機会が提供されました。
とくに、GitHub社のエンジニアを講師に迎えたGitHub Copilotハンズオンでは、GitHub CodespacesやVSCodeを用いた実践的な演習が行われ、参加者はAIによるコード補完や「Agent Mode」による自動化を体験し、開発業務へのAI活用に対する期待値を高めることができました。
イノベーションを加速する「Agentic Hackathon」
Bosch AI Day2025の前日まで2日間をかけて開催された社内のハッカソンイベント「AI Agentic Hackathon」で成果を挙げたチームを称える表彰式も実施されました。このイベントには、さまざまなロケーションから19組全80名以上が参画し、社内課題の解決につながるAIエージェントの開発に挑戦しました。
なお、イベントの参加者には、事前トレーニングやメンター支援、ローコードツールによる開発環境が提供され、参加者はAIツール活用スキルを高めながら、革新的なソリューションの創出にあたりました。各チームが独創的なAIエージェントを発表しました。
表彰式には、ロバート・ボッシュGmbH取締役会メンバーのタニア・リュッカートがアバターで登場し、AIの重要性についてスピーチ。続いて、受賞チームには弊社副社長の松村が賞を授与し、その成果を称え、 UX/UI賞、チームスピリット賞、ビジネスインパクト賞など4部門で表彰されました。
AIが拓くボッシュの未来
最後に、副社長の松村がクロージングスピーチで「Bosch Japan AI Day 2025」の成功を祝い、ダルマの両目に目を入れてイベントを締めくくりました。ボッシュは今後も、体験型イベントや学習の機会を通してAI活用を積極的に推進し、事業の発展と社会への貢献をめざします。
※ 記載内容は2025年10月時点のものです
